平常心是道 

見積りには最新の注意を払う

見積りだけでも、業者の判断はできます。
丁寧に金額を出してくれる会社は、やはり工事も丁寧です。


こんな見積書・契約にはご用心

①「一式」の見積書
詳細が書れていなくて、リフォーム工事「一式」◯◯万円というのは、完全にアウト。

②「坪数×金額」の見積書
住宅の坪数に一定のリフォーム金額を掛けたなんて言う見積も上記の一式同様に、追加請求の発生する可能性大です。
家も状況も違うのに一定の金額で算出できるはずありません。

③最初に仮契約を進める
「10万円でいいですから先にお支払いください」
というような仮契約も注意。
逃げられないようにしておいて、後から追加、追加、追加と工事費がかさむことが予想されます。
このような業者と万が一契約してしまった場合はクーリングオフ制度などを利用しましょう。

「十分講座」

理想的な見積書3ポイント

付属工事が含まれている
カーテン・冷暖房・家具工事や配線・配管・照明工事が入っていること。
入っていなければ、初期の見積に必ずいれてもらう。

素人がみてわかる
建築知識のない素人が見積書をみて、何の費用か分かる事。
専門用語ばかりで、いったいどの部分の金額かわからないような場合は納得できるまで説明してもらう。

部屋別になっている
内装工事金額が部屋別に記載されていること。
コストを下げる場合に部屋別の見積が便利です。
予算の足りない場合は素材の変更ではなく、1部屋諦める等の対応が取れる。




リフォーム金額比較表

工事の違いで大きく変わるリフォーム費用。

自分に最も適しているプランをよく考えて、予算をかけすぎたり、

逆に必要な経費を削減して、再びリフォームする事の無いように注意しましょう。

「十分講座」

建て替えか、リフォームか迷ったらどうするの?

「十分講座」

建て替え

長所
・敷地内、建物の形状が思い通り
・地盤改良など地震対策が可能

短所
・ここ近年コストアップ
→建築基準法の改正(地盤・シックハウス・換気・金物)
→建材価格の高騰
・間取りや背景は図面だけが頼り

結論
建て替え工事の場合、構造・間取り・地震対策がゼロから作り上げられる


リフォーム

長所
・コストが建て替え程かからない
→全面リフォームの場合、新築の7~8割が目安

短所
・大規模な構造の変更は困難
・建物の老朽化加減で見積もり金額が変動する

結論
大規模リフォーム工事の場合、制限はあるがコスト削減ができる


ホワットソンの質問箱

Q.大規模リフォームって何?

A.既存住宅の老朽化箇所の徹底補修と今後の老朽化防止をするリフォーム。
屋根裏、壁の中、床下など見えない部分の補修とランニングコストを重視した住宅設備の選択が重要。
「築年数のリセット」が目的。



事件は起きる前に防ぐ!

「依頼する会社・工務店選び」
が全てを決める!?

ポイント

①新築・リフォームを手掛けており、その両方に実績がある。

大規模リフォームも得意である。

大規模リフォームの実績は見えない部分も把握し、提案できる能力がある。


②お客様の要望をすぐに受けず、根底から見直してくれる。

簡単に仕事を取る雰囲気の工務店は失敗につながりやすい。


③メリットだけでなく、デメリットもあらかじめ会話の中で出してくれる。

信頼を重んじる会社ほど最初に悪い部分を教えてくれる。


④後から追加が極力発生しないように考慮した、見積もり金額の提示をしてくれる。

初めの段階で見積もりの出し方についてよく説明してくれる。


「十分講座」


ホワットソンの質問箱

Q.新築やリフォームしたい時まずどこに相談したらいいの?

A.まずは、新築もリフォームも手掛ける「工務店」に相談するのが一番です。

施工例や雰囲気が自分のイメージに合う「工務店」を選び、最初に相談に行ってみましょう。






「十分講座」

調査ファイルNO・12
〈内部結露の被害(1)〉

築15年の住宅。

新しい暖房器具を使っていても、冬の寒さに耐えきれず、断熱材が悪いのでは?

と壁の中を調べてみた。

中に入っていたグラスウールは湿気で濡れ、壁の下に溜まっていた。

部屋の中の暖気と屋外の冷気により、壁簿中に内部結露が発生した結果だった。


調査ファイルNO.13
内部結露の被害(2)〉

シロアリの被害に遭い、床下から壁、屋根裏まで調べたところ、家中の木が腐ってしまっていた。

断熱材にまでカビが発生し柱が土台に食い込み、家が傾いていた。

わずか築7年で家中が腐った原因はやはり内部結露。

不完全な壁体内の通気が招いた被害。


調査ファイルNO.14
床強度低下〉

築30年の住宅。

カラーフロアと呼ばれる合板の床板がところどころ剥がれて波を打っている。

しかも、足をふみ入れるとグニャっとした感触。

さらに床をはがすと、床を支える「束」の高さが違う。

床下からの湿気で、床が剥離。

しかも床下はずさんな工事で大引きがほとんど入っていなかった。


これらの失敗例に注意して、家づくりを検討してください!




内部結露

(ないぶけつろ)


乾燥が不十分な木材のために、室内の暖気と屋外の冷気が壁の中で混ざり合って結露をおこすこと。

結露が原因となって、
結露→カビの発生→木を腐らせる「腐朽菌」を呼ぶ→土台や柱が腐り、断熱材は水分によって縮んだまま戻らなくなる→室内はあたたまらなくなる、
といった問題を引き起こします。

間取りコラム


シックハウス症候群
(しっくはうすしょうこうぐん)
建材に使われているホルムアルデヒドから発せられる成分や、結露によって発生したダニやカビを吸い込むことによって引き起こされる症状。
喘息、頭痛、アトピー性皮膚炎等の症状があらわれる。
2003年7月に「シックハウス法」が施工され、有毒物質の揮発量が少ない材料を「F☆☆☆☆(フォースター)」として認定し、その基準値に達していない材料は、内装材として使用できる量が制限されました。
夢ハウスの無垢材は規制対象外です。
夢ハウスでは貼り合わせのない無垢材と、調湿効果のある珪藻土をクロスにして室内を包み込んでいます。
ホルムアルデヒドの気中濃度は厚生労働省の指針値の5分の1の数値であることがわかりました。