まにゃまる日記
2020.4.25

「木のひらや」壁断熱
壁の断熱施工として、吹付硬質ウレタンの断熱材を施工します。
耐震パネルの中にウレタンをしっかり詰めていきます。
吹き付けると数秒で膨らみながら隙間を埋め、60mmの厚みで家全体を包み込みます。
冷凍庫に使われるほど高断熱で、湿気を吸わないので、
断熱効果が下がったり壁の中でカビが生える心配がありません。
60mmの厚さに仕上げて高断熱の省エネ住宅になります。

硬質発泡ウレタン
(こうしつはっぽううれたん)
基本的に現場で直接吹き付けるタイプのには断熱材、「硬質ウレタン」が多く使われています。
この「硬質ウレタン」は、高い断熱性能があり、直接吹き付けるため、
気密に関する施工も同時に行うことができます。
気密工事も同時に行う上で、木材は年月の経過で痩せるため、木材への接着性能を高め、
隙間(断熱欠損)を作らない吹付断熱材を使う必要があります。
断熱方法としては、「内断熱(柱と柱の間で行われる断熱方法)工法」となります。
したがって、現場にて直接、吹き付ける断熱材のメリットは、
「高い断熱性能と気密性能」を同時に施工することができる上、
大工さんなどが施工するグラスウール系の断熱材と違い、
専門の吹き付け業者が責任施工で行うため、
どんな住宅でも同様の性能が担保されるメリットがあります。
2020.4.25

夢ハウスの住宅にはほとんど影響がなかったのは、
地盤調査による適切な【地盤改良】と、
夢ハウスオリジナル【軸組パネル工法】と【剛床工法】にあります。
【地盤改良】
適切な地盤改良により、建物は硬い改良層で支えられているため、
周囲の軟弱な地盤の影響を受けにくくなるのです。
【軸組パネル工法】
夢ハウスオリジナル乾燥材「ドライキューピット」の柱と、
ビーズ法ポリスチレンフォーム特号の断熱材(厚さ7.5cm)を組み込んだ
「夢パネル」を組み合わせた工法です。
国も認めた強い壁なのです。(国土交通大臣認定FRM-0050,0051)
【剛床工法】
土台に9.8cm×9.8cmの角材(大引き)を45.5cmピッチに入れ、
仕口がしっかり組んである工法で、在来の「根太ころがし」と呼ばれる
根太工法(4.5cm×4.5cm、30.3cmピッチ)に比べて2.5倍の床剛性がとれる工法です。
(財団法人 建材試験センター測定)

2020.4.25

構造で一番大事なのは耐震です。
中越地震の激震地が小地谷地区でしたが、1km離れた濁沢地区に
中越地震の10日前に引越した夢ハウスのお客様お宅がありました。
↑の写真は、震度7の激震の翌日に撮った写真です。
建物の外側は、エアコンの室外機とオイルタンクが転倒していましたが
構造には全く問題がありませんでした。
しかし縦揺れ横揺れで、室内の家具や電化製品はめちゃくちゃ、
ピアノは2mも移動していました。
また地割れもありました。
しかし地盤改良工事の手前で止まっていました。
建物の右横の小地谷地区の鉄筋コンクリート製貯水タンクは真っ二つに割れていました。

中越地震が激震災害に認定され、行政から見舞金や全国から寄せられた義援金の配分の為に、
行政が被害状況調査が行われ、全壊家屋は赤紙、半壊家屋は黄紙、
住居に問題ない家屋には青紙が貼られました。
小地谷地区で唯一青紙が貼られた住宅が、上の写真の夢ハウスで建てた住宅です。
この家はNHK「クローズアップ現代」に放映されました。
地震翌日、施主様が翌日から生活ができるように、食糧・水・仮設トイレ・発電機等、全て整えて
夢ハウスのスタッフは現場に向かいました。
この大震災で、濁沢地区の全ての世帯は避難所に避難し、高齢者が多いため地方を捨てる世帯や
再建困難な世帯があり、大変な被害となりました。
お客様の家の近くには同時期に2軒の住宅が建築せれていましたが、
そのうち1軒の地元で建てた筋交工法の家は全壊していました。
もう1軒は新潟で年間200棟以上施工している工務店が建てた
筋交工法と外張合板を併用した住宅は半壊でした。
この外張合板工法は釘を使って点で支えているだけなので、大規模な中越地震の場合、
本震で釘がついたまま浮き上がってしまい、釘頭が飛んでしまうことがあります。
その後に強度が低下してしまい、崩れてしまった例が小地谷地区でたくさん見られました。
使う工法で地震の時、はじめて被害が解ります。
2020.4.23
一般的には合板フロアを勧める事が多くみられます。
なぜ木に似せたニセモノを勧めるのか?
それは天然の無垢材は乾燥がしっかりできていないと、ねじれ、曲がり、変形、収縮が起こりますが、
そのしっかりと乾燥する技術ができないのです。
弊社で使われている無垢材は、日本で初めて高温乾燥を確立し、特許を取り製造しています。
含水率を5~8%以下までおとします。
一般的な無垢材の含水率は18~25%で使われています。
含水率20%の内装材では狂いが生じてしまいます。
室内ではエアコンや暖房などで木はまた変形します。
しかし20%の内装材は金額が3割下がりますが、後々木の狂いが生じてクレームに繋がります。
弊社で使う含水量の高い木は節が飛ぶためパテ埋めしています。
ストッキングで歩いても破けません。
人の手で丁寧に行い、最後は紙やすりの機械をかけます。
工程が3~4工程あり、一本一本人の手で仕上げていきます。
全てが手作りです。

2020.4.23
他社の完成見学会の新築の家に入ると独特の臭いがしませんか?
新建材がたくさん使われている家はどうしても建材や接着剤から
ホルムアルデヒドの臭いが出てしまいます。
収納や押入を開閉する時にとくに強く臭います。
弊社は天然無垢材の家なので、化学物質を含んでいる新建材を
極力使わない住宅づくりをしています。
他社の家は引っ越した直後が真っ白でとても綺麗に見えますが、
2年3年経つとだんだん薄汚れが目立ってきます。
お子様が傷をつけたり、西日や南の日があたる所はボロボロになってしまいます。
弊社の家は引っ越た後より良くなっていきます。
木は年月をかけてだんだんと良い色に変化していきます。
これが本物のの木の良さなのです。

森林組合では植樹祭で300坪に苗木を300本植えて、木を間伐除伐します。
建築用材として使えるには60年かかります。
60年経つ間に木は何本伐採すると思いますか?
親子5代に渡り、手入れや除伐を90割します。
私達は残り1割、長い時間に手間暇をかけ選び抜かれた
ありがたい木の命を受け継いでいるのです。