スマイル日記 -寺田ブログ-

「ぬのきそ君」「べたきそ君」の重さに対する強さを動物で例えると

ラクダの足は、重さを点で支える「ぬのきそ君」のような進化を

遂げています

もし「べたきそ君」のような水カキみたいな膜の足だったら重い体を

支えることはできません

木造住宅の「べたきそ君」スラブは、薄い膜が張ったようなもので

思ったより強くありません。だから補強もたくさん必要になります

家の重さを支えるのは、基礎の梁と言う部分です

基礎の梁を見ると「ぬのきそ君」のほうが「べたきそ君」よりずっと

強いのです
そのころ「ぬのきそ君」は? 

「べたきそ君」しかつくれない会社がある中

技術力のある会社は「ぬのきそ君」のいろいろ

なメリットを知っていたのです

思ったより木造の家は軽いのです

「べたきそ君」は実は家より重量があります

軽くて地面への負担が少ない木造の家のメリット

を「べたきそ君」は残念ながら消していました

思ったより地面は強いのです

ふつうの地面なら軽い木造の家を支えるのは

「ぬのきそ君」で十分です
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地面の固さに関係なく「べたきそ君」でいいんじゃないの?

いつの間にかその考えは広まり、やがて日本中が「べたきそ君」

だらけになったのです

地面がぜんぶ、やわらかくなってしまったのかな?

そんなことはないと思うけど・・・・・

ところが・・・・・・ 困ったことが起きました

鉄やコンクリートをいっぱい使う「べたきそ君」

二酸化炭素をいっぱい出していたのです

猛暑の夏や長い時間集中豪雨 生態系の変化に

不魚・不作など、地球環境を考えるとこのまま

「べたきそ君」を作るわけにもいきません

全ての建物の炭素排出量の表示義務化に向けて

日本政府も動き出しました


おうちの基礎のはなし 地面の固さを調べることても大事

地面の固さは3つに分けられ次のように決められました

ふつうの地面なら「べたきそ君」か「ぬのきそ君」

やわらかい地面なら「べたきそ君」にしましょう

とてもやわらかい地面ならまず地面を固くする工事を

KN(キロニュートン)は地面の固さを表す単位です

普通の地面・・・・・・・30KN以上

やわらかい地面・・・・・20KN以上30KN未満

とてもやわらかい地面・・20KN未満


おうちのきそのははし ぬのきそ君とべたきそ君

これは「ぬのきそ君」「べたきそ君」のお話です

家の重さを支える基礎と言う仕事は、そこへ住む

家族を守る大切な仕事です

「ぬのきそ君」「べたきそ君」より早く生まれた

お兄さんです

ひと昔前の木造の家の基礎は、ほとんど「ぬのきそ君」

にまかされていました

見た目の大きさは2人ともほとんど同じですが体重は

「べたきそ君」のほうがどっしり重いです。

たくさんの鉄筋コンクリートでつくられた重い

「べたきそ君」は一見すると強そうに見えます

「べたきそ君」は土の上にスラブと言う名前の

が張られています

基礎にその膜があると、やわらかい地面に家を

建てたときに沈みにくくなります

「べたきそ君」は一部のやわらかい地面を

担当していました

ふつうの地面なら「ぬのきそ君」です

2人は役割を分けていました