菊川市嶺田 古民家再生「築170年」 天然木リノベーション 「浴室」解体工事

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築170年の古民家再生解体工事が始まりました。まず最初に浴室の解体から始めて行きます。工事中の仮の住まいは脇屋に住んでいただくことになりましたので最初に浴室のリフォームから始めます。工事中の一週間は近くの温泉などに行って頂きます。一週間以上になりますとストレスになってきます。
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3〇年前に一度耐震工事を含めた大がかりなリフォーム工事がしてありました。左側に見えるのが鉄骨の筋交いです。各部屋の壁部分に所々入っていました。築170年もなると築80年~築100年古民家とは違って梁の太さがさらに一回り太いですね。左に見える太い梁も途中からねじれている為、システムバスを入れるのに邪魔になって大工さんに半日かけて削ってもらいました。三分の一以上は削っていませんので耐震性も大丈夫です。
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この古民家再生の一番の目的は、とにかく冬寒いので温かくしてほしいと言うのがお客様の希望です。実際に解体してみると外壁はトタン一枚で断熱材も入っていません。胴縁と内部のプラスターボード一枚です。逆に通気性が良いので170年もっているのだと思います。木造住宅は通気性が命です。今回のリノベーションでは、一番家族が使う空間の断熱性を高めるという事で、湿気や水に強い!ミラネクストΛ50mmを使用します。室内側に空気層ができないようピッタリ付けて施工します。そうすることで室内は温かく、外壁側は風が通るようにしてあげると今までどうり木材も呼吸ができます。どんなに良い材料を使用しても施工の仕方で性能性が変わります。