現場ブログ

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既存の棟瓦は普通の釘で固定してありました。塩害で釘が錆て膨らみ瓦が割れてしまう場合があります。  一度全て撤去し、真ん中に芯棒を設置して、もう一度一から積みなおしました。
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積み直して一番上に管ぶり瓦をかぶせて、銅線できっちり締め直したのでこれで大丈夫です。
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玄関上野入母屋の屋根の下り棟を全て取り除いて、葺き直しです。全体的に全て固定の仕方が良くありません。平瓦もシーリング止めをしていきます。
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薪の木を伐採していきます。後の片付けが大変になるので、枝から細かく解体していきます。薪の木でおおわれて見えなかった側溝が出てきました。途中まで側溝の蓋がしてありますが木に覆われていた部分は蓋がありません。驚いたことに側溝を突き破って一ヶ所薪の木が生えていました。
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伐採が終了して、ブロックを積む為のベースコンクリートと鉄筋を配置していきます。境界の杭が打ってあるので、それよりも屋敷側に収まるよう施工していきます。レベルを見て、既存のブロックとの目地の通りを合わせるのが重要です。ブロックの種類はシャモティのベージュになります。
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新築時に植えた薪の木が大きくなりブロック+フェンスにリフォームしたいという問い合わせがありました。高さもH2500以上にもなっています。薪の木は成長が早い方ではないので年輪も詰まっていて昔は敷居に使われる材料でした。横に枝が伸びる木なので定期的に剪定しないと道路側に出てきます。木の根元には側溝があるのですが枝葉が伸びてどこにあるのかわからない状態になっています。
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これが提案させていただいた図面です。左写真の右側からシャモティブロックが来ているので同じブロックを4段積んで、その上にH1200のフェンスを施工してトータル2mの高さになります。既存の薪の木より低い形になりますが、2mあれば通りからの視線は防げることができます。
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ブロックは右側からシャモティブロックが来ていますので、同じ商品で4段(H800)繋げていきます。そしてその上にH1200のフェンスを施工していきます。 三協アルミのフェンス「レジリア」の特徴は向こう側が見えないフェンスですが、風が抜けるようになっていますのでとても人気があります。風の抵抗を和らげることができる商品です。
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10番が大棟です。7,8が東面の下り棟になります。全ての棟がしっかり固定されていませんので蛇行しています。昔は棟の高さが高ければ高い程形が良く形が良いとされていました。また入母屋の屋根の形もかっこいいとされていましたが、
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何年か前の地震で高く積んである大棟が崩れて写真のような一段積みのような形になっています。こうすることで地震が来ても棟が崩れることは少なくなります。形はあまり良くありませんが、崩れ落ちた瓦が下に落ちてきてけがをすることはありません。安全性は高くなります。
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このお宅は交差点の近くですので信号待ちをしている車にでも落ちてきたら大変なことになります。 写真は西面(交差点側)の下り棟の様子です。5,6番の下り棟は止めてある線がゆるんできていて瓦一枚一枚に隙間ができていて、蛇行しています。もし、地震が来れば滑り落ちてくる可能性は高いと思います。
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実際にお施主様も何年か前の地震で玄関前に止めてあった自分の車のボンネットに瓦が落ちてきたことがあるようです。 大棟を全て取り除いて下地の固定金具を付けて復旧します。水廻りリフォームより先にこちらの改修が先になります。
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築30年ほどの木造2階建て瓦屋根の建物です。最初は水廻りと内装リフォームの老朽化でお問い合わせがありました。が屋根瓦がズレテいるという事で、急遽、屋根瓦の改修となりました。
写真の下り棟を良く見ると右、左に蛇行しているのが確認できます。大地震でも来れば滑り落ちてきます。
昔は、屋根の棟の高さが高ければ高い方がカッコイイと言われていましたが何回かの地震で高く造ってある棟はほとんど崩れてしまいました。それからは形というより安全性を優先するようになりました。屋根に上がってみると上棟時の瓦の葺き方に問題がありました。お父様の希望で棟を高くしたり、入母屋の部分を何ヶ所か造ってあります。
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屋根勾配も上がってみると結構な勾配ですので改修時には全体の足場が必要になります。  写真でもわかるよう間ぶり瓦もゆるんで下にずれています。この建物は川沿いにあって風あたりも強く、交差点の角地に建っていますので、万が一瓦が滑り落ちて信号待ちをしている車にでもあたってもしたら大変なことになります。最初に見つけてくれた通りがかりの職人さんでしょうか?声をかけてくれた事に感謝です❣