現場ブログ

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建て方が終るとすぐに雨が建物内部に入らないようにアスファルトルーフィングを敷いていきます。瓦桟と言って黒い細い棒を打ってシートを抑えて行きます。昔は木の桟でしたが、今は腐らない樹脂の瓦桟になっています。この桟に耐震瓦を一枚一枚置いていきす。ステンレス製のビスで止めて行きます。
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瓦は防災瓦「栄四郎瓦」のプラウドプレインです。一切の装飾を覗いてシンプルを追及した瓦です。欧風スタイルの家でも現代和風の家でも、屋根を美しく演出する必要最小限なデザインの平瓦です。もちろん防災や断熱など、機能面も両立し、落ち着きと重厚感を備えた色彩が豊かな屋根の表情を演出します。
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・レギラーカラーは、すっきりとしたデザインを醸し出すフラット平板瓦はどんな建物にも似合います。 ・ナチュラルカラーは北欧をイメージした色合いは、自然な色ムラと石や木のような天然の質感を表現し、高級感が漂う外観を演出します。 ・プレミアムカラーは、ワンランク上の「銀いぶし」は、シャープな表情が洋風、和風どちらにも合い、センスの良い印象を屋根に与えます。モダンな趣を表現したい方には最適です。
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上棟式2日目に入りました。63坪の建物が2日間でほとんど形ができることは、プレカット工場での効率化が進んだことと、大工10名のスタッフで行ったことです。以前は骨組みだけでも63坪あれば2人~3人の大工さんであれば4~5日はかかり、屋根下地まで仕上げるとなると2週間近くかかりました。人の手でやることより工場(機械)でできる所は自動で作成していくことが大切です。
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屋根パネルまでは3日目の午前中までかかりました。一般的な木造住宅の造りとは違って当社の屋根は10層でつくってあります。屋根パネルの厚みも20cm以上の厚みとなります。ロフト室内側には赤松の突板が貼ってあり、次に構造用合板、次にウレタン断熱材66mm、次に18mm以上の通気層、次に太陽放射熱を96%カットするレフミラー、次に通気層18mm以上、次に構造用合板、次にシージングボード、次にアスファルトルーフィング、次に瓦施工となります。こうすることで屋根裏のロフトの温度も1FLDKと1度ほどしか温度の差がありません。居室として使えるので2階からロフトへの階段は1階から2階への階段と同じようにしっかり造ります。屋根裏の物子機とならず、家の中で一番面白い部屋となります。子供さんの遊び場、ご主人の趣味の部屋となることが多いです。棟の隙間は通気層で、土台から上がってきた風が棟から抜けるように出来ています。木造住宅は通気が命です。外壁側は風が通って、室内側は断熱、遮熱構造がキッチリできていれば快適で省エネな暮らしができます。外壁側で通気できれば木も呼吸できるので耐久性が増していきます。ただ、外気を入れない気密性だけを追求すると結露や、腐朽菌が発生して躯体に腐りやカビの原因に繋がりシロアリ被害に繋がっていくことがあります。通気性は重要です。
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二階の居室の様子です。建物の中心(棟)部分の高さを利用してロフトを造ります。ですっから両サイドの居室は吹き抜け登り張り表しの天井となります。室内の広さは㎡の大きさでなく天井が勾配天井なので容積率で考える広さとなりますのでとても開放的な空間となります。同じ6帖でも天井がなく登り張りになっているだけで部屋に入った時の間隔は違います。とても開放的な空間になります。先ほど屋根の説明で屋根裏が6mmの無垢突板、通気、断熱、遮熱構造になっているので室内は快適な空間となります。写真は2FLDKの様子を西側の子供室からのアングルです。子供さんがまだ小さいのでLDKと子供室の仕切りを引き込み扉にして大空間で使用するようです。写真でわかるように外壁面には全て60mmのウレタン断熱材を施工しています。サッシは複層ガラスで結露しにくい構造になっています。
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上棟式はまず最初に1Fの部分の柱建てからです。集成材の柱、梁は一本も使用しません。全て3.5寸の無垢材となります。22畳のLDKには直径≒30cmの丸大黒柱が入ります。今、クレーンで吊っているのが丸柱大黒です。1Fで≒40坪ありますので柱の数も1Fだけで80本以上となります。
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東側が空いているので新潟、静岡浜松から搬入した材料を搬入して、正面玄関にクレーンを設置して、搬入された順番で積んでいくと上から建て方の順番になるように積まれています。63坪の材料となると結構ありますね。大工さんも「釣り上げても、釣り上げてもなかなか終わらない!」と言っていました。今の住宅は、平屋が多くなり、コンパクトになってきましたので、2世帯住宅ですと2棟分なのでそう感じると思います。梁材も集成材でなく全て無垢材となります。
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柱と柱にの間に挟んでいるのがSDパネルです。昔から使われている筋交いを1倍とすると、SDパネルは4倍の体力があります。バランスをソフトに入れて必要な部分に設置していきます。この建物も耐震等級3で倒壊しないレベルで設計されています。そのパネルの上から太い梁を嵌め込んで部屋と部屋の仕切りとなりその上に二階の床を施工していきます。梁の太さは部屋の間取りが広くなれば広くなるほど梁は太くなります。集成材の梁は「ラミナ」と言う小さい木を強力なノリ(レゾルシノール)で貼り合わせて太くして強度を増していきます。ところがこのノリが温度が上がると有害物質を放出するので子供たちの「アトピー・喘息」の原因に繋がっています。その為に政府は24時間換気を義務図けています。当社の建てる住宅は本物の無垢材を使用しているのでそんな心配はいりませんが法律で決められてしまっているので24時間換気を取り付けますが必要ありません。
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土台据え工事が終わると床断熱材ポリスチレンホーム30倍発砲の床断熱材を嵌め込んでいきます。厚みは75mmもあります。ポリスチレンの90倍発砲はよく魚屋さんなどで使われているスチロールの箱になります。手で簡単にパキパキ割ることができる固さですが、30倍発砲ですと70kgの体重の人が乗っても壊れない固さになります。この密度が実験で証明されている断熱効果が最も高くなります。455間隔で大引きが四方回っている、これが剛床工法となります。一般的な木造住宅の大引き材の上に根太を転がしてフローリングを施工する工法とは違って3.7倍の強度があります。このポリスチレンホーム30倍発砲の断熱材は南極の昭和基地でも使用して40年経ってもほとんど劣化していなかったという実績を持つ断熱材です。建築業界でよく使われるグラスウールのような安価な断熱材は一度湿気や水分を含むとペチャンコになるともとの形に戻ることはできません。
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いくら硬質な断熱材であっても上棟式で使用する脚立などを直接断熱材に建てることができませんので12mmの養生合板を敷いて建て方の準備です。柱の建てる所は間隔をあけて敷いていきます。こうすることで断熱材を気にせず作業に集中することができます。
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床養生が終了すると今度は先行足場です。建物の高さ、幅を見て先行して足場を組んでいきます。屋根の高さ、軒の出などを前もって寸法を測って大工さんが高い所でも安心して作業できるように組んでいきます。この高さ具合が中途半端な高さに組んでしまうと大工さんは仕事がしにくくなるので足場やさんもその辺をイメージして組んでいきます。風の強い現場になりますので揺れないよう、倒れないよう、控えの取り方も経験が必要です。安心して登り、降りできる先行足場ができました。
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基礎工事が終了すると次は上棟する為に土台を据えて行きます。基礎の天端に墨打ちをして、その墨を基準に土台を据えて行きます。当社では、千年ヒバを使用します。ヒバ材は材質がとても固く上部に乗っかる何トンもの重さに耐える事のできる本物の無垢材です。千年というくらいですので年輪の間隔がとても狭くて土台には最も適した材料と言えるでしょう。昔から土台には栗、ヒバ、桧といたものが昔から使われています。その中でも桧は少し柔らかい方になりますが。
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床下の通気は9割以上が基礎パッキンを使用している建築屋さんが多い中、ユキトシでは基礎に丸い穴を開けた160πの換気口を設けています。  昔の床下換気(風窓)を1とすると基礎パッキンは1.2~1.5倍の換気があるのに対して当社の丸型はなんと4倍の通気が取れます。シロアリ防除処理は5年保証で、そのたびに20万~30万の費用がメンテナンスとしてかかります。それに対して当社の考え方は風通しを良くして、シロアリの住めない風通しの良い環境を造ることに専念しています。さらに土台部分は雨や湿気の影響を受けるヶ所となりますが、ヒバ材は濡れたり、湿気の多い環境なるとヒノキチオールと言う成分を出して虫の嫌う成分を出して害虫から自分の体を守ります。そう言った木の性質を生かした家づくり行っています。そんな材料が新潟より牧之原東萩間の現場に到着したところです。
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63坪の家ですが、4名の職人で土台据えに入っていますのでスムーズに施工することができました。一般的な住まい造りは大引き材(90*90*)の上に30cm間隔でクロスする形で大引きの上に釘を打ちつけて施工していきますが、当社では(98*98)角材を455間隔で嵌め込んでいきますので、材料も全て(98*98)角材になります。釘打ちでなく實を造って嵌め込みになりますので釘で打つより頑強になります。日本の伝統工法と同じ工法になるので耐震性もグッとアップします。材料も一般的な建物の4倍の材料を使います。何トンもの重さを支えるので土台は上部にこしたことはありません。床下は風がビュンビュン通る仕組みですので開口になっている部分にポリスチレンホーム30倍発砲断熱材を嵌め込んで床下の冷たい風が室内に入ってこないような施工をしていきます。