現場ブログ

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床、天井、壁の断熱材50mm、ミラネクストΛです。押出法ポリスチレンフォームでNO.1の断熱性能、熱伝導率0.022W/m・K以下の限界を超えた断熱材です。さらに発砲プラスチック断熱材でNO.1の防水性能、吸水量0.01g/100cm2以下で、ウレタンホームやフェノールフォームと比較して吸水量が小さいので、吸水による断熱性能の低下は心配ありません。
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大引の上に60mm×45mmの根太を敷いてその間に断熱材50mmを嵌め込んでいきます。床下は風が通って通気を良くしていくことが木造建築の場合はとても重要なことになります。反対にフローリングと断熱材はピッタリ付いていることが断熱効果を高めます。グラスウール断熱材のように施工したときはピッタリくっ付いていても湿気や水分で収縮してもとに戻らないと空気層ができて断熱効果は無くなります。
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断熱材を嵌め込んで構造用合板を施工してその上にフローリングを施工していきます。フローリングを施工する前に天井下地を先に作ります。
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菊川市嶺田 古民家再生「築170年」 天然木リノベーション 解体工事終盤となりました。外壁側のサッシ・壁を解体をしている様子です。40年ほど前にスケルトン解体して、耐震補強工事を行ったとお父様が話してくれました。約1年掛けて耐震補強工事をされたようです。写真のように柱と柱の間に鉄骨の枠を嵌め込んで、大きい物から、小さい物まで数えると47か所ほど入れてあるようです。その時に床下にコンクリート打ちもしてありました。束石の上に土台を敷いてその上に柱を建ててあります。この方が地震が来た時の揺れに対して一体感が生まれ地震の揺れを吸収する役目が大きくなります。
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古民家は一般住宅在来工法(固める)と違って地震の揺れを吸収して倒壊を防ぐ伝統工法です(制振)。古民家は太い梁なので一つの空間が大きく取れますのでリフォームでも間取りの変更が自由に取れると言う所が良い点の一つですが、ここまで鉄骨で補強してあるとそうはいきません。一度、耐震リフォーム済みなので、床下は170年前の状況ではありませんが、LDKに入っている太い梁は弓のようにアーチ型と言っても良い程、奇麗に曲がっています。築90年~100年ぐらいの古民家ではこの太さの梁はありません。
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「とにかく寒いのを解消したい!」ことが、お客様の第一希望です。外壁面には全てミラネクストΛ断熱材40を施工してから、最初にシステムバスを仕上げます。脇屋で仮住まいをされていますので先にお風呂に入れるように工事していきます。解体から1週間で完成させます。新しいエコキュートも一緒に施工していきます。写真正面の鉄骨の耐震補強枠の向こう側がシステムバスとなります。
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築170年の古民家再生解体工事が始まりました。まず最初に浴室の解体から始めて行きます。工事中の仮の住まいは脇屋に住んでいただくことになりましたので最初に浴室のリフォームから始めます。工事中の一週間は近くの温泉などに行って頂きます。一週間以上になりますとストレスになってきます。
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3〇年前に一度耐震工事を含めた大がかりなリフォーム工事がしてありました。左側に見えるのが鉄骨の筋交いです。各部屋の壁部分に所々入っていました。築170年もなると築80年~築100年古民家とは違って梁の太さがさらに一回り太いですね。左に見える太い梁も途中からねじれている為、システムバスを入れるのに邪魔になって大工さんに半日かけて削ってもらいました。三分の一以上は削っていませんので耐震性も大丈夫です。
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この古民家再生の一番の目的は、とにかく冬寒いので温かくしてほしいと言うのがお客様の希望です。実際に解体してみると外壁はトタン一枚で断熱材も入っていません。胴縁と内部のプラスターボード一枚です。逆に通気性が良いので170年もっているのだと思います。木造住宅は通気性が命です。今回のリノベーションでは、一番家族が使う空間の断熱性を高めるという事で、湿気や水に強い!ミラネクストΛ50mmを使用します。室内側に空気層ができないようピッタリ付けて施工します。そうすることで室内は温かく、外壁側は風が通るようにしてあげると今までどうり木材も呼吸ができます。どんなに良い材料を使用しても施工の仕方で性能性が変わります。
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築170年の古民家再生のご相談がホームページよりありました。43年前に一度大がかりなリフォーム工事を行っています。今回のご相談はLDK、浴室が寒いという事で家族の居るスペースを温かくしたいと言うのが一番の目的です。後は、間取り変更で使い勝手の動線の解消と大空間を造ることと、床の段差の解消(バリアフリー)この3点です。
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築37年の二階建て住宅です。「LDKが雨漏りで直してほしい。」問い合わせがありました。30年~40年の住宅は2Fにベランダを設けて洗濯物干しや居室から外に出れる開放的な造りとして流行りました。実際に暮らしが始まってみると1Fから2Fベランダまで持って行って洗濯物を干す方は少ないようです。そしてベランダに出てくつろぐことも、近所の目があったりすると何度も使うことは少ないようです。 何年かすると床や壁の取り合い部分の亀裂や掃き出しサッシの下端の所がベランダとの立ち上げが少なく強風時に雨を噴き上げてサッシ下端から雨漏りの原因になることは少なくありません。
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ベランダ床工事は大きく分けてシート防水とFRP防水があります。この現場はシート防水です。シート防水は工事費はFRP防水に比べて単価は安くできますが、直射日光(紫外線)や雨風で収縮が大きいのでシートに亀裂やめくれなどがあり雨漏りの原因になることが非常に多いです。補修、補修で何回もあて子補修をしてありますがなかなか原因を突き止めるのは難しいです。 LDKの天井に明り取りの為にベランダドームが2カ所取ってありますが経年劣化でちょっと触っただけで壊れてしまいます。そっと巻き込むようにFRPを巻き込んで作りなおします。床面もビスが錆て効いていないところもあるのでステンレスビスで打ち直しです。
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サンダーで不陸調整をしながら削っていきます。平らになった所でガラス繊維を2枚重ねて施工していきトップコート塗料で仕上げていきます。したがって3工程の塗布をして仕上げます。FRPはシート防水と違って単価も良くなりますがシートと違ってFRPは亀裂などはほとんどないので安心です。ガラス繊維を一枚一枚特殊塗料で施工していきますので直角やアール部分でもしっかり密着します。シート防水はシートなので入隅や出隅の施工は密着には劣ります。ですから長い期間だと浮いてきたりして亀裂が入ると雨漏りの原因になりやすいです。 他にも栄住産業のスカイプロムナードと言うベランダ専用の板金工法もあります。新築ではよく使われていますが雨漏りはほとんどありません。施工条件の規約が多い為リフォーム現場ではなかなか条件に当てはまらないので使えません。