スタッフの現場日記

桐材は製作直後だと白い近い色をしていますが、
年数を重ねるにつれ薄いグレーや茶色に変色していきます。

また、部分的に淡い紫色になることもあります。
これは桐に含まれる「タンニン」という物質で、このタンニンが
桐の防腐効果を促しています。また、桐には防虫効果を促す
「パウロニン」「セサミン」という成分も含まれています。

タンニンが桐の中に残っていますので、桐の性質は活かしつつ
変色も遅らせています。変色が起こりやすいのは引き出し内部等で
使用する無塗装ざいですが、より高い防湿・防腐・防虫効果が期待できます。


牧之原市/築30年二世帯リセット住宅After桐の収納
桐の経年変化
自然素材ならではの温かみで住む人を魅了する木の家。
鉄筋構造の建築物が多い存在でも、住宅に関しては木材が圧倒的なシェアを誇っています。
なぜ、木造住宅が日本で採用されているのか。木という素材が生み出すメリットを紹介します。

歴史ある建築物を見ると、ヨーロッパでは石造りやレンガ造りの建物が思い浮かびます。
日本ではそれほど石やレンガを採用した建築物は見られません。現存する世界最古の木造建築物、
聖徳太子ゆかりの寺院「法隆寺」や世界最大の木造建築物、大仏で有名な「東大寺」に代表されるように
日本の歴史的な建築物は木で造られてきました。

古くから日本国内で木造建築が使われてきた理由のひとつに日本は非常に地震の多い国であることがあります。
吸湿性、柔軟性を持つ木ときを「はめ込む」ことで、クギなどを使わない「木組み」工法があります。
この技術により、地震などにも耐えられる頑丈な木造建築が発展してきました。



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木造建築には多くの点でメリットがありますが、地震大国のである日本では、
近年では鉄筋コンクリート造りの住宅も増えてきました。
そこで、木造建築ではない住宅において木材の癒し効果を取り入れる方法
もあります。木製の家具や木材を使用した何らかのアクセントとなるもの、
またはインテリア雑貨のようなものを活用するのも良い方法です。

ある調査によると木製の机と椅子を用いた結果、子どもたちの集中力が
高まっているようです。部屋の4~6割をしめる割合で木材を使用すると
いいとのこなので、木製家具の使用だけでも人の気持ちを積極的な方向へと
働きかける効果があるようです。

つまり、木材を基調とした家具やインテリア雑貨を部屋に取り入れるだけで、
それだけの効果を期待できます。例えばこちらのサイトは木材でできた
家具を購入する際の参考になるかと思います。

家具紹介
1.家具紹介⇒桐ロッキングチェア  2.家具紹介⇒赤松チェア         3.家具紹介⇒赤松ミニスツール
4.家具紹介⇒桐座スツール     5.家具紹介⇒桐スツール         6.家具紹介⇒赤松reveスツール

色々なところで木の材質を用いたものをなるべく取り入れるようにすれば、
木造建築でない方も木に囲まれた生活は可能となります。


郷の家
木の精油には、ダニ、カビ、細菌類の増殖を抑える効果があります。
たとえば、ヒバの精油成分であるヒノキチオールは、
100~1000ppmの濃度でカビ類、ブドウ球菌、大腸菌といった
細菌類の増殖を抑制。ひば、米ヒバ、杉、赤松などはアレルギー
や喘息の原因となるダニの抑制を抑えます。木のもつ調湿作用によって
結露やカビも防止でき、空気をきれいに保つことができます。
牧之原市/郷の家完成見学会
山や森で育った原木(丸太)から、使用する大きさに挽き割った材料。
古来より日本の建築文化に深く根付き、現存する歴史的な寺社仏閣も
みな天然無垢材による木造建築です。

日本最古の木造建築「法隆寺五重塔」など1400年以上も立ち続けています。
天然無垢材は、こんなにも耐久性のある材料なのです。
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