スタッフの現場日記

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先日、『お茶農家のパン屋さんるるべ』さんへ行ってきました。

萩間保育園のの向かいにある可愛いパン屋さんです。

営業は水・木・金曜日、第1・3土曜日の12:00~16:30です。

どれも美味しすぎてペロリと食べちゃいます。

お近くの方はぜひ一度行ってみてください♫


黄朽葉(キクチバ)
黄朽葉の由来
秋が進むと黄色に色づく木の葉はイチョウやユリノキ、
真っ赤に色づく前のモミジなどが挙げられます。
「黄朽葉」は、これらの黄葉した葉のような
くすみのある黄色で、「朽葉色や「赤朽葉」」同様、
染色における色名です。やはり平安貴族たちに深く
あいされていたようです。

〇黄朽葉の食べ物
茶碗蒸し
朝夕の気温がジワジワと、けれど確実に下がりだす晩秋
のご飯にはほっこりとあたたかいものがほしくなります。
黄朽葉に染まったイチョウの恵みであるギンナンや
カマボコ、ミツバやタケノコなどをおだしと玉子
で閉じ込めた、アツアツプルプルの茶碗蒸しでも
いただきましょう。




藍鉄色(あいてついろ)
藍鉄色の由来
暗く沈んだ赤みがかった緑色である「鉄色」と
「藍色」を組み合わせたような色です。
江戸時代以降に生まれました。

藍鉄色の魚
秋サバ
10月から11月に水揚げされるマサバの総称です。
産卵期を終え、夏場から旺盛にエサを食べつづけた
サバにタップリと脂がのりだすのがこの時期。
その美味しさは「秋サバは嫁に食わすな」の
言葉があるほどのようです。



秋の味覚!サバと大葉の味噌焼き
材料(2人分)
・サバ           400g
・塩            少々
こしょう         少々
・大葉           8枚
・片栗粉          適量
①みそ          大さじ2
①はちみつ        小さじ2
①すりおろしニンニク   小さじ1
①酒           大さじ2
サラダ油         大さじ2

作り方
1.サバに塩コショウを振って10~20分程おきます。
2.①を合わせます。
3.1から出た水分をキッチンペーパーで拭き取ったら大葉を巻き、片栗粉をまぶします。
4.フライパンにサラダ油を中火で温め、3を入れ、こんがり焼き色がつくまで焼きます。
5.4に2を合わせてにからめます。

こちらのレシピははちみつを使用しております。1歳未満(乳幼児)のお子様は
お召し上がりにならないようにご注意ください。
まり

落栗色(おちぐりいろ)
落栗色の由来
木になっていたときの「栗色」よりも深く引き締まった茶色で、
熟して地面に落ちイガから顔をのぞかせている栗皮からとられています。
平安時代中期に生まれ、「源氏物語」にも登場しました。ほかにも栗色
には「栗皮色」「栗皮茶」などいくつかのバリエーションが存在します。
どの色も、茶色が流行した江戸時代に愛されていたようです。

落栗色の食べ物
松茸
「香り松茸、味シメジ」と呼ばれるほど、芳醇な香りで
知られる秋の味覚の王様です。樹齢20年から70年ほどの
アカマツの根本にのみ生育します。庶民にはなかなか
手が届かないお値段なのは、人工栽培ができないため。
長野県や兵庫県、京都府がおもな産地となっているようです。

落栗色の飲み物
コーヒー
日本には江戸時代中期、長崎の出島にあったオランダ商館を
通じて伝来しました。それぞれまでお茶文化のなかで
生活してきた日本人には刺激が強かったのでしょう。
「焦げ臭くて飲めたものじゃない」という感想が文献に残って
いるそうです。それから300年あまり、コーヒーは私たちの生活に
すっかり定着しました。日本人の味覚は変わりましたが、
コーヒーの落栗色は今も昔も変わりません。




朽葉色(くちばいろ)
地面に散った落ち葉の色を平安貴族は「朽葉色」と表現しました。
「落ちる」ではなく「朽ちる」。なんとも叙景的でロマンチックな色名です。

朽葉色の由来
平安時代中期からある伝統色です。「朽葉」とは、

地面に散った落ち葉のこと。四季のうつろいに敏感で

「もののあはれ」を愛した平安貴族たちは、この

朽葉がお気に入りだったようで、「朽葉四十八色」と

呼ばれるほど、多くのバリエーションが生まれました。

「朽葉色」はその本家本元ともいえる、渋い茶色です。

朽葉色の生き物
●ミノムシ
ミノガ科に属するオオミノガの幼虫は、落ち葉

や木の枝でつくったミノをまとって越冬します。

これがいわゆる「ミノムシ」です。このミノムシの

内部でもオスメスも成虫になりますが、ガの姿をして

外に出られるのはオスのみ。メスの羽などは退化しており、

ミノから出ることなく一生を終えます。


メスは特有の匂いを出し、雄を誘います。雄はその匂いを頼りに、

雌の入っている蓑に飛んできて、蓑の末端から腹部を差し込み交尾します。

交尾後、雌はすぐに産卵を始め、数千個も生みつけます。

2~3週間後、幼虫が孵化する頃にはひからびて死んでしまい、

蓑の末端の穴から下に落ちてしまうようです。