現場ブログ

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LDKと廊下の間にある和室6畳でした。広縁に掃き出しサッシが付いているのですが南面に家があるので採光が取れなく暗い和室6畳でした。
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LDKと和室6畳の境の壁を撤去して31畳の広い空間にしました。左側に見える壁は耐震壁で取ることはできません。その壁を利用してニッチ照明の入ったショーケースを取り付けワインなど収納できるようにし、壁の違和感を少しでもなくすようにデザイン。リセットすることで耐震等級3レベルに変わりました。畳は琉球畳にし30mm厚の赤松無垢フローリングとの段差を無くしフラットな床になりました。南面より採光が取れなかったので西面に掃き出し窓を設け光を取り入れるように設計。和室からも中庭の植栽が観れる様になりました。赤松のソファーに座って日向ぼっこもできます。サッシを開けると寝室までつながるイペ材のウッドデッキを通って寝室にも入ることができます。 イペ材で造ったデッキは材質が固いのでなかなか腐りません。施工するにも一度下穴を入れてからビスを打たないと入っていきません。インパクトドライバーで打っていくと煙が出てきますしビスが折れてしまいます。それほど固い材質なのでエクステリアには最適な木材です。値段も良いですが長い目で考えればお勧めできます。最近は樹脂と混ぜた商品を良く見ますが、本物の質感にはかないません。
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浴室は0.75坪、洗面・脱衣場は1坪のスペースでした。0.75坪の浴室ですと浴槽に入って足を伸ばすことはできません。体を温めるために膝を抱えてステンレス浴槽に入る大きさです。洗面台と洗濯機を置いてしまうと脱衣したものを置くスペースが取れないのが現状です。今の新築は一坪のスペースの洗面・脱衣場というのがほとんどだと思います。今回のリノベーションでは浴室+トイレスペースを使って洗面所スペースとし、洗面脱衣スペースを脱衣場のみとしました。
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TOTOのシステムドレッサーエスクアW1800を使用しました。引き出し式で十分な収納力があります。優れたデザインで空間をすっきりと見せる「スリムフォルムカウンター」お手入れしやすいフラットな形状です。カウンターカラーはクリスタルアイスブルー、洗面ボウルは人工大理石。水栓金具はコンテンポラリシリーズ+「きれい除菌水」生成器。 建物の北面に接しているので採光が取れないため、天窓を設けてあります。洗面台設置した隙間スペースに赤松の収納扉を3段取り付けました。左側の飾り窓は本物の葉をアクリル板で挟み込んだ明り取りとなっています。 写真右側は脱衣場1坪(2畳)のスペースで、その奥にシステムバス(1坪)が設置してあります。浴室のスペースは以前は温水器が設置してあったところです。建物の角、1坪分が欠けていた状態でしたので、1坪分壁を造って建物全体が長方形になり家の形も良くなりました。
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既存和室×2通し間と広縁廊下の様子です。和室通し間は西日が入り明るく温かい部屋でしたので、寝室と玄関ホールに間取り変更しました。既存広縁もなくして寝室の部屋としてのスペースしたことで更に採光を取り入れることができます。寝室から中庭に出ることもできます。ウッドデッキを設けます。
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メーターモジュールの8畳の寝室が出来上がりました。尺の8畳とは少し広い空間となります。床には桐の30mm厚のフローリングが施工してあります。桐材は昔から桐たんすに使われています、調湿効果、殺菌効果、抗菌効果の三拍子そろった素材です。昔から大工さんの言葉で「木まわし」と言って木の特徴を生かして、適材適所で使ってあげることです。そうすると樹齢と同じだけ使用することができると言われています。例えば杉は縦方向の力に対しての耐久力は強く、梁のように横に使うと力を発揮できません。梁は脂が出るほど粘り強い松を使うのがいいでしょう。 クロゼットの内部も全て桐材仕上げてありますので、害虫や湿気のカビなど生える心配もありません。 その材料を生かした住まい造り、大自然も恵みで深い睡眠が期待できます。
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33年前のリビングダイニングです。正面に掃き出しのサッシがありますが、一段高い所に住宅があるため採光は期待できません。
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南面は採光が期待できないため高窓にH560のサッシに入れ替え下に壁を造りTVを設置しました。日の当たらない和室6畳と広縁があったので壁をとり、耐震壁として必要な壁だけを残し、31.5畳のLDKの中に畳6畳スペースを設けてあります。玄関ホールから一直線にキッチンスペースに入ることができます。駐車場から裏階段の勝手口扉を開ければすぐにキッチンスペースに入ることができます。キッチンの右側に小さなカウンタースペースを設けパソコンもできる家事スペースとなります。北側に面している為、天窓を2ヶ所設けてあります。北面の最高は柔らかい光になります。照明を付けなくても明るい空間ができました。写真の中央に見える掃き出しサッシから中庭の様子もご覧いただけます。
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築33年前の玄関ホールの様子です。旦那さんが建具屋さんでしたので正面に松のデザインの障子がありました。壁の後ろ側には2Fに上がる階段があります。上がって行く人の様子が見えないようにする為の目隠しにもなっていました。
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赤松無垢材の突板を正面に縦貼りで施工し、上下に間接照明を設けました。右側には玄関収納カウンターを設置し、左側には(写真には見えない)0.75坪のシューズクロークを造りました。内部は桐仕上げで、半分のスペースは玄関と同じタイル張り。ホールと玄関の段差は16cmです。