現場ブログ
2026.3.30
築90年の古民家再生です。太い梁が構造躯体に使われていますが、築180年の古民家になるとさらにこの倍の太さになります。年代が古ければ古い程昔は木材がふんだんにあったことを証明してくれます。今は古民家を改装してカフェにする業者も増えてきました。古民家は釘など使わずクサビなどを使っているので解体して別の場所に移築することもできます。日本の伝統工法なので在来工法と違って耐震補強は揺らして力を逃がすと言う考え方になります。制振の考え方です。
3,4ヶ月掛かるリノベーションとなりますので仮設も含めシステムバスの設置となります。新築工事もそうですが今はお風呂が一番最初に出来上がります。昔はタイルのお風呂だったので完成間際にお風呂が完成する順番でした。各部屋の建具仕上げも同様で完成間際に建具のつり込みが終って完成と言う順番でしたが今は各部屋の壁を造作している時に建具枠を取り付けて行きます。建具建材は扉と枠が一緒にセットされているので先に取り付けます。時代の流れとともに家づくりも変化しています。工場でできるものは工場で造り現場で人が造る作業が減ってきています。
システムバスはタカラスタンダードのグランパスです。他のメーカーと違って床下の構造が違います。他社に比べ耐震性に対応した構造になっています。お客様と一緒にショールーム見学に行き各商品の説明をして頂きました。グランパスの浴槽の断熱材は高質な断熱材をしているので熱伝導率は高いと思います。床のタイルも「いまだにタイルか?」と思いましたがお湯をかけると床がすぐに暖かくなることも体感して、タイルまで改良されているのに感動です!設置前の現場調査にメーカーさんの方が調査に来ていただきました。床下や天井裏の梁が曲がっているので寸法的にどうか?と思いlましたが何とか設置できるようです。
2026.2.28
最近では珍しい塗り壁工法の下地工事です。荒しの上にルーフィングを下から敷いていきます。サイディングやガルバニュウム合金に比べて単価が高くなるので、最近では工事はうんと減りました。ただ、耐久性は大きく違います。
ルーフィングにモルタルを塗っていくので密着が良いようにルーフィングに金網をステーブルで打っていきます。
金網工事が終了したらまず最初に一回目のモルタル塗りを行ないます。一週間~10日間ほど養生期間を置いてひび割れを出します。この養生期間をしっかりとることが重要になります。
しっかり養生期間を設けて、ひび割れを出し尽くした上から2回目を塗っていきます。二回目のモルタル塗りは1回目と違い仕上げていきます。この上に塗装していくので一回目とは施工が変わります。2回目もしっかり乾燥させておいてから塗装工事となります。1回目の塗りでひび割れを十分出し切っているので2回目のひび割れは少ないです。
2回目も十二分養生期間をとってから弾性の吹き付け塗装仕上げです。弾性ですので多少のひび割れがあっても伸び縮みがあっても大丈夫です。外壁はこの工法が一番耐久性もあり美観的にも奇麗です。
2025.9.5
断熱付SDパネルが外壁回りに全て入ります。筋交いの耐震工事1に対してSDパネルは4倍の耐力があります。柱と柱の内側に嵌め込んであるのが耐震SDパネルです。筋交い接合金具部分両端だけでなく、4面で支えることがとても大きな耐力壁となります。外回り全てこの工法で構造部材が入ることで各部屋の窓を大きく取ることができます。採光、風通しが良くなり快適な空間ができます。さらにパネル裏面には高質ウレタン60mmが入っています。(前のブログ)
それにアルミ透湿シートのタイベックシルバーを施工していきます。一般的な透湿シートと比べアルミ付きタイベックシルバーは両側に空気層18mm以上設けることで太陽の放射熱を96%カットすることができますので透湿だけでなく遮熱効果もあります。逆にアルミは接することで熱伝導率も98%と高い数値でもあります。アルミは空気層を設けることでいろんな性能を発揮します。基礎から上がった風は外壁側を通って軒天まで上がり屋根裏を通って棟で抜けるようにできています。そうすることで木材は呼吸ができて耐久性を維持できます。その通風が室内に入らないように内側には高質ウレタン50mmと屋根裏は66mmを施工しています。サッシも同じ考え方で複層ガラスは真ん中に奇麗な空気層を設けることで断熱効果をつくります。空気層を設けることで結露を防ぐことができます。
外壁が塗り壁にしたいという事で下地は「荒し」と言う工法になりました。昔の外壁はこんな施工がほとんどでした。塗り壁工法はコストが掛るので、今は、サイデイングやガルバニュウム合板の施工現場をよく見かけます。塗り壁に比べてコストを抑える事ができますが施工後、何年かするとサイディングのつなぎ目のシーリングに埃などが密着して黒く目だつようになります。またグレードの高い商品を使ってもつなぎ部分のシーリング部分はどうしても劣化しやすい所があります。それに比べて塗り壁+塗装仕上げは繋ぎ目ができないのでいつまでも美観を保つことができます。弾性塗料で仕上げます。施工も時間をかけて行います。一度、モルタルを塗ってから十分な養生期間をとって、ひび割れをさせ、その上からもう一度モルタルで仕上げます。それからまた養生期間を十分とってひび割れを確認してからから塗装に入ります。十分な養生期間を設けることで完成してからのひび割れなどを防ぐことができます。
2025.8.30
屋根には63mmの高質ウレタンが内蔵しています。吹き抜け内部の仕上げ材(写真)赤松突板から屋根仕上げ材瓦までの構造が10層構造になっている為ロフト空間に居ても太陽の放射熱を受けることはほとんどありません。10層構造の内部は基礎土台から上がった風が外壁外側を通って屋根裏外側を通って棟に抜ける構造になっているので瓦屋根が太陽の放射熱を受けても熱を逃がす構造になっています。さらに太陽熱を96%カットするレフミラーも内蔵しています。
床の断熱材はポリスチレンホーム30倍発砲75mmを使用しています。白く見えているのが断熱材です。南極昭和基地で使われた断熱材で40年経ってもほとんど劣化しなかったことが実証されています。ポリスチレンホームは一般的に90倍発砲で良く魚屋さんで使われている発砲スチロールの箱がありますが30倍発砲は一番断熱効果が高まります。床下の構造は通気が良く造ってあるので白蟻も住めません。その風が室内に上がって来ないようにポリスチレンホーム75mmを使用しています。
外壁内側にも高質ウレタン60mmを施工します。外壁側は通気をとって、室内側に断熱材を施工します。基本的に室内側は断熱材をピッタリ施工し外壁側は通気性を確保することで柱などの木材も呼吸することができます。呼吸できることで耐久性が出てきます。木造住宅は通気が命です。通気をとって断熱性を高めることが、「夏涼しく、冬温かい!」住まい造りになります。
2025.8.29
築64年2階建ての古民家です。
娘様夫婦が受け継ぎ、高性能な住宅に生まれ変わります。
解体され、土台と柱だけの状態です。
床下の基礎作りの準備が行われています。
鋼製束を入れるために束石が並べられています。
湿気が上がらないようにビニールが引き詰められており、この後、コンクリートが流されます。
現在、柱の調整が行われています。
長年にわたって耐えてきた柱の歪み・傾きを水平、垂直に戻していきます。
新規プランに伴い、サッシ取り付け柱が新たに加えられました。
今後も現場状況をお伝えしていきます。

























