現場ブログ

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和室3室+広縁を12畳と13畳の子供室に再生しました。築90年なので太い梁を生かして、天井高H3500です。一般の住宅の天井高はH2400ですので、1100mm高くなります。12畳と13畳の間仕切りには万本格子のH2200の建具が入り壁納まりの両開きです。
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こちらが12畳になります。奥に見えるのが北面の13畳です。北面の13畳の掃き出しのサッシを開け、12畳の南面の掃き出しサッシを開けると気持ちいいい風が通ります。この暑い夏でもエアコンなしで自然の風で過ごせます。これも天井、壁内部の断熱、遮熱がしっかり造ってあるからです。家づくりは見えなくなる所の造りが重要です。
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左側のクローゼットの前をまっすぐ行くと2年前に造ったLDKに繋がります。40坪のスペースをぐるぐる回れます。 壁に付けた24Wで明るさはHf32W相当です。隣の12畳は38WHf32W×2灯相当です。下屋まわりはLEDのダウンライトで、色は温和色です。古民家は外壁より一間ほど中に入った所に主な柱、基礎(石)があり、周りは「下屋」と言って斜めの屋根があります。ですから、古民家は外壁よりも内部の柱部分に耐力がかかります。 間仕切りの建具を開くと25畳の天井高H3500の気持ちの良い大空間ができました。
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牧之原市 片浜 古民家再生 築90年 珪藻土クロス工事が始まりました。夢ハウス珪藻土クロスはオリジナル商品で厚みがあり、サンゲツなどで出しているものより調湿効果が高い。クロスの色はこの色一色で、天然素材にあった象げ色です。厚みがあるのでクロスのジョイントは目立ちにくく、「壁紙です」と言わないとみなさん塗り壁だと思っています。一つ欠点を上げれば、一度汚れが付くと取れにくいことです。クロスですので張り替えればOK。
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珪藻土クロスを施工することで、天井裏に隠れていた太い梁がさらに目立つようになりました。太い梁も環境に配慮した自然オイルウッドライフ「こげ茶」を塗装してあります。天井の高さは3.5mもありますのでとても開放的な12畳子供部屋となりました。隣も13畳の子供部屋です。間仕切り壁にある建具を両方に開けると25畳の大空間となります。南の掃き出しサッシと北側の掃き出しサッシを開けると風が通り、この暑い夏でもエアコンは必要ありません。
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洋間12畳と13畳の間仕切り枠及びフローリング工事です。子供室2部屋のフローリングはグレードをおとして15mm赤松無垢材です。樹齢300年のロシアから輸入した赤松無垢材とは品質が違いますが値段からいえば良いと思います。 この間仕切りの建具は通常の建具より高くH2200ありますので、両方に扉を開けると、とても開放的な25畳のワンルームになります。建具も両サイドの壁の中に納まります。今は子供部屋として造りますが、子供たちが巣立ってからも夫婦2人で使用する予定です。
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木の節目は、生き節と死に節があります。生き節は本物である証。死に節は向こう側が見えてしまいますので通常はドリルで穴をあけ、生き節を同じ大きさに造って穴埋めをするのですが、この商品は死に節がありません。 搬入したフローリングを梱包から開けて全て広げ、節の多いもの、少ないものを見てバランスよく施工していきます。あまりにも節の多いフローリングは押し入れの中に回したりして施工していきます。大工さんのセンスも必要になってきます。
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2010年総合リフォームをされてから、ずっとお付き合いをさせて頂いているお客様です。ガレージを改装して店舗にします。(豚まんとシュウマイ)製造販売です。 玄関アプローチの左外壁面に施工してあるレンガ(カルセラ)水に浮くタイルですが、10年以上経っているのに引き渡し当時とほとんど変わりません。お施主様もほんと喜んでいました。通常の外壁塗装と違って劣化がほとんどありません。タイルを張るためのノリですが強力でタイルの剥がれも一枚もありません。タイルの目地になるのがノリになるわけですが3色用意されています。白、グレー、黒です。このお宅は外観のイメージに合わせて白です。
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玄関のアプローチに合わせて店舗の入り口南面も同じカルセラを貼って仕上げることにしました。住まいとの一体感も出てとても明るい雰囲気になります。奥様もとてもセンスが良い方ですので自分で照明を決めたり、サッシにつけるアイアンなどもネットショッピングで購入します。 とても明るい店舗となるので完成が楽しみです。 今まで作ってきた(豚まん、シュウマイ)も好評のようです。OPENしたら足を運んでください!
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外壁ガルバリウム鋼板(角波)仕上げ工事です。 内側に断熱材を入れ通気層を取ってガルバ角波鋼板を施工していきます。 通常のタイベックは白い透湿シートですが、施工しているものはタイベックシルバーと言って銀色の調湿シートです。アルミが吹き付けてある為、空気層を取ってあげると96%の遮熱の効果があります。逆に空気層を取らずに密着すると98%の熱伝導率があります。 どんなに高性能な素材を使ってもどのような施工しているかが肝要です。
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古民家ですので、梁の曲がりや不陸などあるので、職人さんも慎重です。今日は暑くて室内で作業する大工さんより、外で作業する板金屋さんの方が暑かったでしょう。室内はペアガラスサッシ複層ガラスサッシで、断熱、遮熱がしっかり施工しているので、室内はサッシを開けておくと風が通り涼しいです。エアコンもいりません。伝統工法の古民家は屋根裏の空間が広いので涼しいです。 先人の人達の知恵は日本の風土を考えた家造りです。