現場ブログ

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基礎ができたら土台敷になります。こんなこんなにコンパクトな平屋でもホールドアンカーが9本も入りました。(右側に長く伸びているボルトです)耐震等級3レベルです。基礎の上に設置している角材が土台で、その内側に910mm間隔で大引きと言う角材を設置します。大引きの下に910mm間隔で支えている金物が「鋼製束」と言います(丸い基礎の上に載っている)土台にもシロアリ防除剤「エコボロン」を吹き付けてあります。
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土台敷が終了すると「建て方」です。柱を建てて、桁(梁)を嵌めて固定していきます。建てはじめは不安定なので「仮筋交いを取り付けて固定し、傾きや耐震パネル終了後に外していきます。床はこの大引きの上に303mm間隔で根太を設置していき、その間にミラネクストラムダ50mmを室内側にピッタリ空気層ができないように設置していきます。床下は160πの換気口が1.2m置きで入っているので床下の環境は通常の風窓の4倍の風通しができるので白蟻対策には有効です。
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通常ですと仮設足場を設置してから建て方に入るのですが屋根の部分は残して柱・桁部分を造ってから足場架ける方が効率的です。3間×3.5間のコンパクトな建物で一人暮らしには無駄のない暮らしができます。 施主様は今年90歳になります❣
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コンパクトで高性能な「木のひらや」一人暮らしの基礎工事が始まりました。今回の新築基礎工事は構造計算から出力した基礎工事です。一般的には壁のできる所には基礎を設けますが,構造計算上無駄な部分もありますので構造計算からの基礎工事となりました。基礎は高額な工事になりますので無駄を省くことでコストも抑える事ができます。
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写真は布基礎です。内部もコンクリート打ちをしているので、パット見ベタ基礎に見えますが布基礎です。一般的にはこの辺ではベタ基礎がほとんどです。新潟夢ハウスは全て布基礎です。全て布基礎で施工して来て、新潟中越地震、新潟中越沖地震に合いましたが一棟も倒れていないことが実証されています。ベタ基礎のようにコンクリートを沢山使用しなくても丈夫な基礎となります。
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玄関・ポーチから見た基礎の風景です。一般の基礎は基礎の上に基礎パッキン厚み20mmの物を設置してからその上に土台をのせて、その基礎パッキンに通気口が付いているのでそれで通気を取っています。昔からの基礎に風窓を付けて床下通気をとっている工法に比べて1.2倍から1.5倍あると言われています。当社が推奨している床下換気工は16πの換気口を≒1.2m間隔で設置することで4倍の換気が可能になりました。基礎の高さの中心に設置するので風がまわらない所がないので湿気やカビなどの発生することはほとんどありません。自然の力を利用してシロアリが住めないような環境を造ることが肝要です。
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床断熱材ミラネクストΛ50mmを施工している所です。断熱材の両サイドはテーパー加工してある為嵌め込んでいくだけなので作業性もアップします。ミラネクストΛ50mmを使用しています。No1の断熱性能(熱伝導率0.022W/m/K以下)。そしてNo1の防水性能でもあります。吸水量0.01g/100cm2以下ですのでグラスウールのように湿気や水を吸って縮むともとの大きさに戻らない断熱材ではありません。
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幾ら良い断熱材であっても施工の仕方が良くないと断熱効果は無くなります。室内側に空気層ができないようにピッタリ付けて施工し、外壁側は基礎から入った風が軒天から出るように施工していきます。こうすることで木材も呼吸ができ耐久性にもつながります。築90年以上石基礎の上に載っているだけでシロアリの被害に合わないのは通気性が良いことにだと思います。グレーの断熱材の周りにウレタン断熱材を葺いて隙間を埋めています。
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北西の6畳が増築してあった所です。屋根の取り合いが悪く雨漏りの原因になっていました。屋根下地、垂木、梁、柱はほとんど新規に作り直す形です。土台は何とか使える状態です。天井、壁、床は内側に断熱材を施工して、外壁側は風が通るように施工してあります。木材もその環境であればまた百年の耐久性を維持できます。
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耐震補強です。能登半島地震から半年がたとうとしていますが、まだまだ復旧には時間が掛かりそうです。一日も早く元の生活に戻れるようになることを願うばかりです。他県での地震のこともあり例年の耐震補強工事は増えています。東海沖地震も言われるようになってから45年以上が経っています。必ず来ると言われる大型地震に備えて高性能リノベーション(リセット住宅)と同時に耐震補強することでコストも抑える事ができます。昭和56年以前の建物で簡易診断して0.7以下であれば、それを1.0以上に耐震補強することで補助金を利用できます。1.0以上で一応倒壊しない「耐震等級1」。1.25以上で「耐震等級2」。1.5以上で倒壊しない「耐震等級3」。となります。
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写真はSDパネル+制振装置(ウインダンパー)の組み合わせです。≒40坪で13ヶ所ウインダンパーが入りました。地震エネルギー50%を吸収するのでSDパネルと組み合わせて施工すれば耐震性はグンと上がります。純国産品で長期60年耐久(20年保証)になっていますので安心。安心・安全の家は、耐震(剛性)+制振(靭性)+構造計算(信頼性)の三位一体が基本ですね!
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6/15(土)、6/16(日)で古民家再生構造見学会を行いますので、ご近所、お友達、ご家族で是非ご来場ください!お待ちしています。
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I型キッチンを対面キッチンにリフォームです。既存の台所と廊下部分の取り合いの壁を撤去してLDKの空間としました。写真真ん中の太い梁の下側に両サイド白い線が付いている所が昔の壁があった所の跡になります。昔の間取りの造り方は廊下と部屋は別と言う考え方が多かった為、採光や風通しが悪くなる原因の一つです。廊下スペースは部屋から部屋に移るためのものでその時だけ必要で部屋の空間を狭くし、無駄なスペースとなります。なるべく廊下は少なく、住空間を広く取ることが肝要です。そういう意味ではアパートの間取りは究極な間取りと言えます。
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伝統工法の古民家は梁が太いので長いスパンをとれる利点があります。在来工法の建物と違って大きな空間を造ることができます。一般的な古民家は築90年前後のものがこの地域では多いのですが、築170年ともなると築90年の梁に比べてひとまわり大きい梁となります。その時代にはそんな材料があったことを証明しています。右側の万本格子の引き違い建具を開けると玄関ホールになりますが、私が手をまわしても届かない太さの梁を使用しています。赤松材は人にやさしい木肌をしています。建具、フローリング、キッチン壁の腰板、食卓テーブル、全て赤松無垢素材で統一し、天井、壁を珪藻土クロスで仕上げたことで黒い梁と良いバランスで納まっています。