平常心是道
2023.7.11
種類が違えば、個性も違う
「適材適所で個性を発揮」
木は、種類によっても性質が違います。
それぞれの持ち味を活かして使い分けると、長持ちするだけでなく住空間を快適に保ってくれるのです。
【住まいに使う主な木】
《杉》
古くから日本人に身近な素材。
加工しやすいやわらかな木肌と素直な木目、曲げに対する強さを持つ。
(柱、梁、床・壁・天井、建具材など)
《ヒバ》
殺菌性のあるヒノキチオールの含有率が高く、シロアリや腐朽菌に強く、耐水性、強度も高い。
(土台・柱、軒回り、浴室、濡縁、ベランダなど)
《赤松》
少し赤身のある木肌が美しい。
堅くて強度もあり、最近ではフローリング材として商品化されている。
(梁、床・壁・天井など)
《ケヤキ》
木目が美しく、堅くて強度もある。
耐水性・耐朽性に富み、「広葉樹の王様」とも呼ばれている。
(大黒柱、上り框(かまち)、床の間などの化粧用造作材)
《桐》
断熱効果、調湿作用が高く、虫がつきにくい。
軽い、やわらかい、燃えにくいといった特性を持っている。
(収納・押入、床・壁・天井など)
※建築に使われるさまざまな木材は、環境に応じて乾燥収縮します。
収縮が激しければ、狂いや反りが生じるため、木材はしっかり乾燥させることが重要です。
◎自社開発の木材乾燥機(特許取得)で、狂いや反り、割れなどが極めて少ない、高品質な乾燥無垢材を使用しています。
♦弊社の木材乾燥基準
構造材/15%以下、内装材/5~8%(乾燥直後の測定値)
家づくり用語集
木遣い(きづかい)
木造住宅には様々な種類の木が使われています。
これらは適材適所となるように木の性質を考慮して加工、施工されているのです。
このように木を正しく使うことを「木遣い」と言います。
夢ハウスでは、ヒバ、杉、ヒノキ、桐、松を主に使用しております。
桧
(ひのき)
耐久性に優れるとともに、白アリなどの虫が嫌う成分(ヒノキチオール)を含んでいるため、土台や柱に用います。
檜風呂なども、その耐久性を活かした使い方です。
美しくて艶のある木肌、独特の香りも特徴の一つです。
ヒバ
(ひば)ヒバの大きな特徴は、虫や木材の腐朽菌に強いこと。
ヒノキチオールの含有量が多く、特に白アリに対する強さはナンバー1です(残念ながら国産のヒノキにはほとんど含まれていません。)。
腐りにくいうえに耐水性があって湿気にも強いため、土台や柱等に用います。
また、ヒバには特有の強い香りがあります。
弊社は土台に”樹齢1000年クラスの北米産ヒバの無垢材”を使用しています。
寒い地域で育ったヒバは年輪が詰んでおり(1cmに30以上の年輪)硬いので、強度を要求される土台には最も適しているといえます。
杉
(すぎ)
スギという名は「直ぐ(直ぐなる)」から付けれたと言われるように、杉材の繊維は縦方向。
したがって、柱に向いています。
また、耐久性があり、粘り強いのも特徴。しっかり乾燥させると、シロアリにも強い樹種です。
松
(まつ)
松の中でもベイマツは曲げに対する強度が強く、梁等の横架材に最適です。
素直な木肌で、柔らかい赤松はフローリングに向いています。
松はヤニを多く含むので、材に加工する前に充分なヤニ抜きが必要です。
梁
(はり)
建物の外周以外で、上部の荷重を下に伝えるための横架材
根太
(ねだ)
床を作るための下地材
2023.7.8
活かすも殺すも職人次第
「木と語り合う職人がいる」
腕の経つ職人には木も信頼を寄せてくるのだろうか。
「ここに使ってほしい」と木が話しかけてくるといいます。
腕の経つ職人には木も信頼を寄せてくるのだろうか。
「ここに使ってほしい」と木が話しかけてくるといいます。
【「木遣い」こそ、職人技】
「木遣い」によっては千年先まで建築物は残ります。
それゆえに“本物の職人”ほど存分に腕が振るえる木を自分の目で確かめ、
「本物の木を使って仕事がしたい」といいます。
●「木遣い」の賜物・法隆寺
法隆寺は、当時の大工職人によって細やかな「木遣い」が施された結果、
約千四百年の歴史を経て今もなお立ち続けています。
昭和の大改修時に加えた木材は40%程度、残りの60%は創建当時のままだそうです。
創建当時の古い木にかんなをかけたら、木の香りが立ち上がったそうです。
●本物の職人ってどんな人?
○ものづくりに誇りを持ち情熱のすべてをかける。愚直であるが意志は固く強い。
○経済効率より自分の持つ技術や技量を優先させ、常に一級品を作り続ける。
○経験の中で蓄積された知恵や工夫を活かし、納得できるまで決して妥協しない。
○一級品・一流品、(すなわち本物)がわかる眼や心(心眼)を持っている。
2023.7.6
人に「気遣い」、木に「木遣い」
それぞれの個性を活かして
人にも個性があるように木にもいろいろな特徴があります。
また、一本の木でも部分によって性質は違ってきます。
これらを見極め、それぞれを適した場所に使い分ける事を「木遣い」といいます。
【一本でも…】
木材には表と裏があり、樹皮に近い側を「木表」、芯に近い側を「木裏」といいます。
樹皮に近い木表側ほど乾燥が早く先に縮むので反りが生じます。
反り上がった木裏を表にするとトゲが刺さりやすくなるため人に触れる側は木表にするのが認識です。
●芯材(赤身)
木の年輪の中心を樹芯といいます。
その回りの赤っぽい色をした部分を「芯材」または「赤身」といいます。
堅くて腐りにくく、虫に強いことから、主に構造材として使います。
●辺材(白太)
芯材の外側の白っぽい部分を「辺材」または「白太」といいます。
比較的節が少なく、木肌もやわらかいので加工がしやすく、主に内装材や下地材などに使います。
2023.7.4
人肌、木肌は似た者同士
「天然の無垢なら、体にやさしく安心・安全」
なぜなら、もっとも人肌に近い素材だからです。
無垢材は保湿・調湿効果が高いので、素足で歩いても冷たく感じない温もりがあります。
このような天然素材に包まれた空間は、心も体もほっとするやすらぎを、住む人に与えてくれるのです。
結論 健康的環境とは…
・新建材(工業製品)をできるだけ使わない。
・結露を防ぎ、カビやダニの発生を抑える。
▼だから、
自然素材による家づくりをお勧めします。
弊社は構造材も内装材もすべてに乾燥された本物の木(天然無垢材)を使っています。
▼だから、
心身ともに健康で安らかな暮らしを実現します。
2023.7.1
街にいながら、自然の癒し
「木の家は、心も健やかにする」
森の中にいる効果を、そのまま住宅に再現できます。
天然無垢材は内装材となっても、リラックス効果のある芳香成分フィトンチッドを発散します。
また、紫外線を吸収して目や肌を守ったり、香り成分のテルペンが疲労回復に役立ったり、
鎮静作用のある視覚効果があるなど、体だけでなく、心も健康にする効果があるのです。
●その証拠に、この家にいるとリラックス時に見られる脳波「α波」が発生します。