菊川市下平川 新築「木のひらや」工事 2人暮らし 基礎工事

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菊川市下平川に新築「木のひらや」工事 二人暮らしの基礎工事です。地盤改良工事も行いました。今の新築工事の基礎は9割がベタ基礎となっていますが当社では基本布基礎でやっています。ベタ基礎はコンクリートや鉄筋が多いので耐力がありそうですがそうばかりではありません。実際に布基礎で新潟中越沖地震、新潟地震の2度の地震に耐えて一棟も倒壊しなかったという実例が証明してくれています。布基礎はベタ基礎に比べて床下の通気が良いこととコンクリートの量と鉄筋の量が少ないのでコストも抑える事ができます。
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床下の通気は木造住宅の「要」となります。人間と同じように木材も息をしていますので大切な要素です。築90年や100年経っている古民家再生時、床下の現場調査したときも家の中心にある大黒柱は大きな石の上に載っているだけで90年もの間シロアリ被害にも合わず平然と建っています。今では建物の外周りの外壁の下には基礎がまわってたった2cmの基礎パッキンの通気口しかありません。それも基礎パッキンには外壁の下側に付く水切りがかぶさっていますので横から直接の通気は期待できません。それに比べて古民家は基礎と言う基礎はなく柱が直接石に乗っているだけで杉の羽目板(隙間あり)を貼ってあるだけです。土間には防水シートも引かず通気性の良さで90年も持っていることに驚きます。
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高温多湿な日本の風土に合った先人の人達の知恵にも驚くところです。それに習って通気性を良くするために基礎本体にも16πの通気口を設けます。基礎鉄筋を切らずに基礎配筋200ピッチの間を狙って取り付けて行きます。ステンレスの害虫が入らないように網付きのステンレスキャップが付きます。そうすることで木造住宅の最も大切な通気性を良くすることができます。