まにゃまる日記
2019.11.19
写真を見ると磨き丸太は元から末まで枝がありませんが、枝の無い木とはあるのでしょうか?
元から木の天辺までの枝(節)の無い木は絶対の自然にはありません。
ではなぜ存在するのでしょうか?
磨き丸太や無節柱用のきは小さい頃から枝打ちされています。
成長は遅くなりますが、その過程で(下草狩り・枝打・間伐)を繰り返し、手間暇をかけてゆっくりと成長させます。
こういった丸太は成長が遅く、太くなるまでに年数を要するため、雪の多い地域では雪重にたえられず、
曲がってしまうので、育てる事が難しくなっていきます。
その中でも目通り36㎝程度の特に大きな径木のみを集め、大空間にあっても
見劣りする事のない存在感のある磨き丸太を使っています。
その樹齢は「80年~120年程」の木がほとんどで、簡単に切り出せる木ではありません。
その木を山で伐採し、半年ほどはがらしを行い山から搬出し皮を剥ぎます。
背割れが開くまでに期間を要し、すぐには使えないので1~2年先に使う丸柱を確保しておいて、
現地でしっかり保管しておくことが乾燥材を使うためにはとても重要です。
その後、蔵や調湿倉庫で2~3年程、背割れが開くまで天然乾燥されます。
この間調湿がしっかりできていないと大きく割れる可能性があります。
乾燥ができた磨き丸太は、表面を磨きあげられて出荷されます。
この様に磨き丸太はただの丸柱ではなく「価値のある天然木」だと言えます。
加工場へ到着した磨き丸太は、熟練の大工さんのてによって墨付け行い、加工されます。
未元寸法や形の違う丸太に90度の角度をきっちりと出し、四方から差し込まれる梁を
どの程度差すのかを加工場で大工さんが最終判断し加工しています。
少しでも加工精度が悪ければ建物に支障をきたす所です。
熟練の大工さんが居てこそ、大径の丸太を使うことが可能になります。
2019.11.19
キッチン奥の階段下は食品庫です。
防虫、調湿に優れた桐で仕上げました。
収納量もあって、使いやすい位置で便利です。
桐は、湿気を感じて放出されるタンニンがカビを防ぎ、消臭効果もあるのでいつでも快適です。
家事をしながら家族の様子を見渡せる動線を考えた家づくり
普段は使わないけど、たまに使う鍋やコンロなども物入れにしまわず、食品庫へ。
よく使う物だけをキッチンの廻りへ納めるひと工夫もできます。
家づくりのアイディア集 [ バス&サニタリー ][ キッチン ] [ 収納スペース ]
2019.11.12
洗面脱衣室/タモ
お風呂上り、足裏が気持ち良いタモ材を貼りました。
職人が一枚ずつ手で掘って模様を付けています。
タモは、モクセイ科の広葉樹であり、主な原産国は日本・中国・ロシアです。
その木目の美しさが特徴の一つといわれるほど、はっきりとした木目が流れており人気の木材です。
広葉樹のなかでも大きく育つタモですが、木目は木の深い部分まで美しく流れているため、
きれいな木目が入った均質な木材がまとまって取れるそうです。
タモは、反発力が強い木材で、力を加えてもたわむ特性があり、折れにくい木材です。
また、加工もしやすく、家具だけでなく野球のバットやボートのオールなど
多くのスポーツ用品の材料や楽器としても使用されています。
2019.11.9

[新潟県新発田市新栄町]
郷の家(新発田モデルハウス)
自由設計住宅「いこいの家」と隣接しているモデルハウスです。
内装の趣を変えたそれぞれの”木の家”をお楽しみ頂けます。
無垢の家に興味を持っていただけた方、モデルハウスを見てみたい方は、新潟にある夢ハウス本社へ見学ツアーをご案内しております。
モデルハウスへの宿泊体験も可能です。
モデルハウスで料理、入浴、一晩おやすみいただくと
健康な家だとこんなにリラックスできるんだと実感していただけます。
・郷の家、tsumiki、リセット住宅モデルハウスの見学
・夢ハウスの職人力を間近に感じられるプレカット工場見学
2019.11.9
寝室は桐の無垢フローリング
優れた調湿効果、消臭効果、防虫効果のある桐材。
踏み心地が柔らかいので足裏から癒される素材です。
世界の良材(桐)
熱伝導率は0.063kcal/mh℃で、非常に熱を伝えにくい性質があります。
これは材内に空気を多量に含んでいるためです。
(例:タモ⇒約0.1kcal/mh℃・ケヤキ⇒0.123kcal/mh℃)
発火点はおおよそ425℃といわれ(杉は約240℃)、非常にもえにくいため「金庫の内壁」などにもよく用いられてます。
調湿作用も高く、乾燥後の寸法変化も少ない為「桐たんす」などに用いられ高級品として扱われています。
また、多孔質であるため大変音響性に優れています。
古代より琴等の楽器に使用されてきました。
桐材は柔らかいので、非常に肌触りも良いのですが重い物をぶつけてしまうと傷や凹みができやすい性質があります。
しかし多孔質のため、水を含ませアイロンを充てると、少しの傷は修復してしまうほど復元力のある素材でもあります。
多孔質であるということは、空気をたくさん含んでおり、調湿効果、保温効果も非常に高く、
冬場の温度差による結露を抑え、カビの発生を防ぐことにもつながります。
天然素材と工業製品の違いは、そういった健康面でも大きな違いがでてきます。
また日本国章は「菊」ですが、日本政府、内閣府、内閣総理大臣の紋章が「桐(五七の桐)」になっています。
「桐紋」はいままでは一般的な家族の種類ですが、元は天皇気だけの紋章でした。
そのために「皇室の人間ではない一般人でも使える高貴な紋」として有名な
豊臣秀吉の太閤桐をはじめ、古くから使われているものです。

























