現場ブログ

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南面、広縁側に掃き出しサッシを3ヶ所にしました。リフォーム前は南面全部が掃き出しサッシでしたので耐震性もよくありませんでした。西側は広縁を壊して12畳の居室としたのでサッシを掃き出し一つにし、両サイドに壁を設けます。掃き出しのサッシの数を減らして両サイドに壁を設けていきます。もちろん、採光も考え暗くならないように施工していきます。
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古民家という建物は真ん中にいくつかの間取りを取ってその外回りに下屋という屋根が回っています。ですから地震が発生した時には、外側の外壁にはそんな力はかかりません。もう一つ内側の柱、壁まわりに力がかかってきます。 ですから、外壁側の柱と、一つ内側との柱との接続が重要になってきます。外壁に施工してあるタイベックシルバーは透湿効果もあり、アルミシートなので遮熱効果もあります。
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太陽熱(赤外線96%)カットするレフミラーの施工状況です。このシート施工しただけで太陽熱96%カットします。現場は倉庫ですが、一般住宅に主に施工しています。良い商品であってもその商品をどう施工してあるかで効果や耐久性は大きく変わります。
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素材はアルミのシートですが、アルミは熱伝導率が98%と高い商品ですが、空気層を取ることで熱を96%もカットします。施工の仕方で効果は大きく変わります。最近では野地板は構造用合板が多いのですが構造用合板は接着剤で貼り付けてあるので、湿気に弱いため、雨など入ってしまえばべらべらに剥がれる恐れがあるため、昔から施工している杉の板材を使いました。無垢材は乾燥、風通しが良ければ耐久性は抜群です!
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子供さんが中学生になったなめ自分の部屋が欲しいということで2Fのタンスなど収納し、子供さんの部屋を造りたいのがこのリフォームの一番の思いです。屋根はガルバニュウムなので、夏、室内が暑くならないように一般住宅で使用するレフミラーを使用しました。温度差ゼンゼン違います。この夏体感していただければ納得して頂けると思います。
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サッシ工事に入ります。内部造作に入る前に外囲いを行ないます。使用するサッシは三協アルミのマディオJ。 マディオJは枠と障子をアルミと樹脂の複合構造kにすることよりいkンテリア性に加え、断熱性もさらにアップ。断熱枠と断熱障子がマディオシリーズで最も高い性能を発揮します。 外の熱が伝わりにくい構造が断熱効果を発揮し、結露の発生も抑えます。樹脂の熱伝導率はアルミの1000分の1です。
断熱性能の高いサッシを使用することで、結露の発生を軽減し住まいの耐久性を高める(防露性)ことができます。結露が発生すると菌が繁殖し、木材などを腐らせます。これを防ぐことにより住まいの耐久性も高まります。また、結露の発生はカビ、ダニの繁殖にもつながり、これらは家族の健康を害する様々な影響を与えます。結露の発生を抑える事が健康な生活づくりに繋がります。
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築90年も経っていると、柱一本一本が傾いてるので水平、垂直に直していきます。古民家ですと30㎝以上ある太いサシカモイが付いてるところは直せませんのでできる限り直します。一番ずれているところは基礎についている建てたときの柱の跡から見ると3センチもありました。 サッシ枠を取り付けるにも水平、垂直をしっかり造って取り付けていきます。 古民家再生は経験豊富な熟年の大工職人でないと難しいですね。
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床下にはミラネクストラムダ50mmの高質断熱材を入れて施工していきます。リフォーム前よりも床下は風が通るように基礎パッキンを入れ施工しました。断熱材の施工の仕方が大切です。室内側にピッタリ隙間のないように空気層ができないように施工することです。断熱材の上に構造用合板12mm+仕上げに樹齢300年の赤松無垢フローリング30mmを施工していきますので、床の厚みが42mmとなります。だから頑丈です。
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天井も同じような考え方で断熱材ミラネクストラムダを施工します。室内側にピッタリ、天井裏は風が通ることで太い梁も呼吸することができます。高気密、高断熱で呼吸ができないと木材が腐る原因にもなります。内部結露の原因にもなることがあります。
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90年も経っていると床の高さもまちまちで束石も置いてあるだけでしたので全てやり直します。昔と違って土台を支える束材も鋼製束と言って本体をもって回せば高さの調整が簡単にできます。木材の乾燥などで収縮などあっても床下に入って高さ調整できる商品です。
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外回りの基礎は砂利が多くてセメントが少ないためボロボロの状態でしたので解体・撤去してベースコンクリートををして施工します。 古民家は下屋が四方にまわっていて外側の基礎にはほとんど力はかかりませんが、内側の基礎と鉄筋をケミカルアンカーで緊結し一体式で支える補強です。内側の基礎の内側にもベースコンクリートを打って補強していきます。