現場ブログ

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吹き抜け23畳に階段を取り付けます。2Fロフトのホールから降りてきます。玄関も、吹き抜け登り梁天井が見えますので、2Fロフトのホールからも玄関の様子を見ることができるようになっています。
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格子状の手摺を取り付ける柱を取り付ける様子です。LDKから上がる踏み板4段はあらわしと言って階段の向こう側が見える造りになっています。 5段目からは階段の下側のスペースを利用して収納を造ります。もちろん内部は総桐の仕上げになります。掃除機などの掃除用具を主に収納するので充電できるようにコンセントも設けてあります。
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柱は登り口、中間、上がりきった所の3ヶ所です。その間に横に格子状に桟を取り付けます。赤松無垢の1.2寸の角材を1.1寸の間隔で入れていくと丁度60cmになります。柱と柱の間にひし形の格子を造り、嵌めこんで生きます。造作に入る前に材料を並べて隙間の間隔をもう一度確かめました。
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LDK吹き抜けの壁下地を施工しています。FLより6.5mあります。壁が終了すれば登り張りの無垢天井を塗装を入れていきます。 塗装といっても「ウッドライフ」地球と身体にやさしい天然木オイル系樹脂(紅花油・亜麻仁油)と天然ワックス(カルナバロウワックス・キャンデリラワックス)など厳選した天然由来原料をベースにした、人と環境にやさしい自然系塗料です。ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆建築基準法の規制対象外の安全な建築材料製品です。
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外装工事が終了し足場が取れました。足場が取れると広々すっきりです。 外構工事もシンプル和モダンのデザインで仕上げます。入り口に車4台置けるスペースをとってあります。足場が取れたことで、外回りの汚水、雨水工事、ポーチタイル、アプローチ工事に入っていきます。
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東の隣地境界から駐車場側を移した写真です。約20mほどありますので、駐車場からは結構な距離になります。
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2F廊下から1FLDK23畳を撮った写真です。LDK西面から厚み30mmの赤松無垢フローリングを施工しているところです。白く見えるのはポリスチレンホームと言って30倍発砲の断熱材です。一般的に使われている90倍発砲のスチロールに似ていますが、断熱効果がまったく違います。原料は同じ原料ですが発砲の倍率で断熱効果が変わります。実験で厚み75mmの30倍発砲が断熱効果が一番高いことが証明されています。 実際に南極の昭和基地で40年間使われていましたが、ほとんど劣化が確認されませんでした。そしてスチロールに比べてとても硬い商品です。スチロールはポキポキ折れますが、ポリスチレンホームは体重70kgの人が上に乗っても折れません。 そして自己消化性といって、ライターで火をつけても、1秒、2秒、3秒でジュル、ジュル、ジュルといって、自分で消火してしまいます。さらに燃えるときに有害物質も出しません。安心、安全な商品を使って、省エネ、健康住宅を造っていきます。
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外部の足場が取れたので、吹き抜け大空間に足場を架けて下地の壁を施工していきます。天井まで6.5mあります。
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1F外壁塗装,2Fはサイディング張替えです。鼻隠し軒天はホワイト、樋もそれにあわせてホワイトです。同じ色にすることで目立ちません。
1F外壁はフリーベージュでツートンにしました。
既存の建物は鼻隠し(樋を取り付ける場所が茶色で、樋はオフホワイト色でしたので樋がはっきり目に入ってきますので美観的には良くなかったです。33年前の樋ですので素材も鉄に樹脂を巻いてある商品でした。芯の鉄の棒が錆びて膨らみ、巻いてある樹脂が割れて、さらに雨水にあたって錆が大きくなっている部分がたくさんありましたので樋の取替えを勧めました。
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アプローチの塗装工事です。瓦部分の枠が今まで茶色でしたが、白く塗ることでブロバンス風になってきます。 建物も明るい雰囲気になり、ここに白い樋を取り付けても樋は目立ちません。建物の樋はなるべく目立たないほうが綺麗です。 エアコンの配管も同じことが言えますが、統一感のある建物にしても、空調設備を家電量販店に依頼して、作業のしやすい形で取り付けを行ってしまい建物の美観を損なったと言う話はたまに耳にします。 建てる建築屋さんがトータルイメージをしてから空調工事を行ったほうがベストです。
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日本ペイントのパーフェクトトップは「ラジカル制御」ラジカルは塗膜を傷める原因物質。このラジカルにいち早く着目し、ラジカルを発生しにくく、さらに発生しても抑えることができるダブル効果でさらに上の耐候性を実癌しました。
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倉庫の入り口に踏み台として置いてあった実験グッズ用の集成材の切れ端をひっくり返すと数千匹のシロアリが現れました。アスファルトを突き破って地面から上がってきている穴が数箇所あります。見ているとホント気持ちが悪い!ぞっとします。 シロアリの発生する季節になりました。
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早速、倉庫にあるシロアリ駆除材をかけました。 家造り勉強会で使用している実験グッズの中に、シロアリ実験グッズがあります。密閉したケース状の中に桧材、杉材、ヒバ材、集成材、の四つの材料を入れた中に、シロアリを入れてどの材料にシロアリが行くかを見る実験グッズがあります。入れたシロアリ全てが集成材に集まって食べつくします。  よく見ると杉の無垢材にもシロアリが歩いた蟻道が見えましたが、何も食べないで集成材にあつまります。  強力なノリで貼り付けた集成材はラミナといって柔らかい木の寄せ集めた商品です。気温が上がると(ホルムアルデヒド)などの有害物質がクロノリの部分から出ます。  天井裏でそういう現象が起こるとお子様のアトピー・喘息などの原因に繫がります。それでは困るので、2時間に1回は換気扇を回してくださいと24時間換気の法律が義務付けられているのです。最近の一般住宅の屋根を支える梁、柱など集成材料を使用している住宅は大変です。夏、屋根が太陽熱で屋根裏が暖められるとクロノリから有害物質が出ることと、各部屋、エアコンで涼しくした室内を2時間に1回換気をしていれば当然室内はまた温度が上がります。そして、またエアコンを付けて室内を冷やしていけば、光熱費がかかって仕方ありません。 いくらローコスト住宅で家を建てても、夏、冬光熱費のかかる住宅では何年か経てば、性能の良い住宅より金額の高いものになってしまいます。 集成材、使わないほうがいいですね。でも建築業界の70%~80%使われているのが現状です。 隣に置いてあった杉の無垢材は何の被害がありませんでした。
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瓦工事が終わって熨斗瓦にかぶせる水切板金工事が終了したら2F外壁工事に入ります。外壁はKEMWの「はまび調」14mmのミルキーホワイトです。外壁の色はツートンにしました。2Fはミルキーホワイト、1Fはフリーベージュです。 33年年前のサイディングは12mm厚みでしたが、現在では14mmの厚みが一番うすいものになります。14mm、15mm、16mm、18mmと続きます。  この建物は屋根裏の換気口が設置してありませんでしたので軒裏換気を取り付けました。施工している大工さんが換気口をつけていると、「中から生暖かい風がでてきた」と言ってました。屋根裏も風を通してあげることで構造部材の耐久性が高まります。夏は2階の各部屋エアコンゼンカイだったと思います。光熱費もグーンと上がります。 家造りは見えないところが大切!断熱・遮熱工事は大切ですね。