木育広場スタッフまりえのマリマリ日記

イベントや勉強会に通う中ですっかり木の家の虜になったという

奥様は、内装の木にこだわった。

「モデルハウスで見て、どうしても我が家にも使ってほしかったんです」

というのは、タモ材だ。木目がくっきりと見えるところが気に入って、

トイレと洗面所の床に使ってもらった。表面を❝ちょうな❞で

凹凸に加工したことで、木目のおもしろい表情がいっそう引き出されている。

下駄箱やキッチンのカウンターには、奥様のたっての希望で❝耳付き❞の

一枚板が用いられた。耳付きとは丸太の樹皮に近い部分をそのまま

残した加工で、同じものは決してなく、その木だけの自然な風合いを

楽しめるものだ。
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「人工のものと違って、ひとつひとつ違うのが自然のおもしろいところだと思うんです」と、

すっかり無垢の木の醍醐味に魅せられた奥様は言う。

リビングの薪ストーブも、そんな自然を楽しみたいという気持ちから設置したものだ。

「ゆらめく炎は1日見ていても飽きることがありません。ガスの炎とは全く違います」

丸山邸には、ゆっくりと家づくりを考える中で育まれた自然への関心がひとつひとつ描きだされている。




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「早く建て替えたいなんてまったく思っていませんでしたが、今は、もっと早く建てればよかったと思っています」

悩んだ末に建て替えを決めたご主人がそう語るには訳がある。前の家のいいところを、

新しい家の随所に取り入れたのだ。まずは、お父様の想いを宿す古材だ。

お祖父様によって選りすぐられた前の家の木材は、新しい家にも十分使える強度を持つものがたくさんあった。

歳月を経て増した色つやも美しい。そうした古材を新しい家に活かそうと決めたのだ。

和室の天井やリビングの梁などに、新しい木材と古材がバランスよく配された。

ご主人が「ふと目お上げたときに前の家の木材が目に入ると、なんとも言えぬ懐かしい気持ちになりますね」

と話す通り、子供の頃からの思い出を大切に受け継いだ家になった。
和室
基本的な間取りも前の家と同じだ。もちろん、細かく仕切られていた部屋をひとつにしたり、

縁側を設けるなども、今の暮らしに合わせてアレンジを施した。けれども、

ビングや和室にのある場所など、基本的な間の置き方は変わっていないのだ。

それは、前の家がこの地域の気候風土に相応しい間取りだったからだ。

「一般的には東南の角をリビングにするようですが、ここでは北東向きが一番いい。

田んぼからの涼しい風が家の中を通り抜けていくんです」確かに、家の中を抜ける

光と風が心地いい。「昔の人にとって家づくりは一世一代の大仕事でしたからね」

丸山さんのお祖父様精魂込めてつくった家は、現代の設計者も❝これしかない❞という間取りだったのだ。
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ひとめ惚れした丸太を一本だけ買った。
10家族のものがたり
何世代もの時代(とき)を超えた、大きな大きな杉の丸太

ーその一本の木との出会いが、丸山さんの家づくりの

スタートだった。「前の家には思い入れがあったので、

建て替えたかったわけではないんですけどね・・・」

ご主人が、当時の想いを語ってくれた。建て替える前の

はご主人が7歳の頃から住んでいた家で、両親や祖父母

過ごしてたたくさんの思い出が詰まっていた。

家そのものもお祖父様が木材を吟味して建てられたこの

地域らしい和風建築で、簡単に取り壊すには惜しい風情

湛えていた。とはいえ、新潟を襲った4度の地震のため

あちこちが傷んでおり、中越地震の後には隙間風がに染

みるようになっているのも認めざるを得なかった。

「建て替えましょうよ」という奥様の声に背中を押されて

渋々出かけた先で出会ったのが、夢ハウスだった。
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そして、1本の太とめぐり会った。それは、本社の工場

に訪れたときだった。トックヤードに保管されたたく

さんの木材の中に、ひときわ大きく、年代を感じさせる杉

太がに付いた。丸山さんは家を建てようと思っ

参加したわではなかったが、の丸太を見た瞬間

これで和室をつくう」決めてしまった。「そのとき

にはまだ家を建てようとは決めていなかったで、

かしな話なんですけどね」丸山さんは、う言って

う。ひとめ惚れした丸太をその場で購入したの、その

丸太が柱になるまでにはばらく時間がかかた。
木のおもちゃ:口に入れても安心
プラスチック製おもちゃの原料は石油です。
おもちゃの形に加工されるまでに、有機溶剤や添加物
などの化学物質がたくさん使われています。

その中には舐めると有害物質が溶け出す恐れのあるものもあり、
小さな子供のおもちゃとして、ふさわしいかどうか、与える前に
よく見極める必要があるようです。

一方、木は口に入れても害のない自然素材です。
何でも口に入れたがる赤ちゃんが使っても安心です。
小さな赤ちゃんが口に入れても安心・安全な木のおもちゃ。
最近は、お米で作られた積み木やお米と野菜で作ったクレヨンなどもあり、
食べられないけれど「食べれる積み木」というものもあるようです。

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木のおもちゃ:五感を刺激し集中力を育んでくれる
プラスチックなど他の素材で造られたもおもちゃに比べ、
木のおもちゃには、どこか温かみを感じますよね。
デザインがごちゃごちゃしていなく❝ほんわか❞したものが
多いというのも理由のひとつでしょうが、木そのものの特性が
そう感じさせてくれているという面もあります。

木は生命です。人間と同じ細胞からできており、そこには
多くの空気が含まれています。そのため断熱性や保温性に
すぐれているのです。

また、五感が敏感な乳幼児に木のおもちゃ
ようです。触ったときの柔らかさや温もりだけではなく、
木独特のにおいや木目の美しさ、おもちゃ同士をぶつけ合った
ときなどのまろやかな音など、木のおもちゃは五感を刺激する
要素をたくさん含んでいます。

大人なになると視覚や聴覚が主になっていきますが、
子供の頃は、においを嗅いだり舐めたり、五感を駆使していますよね。
だからこそ、この時期に五感を働かせるものに出会って、
発達させていくことが大切なようです。
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