まにゃまる日記
2019.11.26

調湿、消臭効果のある優しいクリーム色の珪藻土クロスを施工します。
珪藻土の粒が吹き付けてあるので質感が塗り壁のような上質な雰囲気です。
珪藻土クロス
珪藻土は植物性プランクトンに由来する自然素材でホルムアルデヒド等の有害物質を含まず、
木と同じように調湿して家の中を心地よく保ち、壁内の結露を防いでくれます。
無垢の木と珪藻土クロスの色の調和が織りなす落ち着いた空間で暮らしていれば、心も体も健やかに育まれます。
調湿効果はもちろん、無垢材の木組み空間との調和を考え抜いたオリジナルの壁紙です。

珪藻土
藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。
藻は地球誕生後、最も早く地球上に出現した原生生物の一つで、
光合成により地球上に酸素を供給しオゾン層を作り、
人間をはじめ動植物の誕生を促した、と言われています。
珪藻土は植物性プランクトン(藻)が化石化したもので、昔から火に強い土として、
七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料として使用されてきました。
日本では食べられる土として熊本城の内壁材に使用されて、籠城(ろうじょう)に備えたり、
輪島漆器の下塗材として江戸時代より伝統的に用いられています。
多孔質性の珪藻土は、調湿性能や脱臭性能が非常に優れています。
2019.11.26
欅(ケヤキ)
ケヤキはニレ科ケヤキ属の高さ30mにも達する落葉広葉樹で海外では東アジアの山地、
国内では本州から四国、九州にかけて広く分布しています。
欅は強靭で狂いが少な耐朽性にも優れているという実用性の高い特徴を持ち、
如輪杢、玉杢、葡萄杢、牡丹杢、泡杢、笹杢など特殊な杢が出ることがあるため、
見た目に大きな差が出る樹種だといえます。
木目が力強くて美しいことから、古来より日本国内で最良の広葉樹として扱われました。
漢字では「欅」あるいは「﨔」と表しますが、拳を天に突き上げているように見えることが名前の由来とされています。
辺材は灰白色で芯材は帯黄紅褐色で境界は明瞭ではっきりしていて見分けやすいです。
欅は重硬で非常に硬い木材で、主に建築材、家具材やお寺の建築には欅が欠かせないものとなっています。

花櫚(カリン)
マメ科シタン属の広葉樹でカリン(花櫚)とバラ科のカリン(花梨)とありますが全くの別物です。
東南アジアからニューギニアにかけて分布しています。
紫檀(シタン)や黒檀(コクタン)とともに、唐木(からき)の一つです。
高さ35~40m、直径1~1.5mになる高木で、一般的に辺材は淡灰黄色で狭く、
芯材は紅褐色から赤褐色、木目は明瞭です。
とても木肌の美しい表面を持ち、綺麗な光沢が見られます。
非常に硬く、丈夫という特徴を持ちます。
乾燥については比較的、容易で狂いも少なく、割れることも少なく、
建築材の床柱、家具、楽器、装飾材などにしようされます。
2019.11.26

槐(エンジュ)
マメ科イヌエンジュ属の落葉広葉樹で、原産地は中国産が多く(現在は伐採禁止)
国産材では北海道材がほとんどです。
伐採させた時点では、床柱に使われる(有)な色ではありません。
茶系統の色なのですが、自太の部分は「石灰水」に漬け、
赤太部分は塗装された独特の色合いになります。
またエンジュは「延寿」と表記されることもあり、縁起の良い木とされています。
日本でも「木」に「鬼」と書くように家の玄関や門や床柱に使うと
侵入しようとする鬼(災いごと)を防げたり、
魔除けの木とされており、『槐』と言う名前がついたとされています。
一位(イチイ)
イチイ科イチイ属の植物で日本及び中国東北部、シベリア東部を原産とする常陽針葉樹です。
名前の由来は、昔の1万円札で聖徳太子が持っていた笏(しゃく)にその由来があります。
宮中に献上したところ仁徳天皇がたいそう喜ばれ、その褒賞として
この木に『正一位』という最高の爵位を授けられました。
そこから、この木のことを【一位】と呼ぶようになったと言われています。
昔は狂いが少なく軽軟で安全性が高く加工も容易な【イチイ】が、鉛筆の芯木使われていました。
イチイもエンジュに煮炊きですが、白太は漂白されているわけではありません。
2019.11.19

写真を見ると磨き丸太は元から末まで枝がありませんが、枝の無い木とはあるのでしょうか?
元から木の天辺までの枝(節)の無い木は絶対の自然にはありません。
ではなぜ存在するのでしょうか?
磨き丸太や無節柱用のきは小さい頃から枝打ちされています。
成長は遅くなりますが、その過程で(下草狩り・枝打・間伐)を繰り返し、手間暇をかけてゆっくりと成長させます。
こういった丸太は成長が遅く、太くなるまでに年数を要するため、雪の多い地域では雪重にたえられず、
曲がってしまうので、育てる事が難しくなっていきます。

その中でも目通り36㎝程度の特に大きな径木のみを集め、大空間にあっても
見劣りする事のない存在感のある磨き丸太を使っています。
その樹齢は「80年~120年程」の木がほとんどで、簡単に切り出せる木ではありません。
その木を山で伐採し、半年ほどはがらしを行い山から搬出し皮を剥ぎます。

背割れが開くまでに期間を要し、すぐには使えないので1~2年先に使う丸柱を確保しておいて、
現地でしっかり保管しておくことが乾燥材を使うためにはとても重要です。
その後、蔵や調湿倉庫で2~3年程、背割れが開くまで天然乾燥されます。
この間調湿がしっかりできていないと大きく割れる可能性があります。
乾燥ができた磨き丸太は、表面を磨きあげられて出荷されます。
この様に磨き丸太はただの丸柱ではなく「価値のある天然木」だと言えます。
加工場へ到着した磨き丸太は、熟練の大工さんのてによって墨付け行い、加工されます。
未元寸法や形の違う丸太に90度の角度をきっちりと出し、四方から差し込まれる梁を
どの程度差すのかを加工場で大工さんが最終判断し加工しています。
少しでも加工精度が悪ければ建物に支障をきたす所です。
熟練の大工さんが居てこそ、大径の丸太を使うことが可能になります。
2019.11.19

キッチン奥の階段下は食品庫です。
防虫、調湿に優れた桐で仕上げました。
収納量もあって、使いやすい位置で便利です。
桐は、湿気を感じて放出されるタンニンがカビを防ぎ、消臭効果もあるのでいつでも快適です。

家事をしながら家族の様子を見渡せる動線を考えた家づくり
普段は使わないけど、たまに使う鍋やコンロなども物入れにしまわず、食品庫へ。
よく使う物だけをキッチンの廻りへ納めるひと工夫もできます。

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