のんびり日記

古民家の梁を出したリフォーム
古民家ならではの太い柱と梁



最近では新築でもこのイメージで 梁を出すデザインも多くなっています。

古民家再生のプランを考えるときに重要なのが、この梁と柱の位置

柱も梁も耐震面で抜いてはいけないことがほとんど!


平面図だけでプランを考えていると、いつの間にかこの存在を忘れて、、、

いざ施工が始まってからその存在に気が付くとそこからプラン変更になり、焦ってしまいます

そんなことを防ぐためにも、平面だけでなく3Dで考える必要があります


今日は、菊川市で古民家再生の打合せ中の方の3Dパースを作成していました。

担当が現場調査に行って撮ってきた写真を何十枚も見ながら、

梁の位置と柱の位置を確認 

柱はある程度平面上でもわかりますが、梁の位置は難しいです。

高さも関係してくるので、現場写真がとても大事


古民家のような古い家だと、大きな梁が低い位置にあったりします。

梁がそのまま建具のレールの役目になっている差し鴨居の場合も!

梁が低い位置にあると、壁面収納やドア、窓などの高さに影響してきます。


リフォームやリノベーションは暮らしを快適にするために行うもの。

変なところに柱や梁が出てしまって不便になるようなことがないように、
しっかりとプランを組み立てます!


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毎日寒いですね。

寒いとき、何枚着てるんだってくらい重ね着をします。

重ね着をすることで、服と服の間に何重にも空気の層がうまれます。

空気は熱が伝わりにくいので、空気層が多いと温かさをキープできます!

なので、重ね着をするときに脱ぎ着するのが大変なくらいにぴちぴちぴたぴたの洋服を重ねるよりも

服と服の間にゆとりがある方が温かくなります!

マフラーもぎゅうぎゅうに締め付けるよりは、ふんわり巻いていた方が実は温かいです


ゆとりがある服を着たら寒い!というのは、

冷たい空気が袖や襟、裾から入り込んでくるのが原因!

体に直接冷たい空気が当たるような隙間があると寒いので、
袖口、襟、裾がきゅっと締まるようなものを着るといいです!


実はこの寒さ対策・・家にも言えることなんです。

家の壁の厚みは、一般的に15㎝程度

その中には空気層がたっぷり詰まった断熱材が入っています!



通気工法
家の場合は人間と違って服を脱ぎ着しないので、空気がこもらない仕組みが必要です。
空気がこもると、湿気がたまり、カビや腐食、蟻害の原因にもなります。
なので、床下、壁の内側、屋根の内側を空気が通り抜ける仕組みが重要!
壁内通気工法
空気が通るなんて寒そう…そう思うかもしれませんが、
安心してください!
家の中には風が入らないように、室内側にピタリと隙間なく断熱材を入れています。
隙間が空いてしまうと、そこから冷たい空気が入り込んでくるので、寒い家になってしまいます。

断熱材が入っていない家や、断熱材が正しく施工されていなかったり、断熱材が劣化して隙間が空いてしまうと、冬寒い家になります。

家の中を暖房器具でいくらあたためていても、熱が外へと逃げてしまうようではなかなか温かさがキープできません。
みんなが気に入るリフォーム
今家の中が寒い!と感じている皆さん

ぜひ、家の断熱リフォームをお考え下さい。


昨今、光熱費もどんどん値上がりしています。

暖房器具を増やしたり、設定温度を上げたりするとランニングコストがどんどんあがってきます

しっかりとした断熱リフォームをすると、初期投資は高くても、省エネで長く快適に暮らせます。

冬は断熱!

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2/4(土)・5(日) 制振構造見学会開催します!

築96年 古民家再生「制振構造見学会」がいよいよ今週末に迫ってきました!

見学会に向けて、案内看板の作成やら、見学会会場展示の作成やら準備を進めております


見学会ではある程度施工が進んだ状況を見ていただけます。

もともとどんな家だったのか?

これまでどんな工事をしていたのか?

これからどうなっていくのか?

などなど、わかりやすく展示する予定です!


その他にも、
実際に触って体験できる実験グッズや、

耐震・耐久・省エネ・健康 

こだわりの家づくりに関する様々な情報を展示しますので、ぜひ見学会へご来場ください!

お待ちしております!

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無垢の床、家具、建具…

無垢材でのトータルコーディネート空間です。

木に包まれ、やわらかく温かみのある空間になります。

今回はその中でも収納の
さらに内側のひみつについてお話します。


無垢材の良いところは、見た目や手触りだけではありません。

機能的にも優れています!

無垢材は呼吸をします

湿度が高い時には湿気を吸い、湿度が低い時には水分を吐き出してくれます。(調湿効果)

なので、無垢材で包まれた空間は、快適な空間に保たれるという特徴があります。

特にこの調湿性能が高いのが「桐」

桐は木材の中でも、内部の空洞が多いため、調湿性能だけでなく、保温性能にも優れています。

また、桐に含まれている「タンニン」という成分が抗菌作用があるので、防カビ、防虫性能も!


なので、収納の内部はすべて桐仕様にすることがおすすめ!



牧之原市/築30年二世帯リセット住宅After桐の収納
クローゼットの中は壁や天井、棚板も桐仕様!
御前崎市天然木LDKリセットリフォーム
壁面の食器棚の中も総桐仕様!
吉田町天然木リフォーム
組み合わせの収納家具も、表面は赤松ですが、内部は桐の箱になっています。
御前崎/防虫効果の桐の収納
見た目だけでなく、普段は見えない収納の内側にもこだわっています。

収納の内側に「桐」を使うことで、収納に入れているモノが長持ちするように…

普段見えないところにこそ、快適に暮らせるひみつが隠されています!


吹き抜け
天井の高さは、建築基準法で2.1m以上と決められています。

一般的には2.2~2.4mが多いです。

扉の高さは2mが一般的なので、バランス的にはちょうどいいんだと思います。


吹抜けだったり、天井の高さを高めに設定すると、開放感があって、空間がより広く感じられます!

LDKや玄関に吹抜けをつくったり、天井を高くしていると、空間が広く感じられるので、よく採用されていますね。


逆に寝室や和室など、
普段過ごすとき座ったり寝ていたりして、視線の高さが低いことが多い場所だと、
高すぎる天井よりも程よく低い天井の方が落ち着きます

天井の高さひとつとっても、いろいろなパターンがあるので、使用シーンを考えながら設定することをおすすめします。