木遣いとは
本物の住まいづくりは、木の良さや特性を知ることから始まります。木は種類や育った場所、周囲の環境などによって一本一本に個性が生じるものです。
一本の木でも部分によって性質が違います。
これをしっかりと見極めて、適した場所に適した材料を使うことが、
何百年も生き続ける住まいづくりの基本なのです。
木を正しく使うことを「木遣い」と言います。
大工はこれを1400年以上も前から熟知していたのです。
本物の住まいづくりは、木の良さや特性を知ることから始まります。
木は乾燥によって収縮、変形するもの。
昔の大工は、木の乾燥と収縮の関係をちゃんと心得ていました。
充分に自然乾燥させた無垢材を使い、棟上げの後もすぐには仕上げに取りかからず、
数ヶ月間は空気にさらして、しっかりと乾燥させたのです。
しかし現代では、建築にそれだけの時間をかける余裕がなく、
前もって人工的に乾燥させたものを使うようになりました。
その乾燥の度合いが大きなポイントなのです。
木の乾燥の度合いを知る手がかりは「含水率」。
この数値を指標に乾燥が充分な、本物の無垢材を追求していくことが大切です。