現場ブログ

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サッシ工事に入ります。内部造作に入る前に外囲いを行ないます。使用するサッシは三協アルミのマディオJ。 マディオJは枠と障子をアルミと樹脂の複合構造kにすることよりいkンテリア性に加え、断熱性もさらにアップ。断熱枠と断熱障子がマディオシリーズで最も高い性能を発揮します。 外の熱が伝わりにくい構造が断熱効果を発揮し、結露の発生も抑えます。樹脂の熱伝導率はアルミの1000分の1です。
断熱性能の高いサッシを使用することで、結露の発生を軽減し住まいの耐久性を高める(防露性)ことができます。結露が発生すると菌が繁殖し、木材などを腐らせます。これを防ぐことにより住まいの耐久性も高まります。また、結露の発生はカビ、ダニの繁殖にもつながり、これらは家族の健康を害する様々な影響を与えます。結露の発生を抑える事が健康な生活づくりに繋がります。
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築90年も経っていると、柱一本一本が傾いてるので水平、垂直に直していきます。古民家ですと30㎝以上ある太いサシカモイが付いてるところは直せませんのでできる限り直します。一番ずれているところは基礎についている建てたときの柱の跡から見ると3センチもありました。 サッシ枠を取り付けるにも水平、垂直をしっかり造って取り付けていきます。 古民家再生は経験豊富な熟年の大工職人でないと難しいですね。
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床下にはミラネクストラムダ50mmの高質断熱材を入れて施工していきます。リフォーム前よりも床下は風が通るように基礎パッキンを入れ施工しました。断熱材の施工の仕方が大切です。室内側にピッタリ隙間のないように空気層ができないように施工することです。断熱材の上に構造用合板12mm+仕上げに樹齢300年の赤松無垢フローリング30mmを施工していきますので、床の厚みが42mmとなります。だから頑丈です。
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天井も同じような考え方で断熱材ミラネクストラムダを施工します。室内側にピッタリ、天井裏は風が通ることで太い梁も呼吸することができます。高気密、高断熱で呼吸ができないと木材が腐る原因にもなります。内部結露の原因にもなることがあります。
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90年も経っていると床の高さもまちまちで束石も置いてあるだけでしたので全てやり直します。昔と違って土台を支える束材も鋼製束と言って本体をもって回せば高さの調整が簡単にできます。木材の乾燥などで収縮などあっても床下に入って高さ調整できる商品です。
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外回りの基礎は砂利が多くてセメントが少ないためボロボロの状態でしたので解体・撤去してベースコンクリートををして施工します。 古民家は下屋が四方にまわっていて外側の基礎にはほとんど力はかかりませんが、内側の基礎と鉄筋をケミカルアンカーで緊結し一体式で支える補強です。内側の基礎の内側にもベースコンクリートを打って補強していきます。
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下げ降りという工具を使って柱一本、一本水平、垂直を見ていきます。90年も経っていると柱が西面に傾いていました。南面にも傾いています。
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現代の耐震補強の考え方とは異なり、行って戻って、地震の力を軽減するという考え方の伝統工法です。ですから今の耐震補強工事の柱の先端に金物固定はしてありません。
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写真は「下げ降り」という工具で垂直を見て直したところです。黒いもとあったところの黒い部分が元あった柱の位置です。3cmほどズレテいました。すべての柱調整が必要でした。 ビックリしたのが90年も前に基礎をコンクリートでしてあることに感心しました。通常は大きな石にのせてあるのが一般的です。
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築90年の古民家再生工事が始まりました。2年ほど前に水廻りを含めた工事をさせていただきました。 今回は西側半分を再生します。23坪です。前回は20坪のリフォームでしたから、トータル43坪の平屋古民家再生です。
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前回もそうでしたが、何年か前に屋根の葺き替え時の土が天井裏に乗っていたため、解体時にはすごい埃でスタッフは埃で真っ白です。それに加えて古民家特有の煤も一緒になっての埃はマスクをしていてもマスクが真っ黒になるくらいの埃でした。 床下の外壁面も「小舞」という工法で竹が編んであるものに土を塗り付けての工法でしたが、90年経ってもほとんど劣化していない状態でした。先人の知恵はすごいなと改めて感じます。