まにゃまる日記

中温乾燥

乾燥温度を100℃以下としての乾燥をさします。

高温乾燥に比べ乾燥に時間がかかってしまい、設備の回転が速くなり設備スペースが多くなってしまう傾向にあります。

材料によっては割れを軽減し損傷を抑えることが可能な反面、外部より与える熱量が少ない為に
内部まで熱が伝わりにくく、時間を要します。

材種(特に杉)によっては水分傾斜の大きな材になってしまう可能性が大きいと言えます。



天然乾燥(Air Dry)

天然乾燥は特別な設備は必要としません。

また自然条件で乾燥させるため、材種によっては割れを軽減し損傷を抑えることが可能です。

反面長い日数がかかることと、到達する含水率にも限界があり、品質管理が難しいことから人工乾燥が一般的です。

天然乾燥

急速乾燥を目的として、100℃以上の乾燥をさします。

高温乾燥は設備の回転が速く、熱効率が高く設備スペースが少なくて済む等、多くのメリットがあります。

また内部までのしっかりとした乾燥をするためには、外からしっかりと熱を伝えなければ種(杉など)によっては、
内部の水分が抜けない可能性が高く、水分傾斜の高い材になってしまい、施工後の収縮等に繋がります。

しかし収縮や狂いが大きい、また変色を生じやすく、スケジュールを誤ると、材に損傷を与えてしまうので、
注意が必要です。

高温乾燥

JASでは乾燥材の含水率基準を以下の様に定めています。

人工乾燥機は施設設備や運転コストを必要とする反面、材の損傷を最小限に抑えながら
短時間で必要な含水率まで乾燥することが可能です。

おおむね熱処理を受けているので、割れが抑えられ寸法の安定性が高くなります。

天然無垢材含水率

牧之原市木のひらや

上棟式とは?

建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、
無事に建物が完成することを祈願する儀式です。

上棟式は平安時代初期から行なわれ、中世に盛んとなりました。

居礎(いしずえ)、事始め、手斧始め(ちょうなはじめ)、立柱、上棟、軒づけ、棟つつみ等、
完成まで の建築儀式が数多くありましたが江戸時代になって、これらの建築儀式を代表する形で
上棟式だけが行なわれるようになりました。

昔は建築儀式がたくさんありましたが、時代の変化とともに儀式(上棟式)も変わりつつあります。

一般的に上棟式は、新築の家の土台が出来上がり、柱、梁、桁、力板などの骨組みが完成したあと
棟木を 取り付けて補強する際に行ないます。

建築工事の途中で行う儀式で、木造軸組では棟木を棟に上げる時に、鉄骨造では鉄骨工事が完了したとき、

鉄筋コンクリート造では躯体コンクリートの打ち込みが終了したころに行います。


また上棟式では、魔よけのための幣束(へいそく)を鬼門に向けて立て、四隅の柱に酒や塩、米などをまき、

天地四方の神を拝みます。


同時に棟札に上棟年月日、建築主などを書き、棟梁が一番高い棟木に取り付けなどを行いました。


現在の上棟式は無事棟が上がったことを喜び、感謝、祈願する儀式になっています。


屋根のパネルをはめていきます。

牧之原市

屋根のパネルは大人の男性より高く重量もあります。
牧之原市

クレーンで吊るので、引っかける金具をつけています。
牧之原市

牧之原市

パネルをクレーンで宙づりにして屋根にパネルをはめ込んでいきます。

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【10層構造の屋根パネル】

瓦などの屋根材~防水シートなどの次に、
レフミラー96というアルミ遮熱シートを通気層で挟み、
太陽の熱をここで遮ります。

その次の66mm厚の断熱材で室内の空調を逃がしません。

このパネルのおかげで、斜天井の小屋裏(ロフト)も
真夏日でもエアコンなしで涼しく過ごせます。