スマイル日記 -寺田ブログ-

こんにちは、夏真っ盛りって感じですね。

今日は、適材適所の木遣いにより、家を長く持たせ

快適に暮らせるために、土台・梁・桁・柱の種類と

特長をお伝えします。

土台:ヒバ(樹齢約1000年)。1㎝成長するのに30年要し

細かく重ねる年輪は堅く締まっています。

家全体の荷重を支える強度に加え、害虫を寄せ付けない

成分ヒノキチオールを多量に放出する自己防衛本能を

備えています。

梁・桁:米松「12cm巾」たわみに強い米松を採用。

一般的な梁在より材積を大きく取り、視覚的にも安心です。

豪雪地域新潟で培われた構造品質です。

柱:杉・檜「12cm角」どんな斜面地でもまっすぐ

天に向かって伸びる杉・檜は、タテ方向にかかる荷重

を支える柱材として、とても有効です。

芯まで乾燥させることで本来の強度に比べて

2倍以上の力を発揮します。

家のために、適材適所に使うことが良くわかりました。


御前崎市/築60年古民家再生の構造見学会
こんにちは、今日も暑いです。

水分補給を頻繁にして、熱中症に気を付けて

家にとっても、熱や湿気がこもらない様に

通気が大切です。躯体を常に空気でさらすことで

菌の発生を防ぎ、家の耐久を上げることが出来ます。

床下換気:丸形換気口は正倉院の高床式がお手本です。

従来工法に比較すると4倍の換気を可能にしています。

壁内通気:壁の内部に通気層を確保し、通気性を

高めることで結露を防ぎ、湿気による躯体の劣化

防ぎます。基礎上からのぼった空気は、壁・屋根を

経由し棟から排気されるので、空気がよどむ心配

がありません。

軒裏換気:軒裏の「有孔板」から空気を入れて

壁内通気と一緒に棟へと運ぶ通気です。

棟換気:壁内・軒裏の空気を外部に出すための通気です。

長持ちの秘策は見えない所にありますね。




通気工法
丸型通気孔で湿気対策
通気工法
こんにちは、早いですね、もう8月になります。

この暑さに耐えて人を守り立ち続けてくれる

住まいに感謝です。

その家を支えているのが、土台です。

昔から土台は「クリ・ヒバ・ヒノキ」と言われる

ように、家を支える土台には「目詰まり(年輪の細かさ)」

「殺菌作用」が重要です。中でも使うヒバ材は最上級

で、1000年の時間をかけ細かく重なった年輪は堅く

締まっており、家全体の荷重を支える大きな役目 

を担っています。また、床下の湿気が多くなると

ヒバ特有の成分「ヒノキチオール」が殺菌効果を発揮し

白ありや腐朽菌から家を守ります。

住宅の土台として、これ以上の材はないほど最も

適した材料と言えます。

木も、自己防衛反応が備わっており、自分を守る

用出来ているなんて凄いですね。

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土台/ベイヒバ
こんにちは、毎日、過去最多の言葉が繰り返され

不安が続きます。

私たちも、忍耐強く耐えなければならないですね。

あちらこちらで起きている地震、その中に震度6強

2回も襲われた中でビクともしない家がありました。

軸組パネル工法は点ではなく面で支えるので強くなります。

筋交い工法の3.3倍となります。

また壁だけではなく、床下構造も一般在来の3.7倍です。

大引きを通常の2倍の間隔で配置し仕口で組みます。

剛床工法は土台や梁にしっかり力が加わり、壁に力が

うまく伝わることで、丈夫で強くなります。

見えない内側の構造が大切です。

何事もない面が大切ってことですね。


牧之原市新築木のひらや上棟
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こんにちは、今日も暑いです。

先日、集成材と無垢材の部屋に見立てた中に

食パンを入れ、カビの発生実験の結果報告です。

5日にして、集成材の方はカビがびっしりです。

恐ろしいです。

では今日は、極寒にも強い独自の断熱材、30倍発泡

万曲の昭和基地でも使用され、約40年間全く

劣化が見られなかったそうです。

もっとも断熱性能が発揮される30倍の発泡倍率により

真冬でも暖房器1台で快適な生活を保障しています。

真夏でもクーラーいらず遮熱シートで紫外線を

96%カット、屋根や壁にアルミ遮熱シートを

設置することで、太陽からの放熱(紫外線)が

建物の中に入る前に反射し、室内の温度を低く

保つことが出来ます。

「夏期」外気熱を入れない。「冬期」内気の熱を逃がさない。

工法により、住宅性能が全く変わってきます。

どうぞ、構造・工法・素材に目を向けましょう。
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