現場ブログ

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奥様にリフォームする順位を伺ったら、1番が階段の掛け直しでした。何年か前にはホール吹き抜けに階段を設置するのが流行りました。玄関に来た来客だけが感動する。実際に暮らしてみるとスペースを取り、ただ広いだけで生活はしにくいと言うお客様の声が沢山あります。このお宅の吹き抜けは2階の中央にあるため採光をあまり期待できません。正面には、レンガで造った小さな庭がありました。
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階段を撤去して、北側の廊下から2階に上がれる周り階段を造り、その隣には1坪の収納スペースを造り、洗面脱衣からすぐに入れる下着などの収納スペースです。写真には見えませんが、吹き抜けの大きさが大きかった為、玄関側に少し吹き抜けが残ります。2階から階段を下りてくる途中玄関の様子も見える面白い空間となりました。ホールのフロアーは樹齢300年の赤松15mmをこれから施工していきます。
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昔の人達が考えた桐ダンスに習って一畳スペースの収納を造ります。 桐の持っているタンニンと言う成分は虫を寄せ付けない効果があります。その性質を利用してタンスを造る発想するところは昔の人はすごいと思います。自然の力を利用しての創意工夫。桐は大切なものを保管するところにも使われています。テレビでも放映される「開かずの金庫」の最後の保管場所はほとんど桐が使ってあります。また燃えにくいという効果もあるからだと思います。
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写真の左側に二台のクローゼットを設けました。以前の広縁とデットスペースになっていた所に設置したのでLDKからもスムーズに出し入れが可能です。右側には洋服を収納し、左側は物入です。内部は桐仕上げなので防虫剤も必要ありません。 赤松無垢フローリングも施工完了です。正面真ん中にI型キッチン、クリナップのステディア施工していきます。キッチンの続きにテーブルが繋がりますので作業動線は良くなります。
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既存のダイニング12畳+和室8畳+広縁4畳を⇒LDK20畳と食品庫4畳にリノベーション。 広縁と和室8の境にあった雪見障子が採光を妨げていたので撤去して、ダイニングと和室8の境にあった押入れを撤去して採光、風通しの良い20畳のLDKとしました。正面奥の食品庫は4畳もあり、奥様の希望で漬物たるなどを保管する場所が欲しい。北側、東側の壁面に物の大きさによって高さを移動できる棚を造りました。真ん中に造っている半壁はキッチン設置場所となります。
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フローリング下には捨て貼りと言って12mmの構造用合板を施工して不陸が無いようにすることと耐震性を高めることができます。床下の厚みは27mmとなります。その下には断熱材50mmが入っていますので全部で77mmの床の厚みとなります。これだけの厚みがあれば床下からの寒さはしのげます。床に施工した赤松無垢フローリングは遠いロシア-47℃にもなる過酷な環境で育った床材です。寒い所で育った木は年輪の幅が1mm程度です。一年で1mmしか大きくならないという事です。ですから耐久性のある材料と言えます。昔の大工さんは「木まわし」といて適材適所で木を使ってあげるのが一番良いと言われています。  例えば、柱などは縦の力に強い桧、杉を使ってあげる。梁は米松を使う。松は脂が出て横に枝が出るほど粘っこい。土台はヒバ、クリなど使います。ヒバは湿気や水分があるとヒノキチオールなどの臭いを出して虫を寄せ付けません。赤松無垢フローリングは耐久性があるので床に使ってあげると良いでしょう。本物の天然素材なのでいつまでも木の香り(フィトンチット)などの癒しの効果も期待できます。一般的なカラーフロアーと違って中まで本物ですからいつまでも良い香りを楽しめます。どこにいても早く家に帰りたくなる住まいに生まれ変わります。
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シロアリ被害になっていた食器棚を撤去してみると棚の後ろにあった筋交いもシロアリ被害になっていました。表面は残して内部だけを食べてしまうので始末が悪い。木をたたいてみると良くわかります。軽い音がします。この建物は床面にコンクリートが打ってありますが、立ち上げの基礎との隙間から上がってきています。
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結局、シロアリ被害を追及していくと大引き部分が大分被害にあっていましたので全て取り換えることにしました。表面から見ると形が残っているので大丈夫だと思いがちですが、中身がないと潰れてしまいます。もう少しこの状態が進めば床が落ちてしまいます。定期的にシロアリ防除はしておいた方が安心です。
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基礎換気窓の数が少ない為、床下の環境があまり良くありません。ベースコンクリートが床下に全て打ってあり間瀬が、基礎を立ち上げた部分との隙間から太い蟻道が確認できます。そこから入って土台、柱、大引きの順番で食べられていました。
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大引、根太全て取り換え、シロアリ防除処理をして断熱材ミラネクストΛ50mmを嵌め込んでいきます。室内側にピッタリ付けて施工し、床下は風が通るような環境を造ることが重要です。フローリングと断熱材の間に空気層ができないように施工することが大切です。空気層ができると高質な断熱材を使用しても断熱効果はありません。グラスウールのような断熱材は湿気を吸って一度縮むともとの形には戻らないので空気層ができて内部結露の原因になることもあります。カビや腐朽菌なども発生する場合があります。 ミラネクストラムダは湿気や水分に強く変形しにくい断熱材です。
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昨日、今年の春にリセット住宅をお引渡しになったお客様より新米をいただきました。今年の夏はとても暑かったんですが、家に入ると少しひゃする感じがしました。とお客様からの喜びの声と新米をいただきました。玄関を開けると木の香りと癒しの空間に一日の疲れをいやしてくれるのが本当の住まいだと思います。家に帰って来るのが楽しみだと言っていました。 「快適な暮らしの提案」する私達プロにとって何より嬉しいお言葉です。これからの励みにもなります。
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先日完成した新築「木のひらや」のお客様からも同じようなコメント頂きました。「外は暑いんだけど玄関に入ると何かひゃとするよ!」と言ってました。家づくりは見えなくなる所の造りが重要です。 耐震性、耐久性、省エネ、健康、癒しの空間!この五つが全て揃って本物と言えるでしょう。天井、壁、床に水や湿気で変形しにくいウレタン系の高質の断熱材を使用し、外側には放射熱96%カットするレフミラーを施工することで、ひゃとする空間を作ることができます。また冬は反対に室内で使う暖房器具の効率を高め、省エネにもつながります。
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これらすべての工事は天井上、壁の中、床下全て見えなくなってしまいます。家づくりは見えなくなってしまう所の造り方が大切です。最初に少しコストが掛っても、毎日のランニングコストを積み重ねて行けばロウコスト住宅の光熱費と同じになる時が来ます。それからは光熱費が安く長持ちするリセット住宅がいいですよね!