菊川市下平川 古民家再生 築95年 高性能住宅に甦る!(基礎・土台工事)

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古民家の下屋と取付部分の柱が重要な構造となりますので根がらみベース基礎が最も重要な基礎部分となります。 屋根裏まで続いている4.5寸の太い柱は建物の周りにまわっています。その周りを下屋根(下屋)といい、外から見ると切妻の大屋根(上屋根)があります。その下に低い屋根が廻っているのが下屋になります。古民家は平屋であっても中二階(屋根裏)があります。 先に、その廻っている柱の基礎施工をしています。
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周りの基礎が終了すれば、内部の基礎工事に入ります。地面からの湿気がありますのでシートを敷いてその上から束石を置いていきます。木造住宅は湿気は大敵ですので風通しの良い環境を作ることが肝要です。最初の現場調査でも床下の風通しが良く、腐食やシロアリ被害はありませんでした。家の周りに設けてあるメッシュの網だけですが、かえって換気が良くて、95年も経っているのに?ビックリします。{木まわし}といって自然界で生えていた状態と同じように使ってあげれば年輪と同じだけの耐久性があると言われますが本当だと思います! 手前左側に写っているのが家の一番太い柱で大黒柱。その奥にある大工さんが施工している近くにある柱が大黒柱より一回り小さいのも大黒柱です。この家は「夫婦大黒」といわれる柱がありました。
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土台、大引きをまわして、その下に鋼製束で支えて3尺間隔で施工し、水平の床下構造を造っていきます。これに桧根太(60mm×45mm)を流して、床断熱材50mmを施工していきます。