平常心是道 

増築したのに部屋があまるの巻

肩落さんは、1部屋増築することにした。

でもいざ暮らしてみると…

「十分講座」

リフォームズの調査報告書

いくら経験のある大工さんだからといってもプランニングや生活設計が得意とは限らない。

依頼を受けた時点で本当にそうする必要があるのか?

もっと安く問題を解決できる方法はないかを検討してくれる会社を選ぶべき。

生活スタイルの提案だけで、リフォームの内容はガラッと変わる事があります。



希望どおりり完成した家の巻

肩落(かたおち)さんはリフォームのために数年前から自分で図面を描いたプランを練っていた。

希望通りに仕上げてくれるという工務店を見つけてリフォーム完成。

すべて肩落さんの図面どおりに完成した。

ところが、あちこちおかしなところが出てきた。

「狭すぎる階段」「出入りしにくいリビングの入口」「下がっている1階の天井」など。

こちらの要望通りに仕上がっているだけにこれはいったい誰の責任になるの?



「十分講座」

リフォームズの調査報告書

いくら住み慣れた家だからといっても、素人のリフォームプラン作成は危険です。
自分で図面を書く方も多いようですが、打ち合わせで希望をしっかりと伝え、後はプロに任せましょう。
構造計算など専門家にしかわからないこともあります。
安易に何でも言う事を聞いてくれる工務店等には注意しましょう。
後で大惨事なんてことも考えられます。




「折りたたみ式すのこベッド」と「ベッド式すのこベッド」の選び方
間取りコラム

2種類のすのこベッド


すのこベッドの種類には大きく分けて2つのタイプが存在します。

すのこなので通気性に優れ、「カビ対策に強い」というすのこベッドの特徴は共通していますが、

それ以外の点ではまったくと言って良いほど違う特徴を持つ製品のため、まずはどういう目的で購入するのか。


理想とするのはどちらのタイプのすのこベッドなのかを理解することが重要です。



折りたたみ式すのこベッドの特徴


■メリット:模様替えや引っ越しに便利でカビ防止!


フローリングや畳に直接布団やマットレスを敷いて寝ていたら布団がカビてしまうことがあります。

そういう時に折りたたみ式すのこベッドは最適です。


二つ折りにして立てておけるタイプのすのこベッドなら、折りたたみ時にそのまま敷き布団を干してしまうこともできるので、敷きっぱなしの時と比べてカビの原因になる湿気を大量に逃がすことができ、衛生的です。


もちろん、敷いているだけでもすのこなので、通気性に優れ、湿気予防にもなります。


また、軽く折りたたむことが可能なので、部屋の模様替えや引っ越しの際には簡単に移動することができるのでおすすめです。

折りたたみ式のすのこベッドは基本的に高さが低いので、上にマットレスを敷いた場合でもロータイプになり、空間全体に圧迫感を与えないでゆとりある広々とした印象も魅力の一つです。


間取りコラム

■デメリット:簡易的な作りが多く寝心地に難あり


床に直接敷くタイプの「折りたたみ型すのこベッド(※1)」は、使用しない時に折り畳んでコンパクトに収納する必要があるため、ベッドとしては簡易な仕様になっているケースが多いです。


実際に使用してみると「ギシギシ」と音がしてしまったりと、簡単に破損してしまうことがあります。


床に敷くタイプの折りたたみ型すのこベッド(※1)では耐荷重試験をすることが難しいため、耐荷重の表記ができない商品が一般的です。


つまり、ベッドではなく、あくまで通気性を確保するための寝具の一種というわけです。


そこで強度を確保しつつ、寝心地も心地よい折りたたみ式ベッドフレームを開発いたしました。

間取りコラム

折りたたみベッドフレーム/ロータイプ
https://www.reform-yukitoshi.co.jp/furniture/bed/kagusyoukai-beddohure-muro-taipu.html

(※1)ここで言う「折りたたみ型すのこベッド」は脚が付いておらず、使用しない時は仕舞えるすのこベッドのことをいいます。

折りたたみ型でも脚が付いていて常駐するタイプのすのこベッドは「ベッド型」として分類しています。


おしゃれな西洋式ベッド。日本人の為のベッド式すのこベッド。


今や日本人の半分がベッドで眠る生活をしていると言われていますが、江戸時代には「畳に布団」という文化が定着していた日本に西洋式の「ベッドにマットレス」文化が持ち込まれたのは、明治から大正時代にかけてだと言われています。


西洋式ベッドは選択肢が豊富で、デザイン性が高いベッドも多く、インテリアとしてもお洒落です。


和室の衰退とともに西洋式ベッドが日本人の生活にどんどん浸透していったのも当然です。

しかし、西洋式ベッドにも大きな弱点がありました。


それが西洋式ベッドは「湿気に弱い」という問題です。


西洋式ベッドの布団やマットレスを敷く部分はそのほとんどが木製合板の下地に生地を貼り付けたようなもので、通気性には優れないものがです。


日本の高温多湿の気候と西洋式のベッドは相性があまりよくないように感じます。

そんな通気性の悪い場所の上に布団やマットレスを敷いたまま放置していると布団やマットレス、ベッド自体にカビが生えてしまうことがあります。


間取りコラム

この状態になってからではもう手遅れです。

気づかなければその先もずっと毎日大量のカビと一緒に睡眠をとっていたことになります。

日本は高温多湿の気候です。梅雨の時期などは湿度が80%近くまで上昇します。

さらに、昔の日本の住宅は木造で適度に風通しの良い構造をしていましたが、最近は気密性の高いマンションも増えたことから、住宅の中に湿気が溜まりやすくなっています。


そんな中、西洋式ベッドの寝心地やデザイン性の良さはそのままに、高温多湿の日本の気候に合わせて作られたのが「ベッド型すのこベッド」です。


ベッド式すのこベッドの豊富な仕様


ベッド式すのこベッドには用途に応じて仕様を変えることができるものがあります。


■ベッド下のデッドスペースを有効活用!


間取りコラム

■好みや成長に応じて高さ変更!



折りたたみ型すのこベッドはスペースに余裕がなくても使うことができて、フローリングに直接布団を敷くことと比べて通気性に優れた、とても便利で健康的な寝具です。


その反面、折り畳んで仕舞えるようにする必要があるため、寝心地や耐久性という意味ではどうしても劣ってしまいます。


折りたたみ式すのこベッドをご検討の方は、価格が多少高くても丈夫な作りのすのこベッドをお選び下さい。

それが長い目で見た時に経済的負担が少なくなります。

スペースに余裕があり、近い将来引っ越し等を考えていない場合にすのこベッドとして折りたたみ式とベッド式でお迷いの場合は、寝心地に優れたベッド式すのこベッドをおすすめします。



リフォームを繰り返すの巻

御手洗(みたらい)さんは老朽化したトイレやお風呂のリフォームを決意。

どちらも下地の木が腐っていたので、すべて綺麗に治すことに。

家族のみんなも新しいお風呂とトイレに大満足。

それから5年後…、お風呂とトイレをまたリフォームすることに!?

また、床下が腐っていた。

なぜ??

実は、地面からの湿気に対して全く処置をしていなかった。

前回のリフォームの事に原因究明をしていたら、こんなことにならなかったのに…。

「十分講座」

リフォームズの調査報告書

表面だけきれいに見えても下地がしっかりしているかを確認しないと、同じ工事を短期間で何度もやり直さなければならない。

今回の場合は、工務店が早く仕事を収めるために先のことを考えないで作業を行った結果、再び木が腐ってしまった。

焦らず不具合の原因を解明し、せっかく行ったリフォームも意味のないものにならないように気をつけたい。


ホワットソンの質問箱
Q.リフォーム専門会社っていろいろあるけど?

A.専門が外壁や水まわりであっても「リフォーム専門」を名乗っている会社はたくさんあります。

つくりっぱなしではなく、あらゆるアフターケアが可能かどうかを判断基準にしましょう。

しっかりした会社はアフターケアも万全で永いつきあいができます。




暖房器具の落とし穴の巻

二度目のリフォームをすることになった御手洗さん。

今度は床下湿気対策も万全。
暖房設備も新しくなり満足。

ところが常に温度設定を高くしないと部屋が寒い。
しかたなく、石油ストーブを一台追加。

断熱対策を全くしていなかったため、最新の暖房設備も全く無駄。


「十分講座」

リフォームズの調査報告書

設備が専門でも、外壁専門でもリフォームと呼ばれているが、部分的ではなく、住まいをトータルで見る事ができる会社選びが重要。
今回の例では、暖房機器の入れ替えの前に断熱工事の必要性がないのかをまず検討しなくてはならない。
設備機器を販売したいがために、そういった工事を後回しにしてその後に断熱工事をするという業者も少なくはない。

せっかく新しくした設備が無駄にならないように注意したい。


ホワットソンの質問箱
Q.信用の置けるリフォーム会社の見分け方は?

A.お客様の要望をかなえるだけのリフォーム会社では本当に満足できるリフォームは出来ません。
良いことばかりでなく、デメリットもはっきり話してくれる会社が信用のある会社です。




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家づくり用語集

ヒートショック
(ひーとしょっく)

暖かい部屋から寒い部屋への急激な温度変化で、血圧が急変動したり、脈拍が速くなったりすること。

これが原因で脳卒中や狭心症などを引きをこすケースもあります。