まにゃまる日記

いつも木育広場をご利用いただきありがとうございます。

急なお知らせとなり申し訳ございませんが、
新型コロナウイルスによる感染防止のため、8月28日(日)より臨時休業します。
再開時期については、国内の感染状況や御前崎市の公共施設の再開の有無に合わせて
決定していく予定でございます。

ご理解の程よろしくお願いいたします。

木育
牧之原市/郷の家 桐の床
桐や針葉樹(杉・松・檜)など多孔質なため比較的暖かく調湿に優れた素材です。

反対に広葉樹(ナラ・タモ・サクラなど)は、細胞が緻密(ちみつ)なため熱伝導率が高く調湿性能は劣ります。

特に広葉樹の床材は摩擦による表面のケバ立ちや吸湿による寸法変化を抑えるために、
ウレタン塗装など木が呼吸できない仕上をされている製品がほとんどです。

参考 熱伝導率 杉・檜0.12/松0.15/ナラ・サクラ・ブナ0.19 単位kcal/(m.h・℃)

無垢材が全て暖かい訳ではありません。

「無垢材を使っているから、暖かくて空気も調湿するんですよ」
というのは正解ではなく、無垢材を適材適所でどのように使うかがとても大切です。


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桐の床材と一般的なフロアを並べて貼り合わせた物を作り、冷凍庫で冷やした板の表面の実験

新建材のフロアの表面は結露をおこし水滴が付きます。

桐の床材は結露はおこさず触ってもサラサラの状態です。

新建材フロアの家で結露が起きた場合、水滴になります。

その水滴に空気中の埃が付着してカビが発生します。

そこにダニが繁殖します。

ダニは9月~10月頃死にますが、ダニの糞と死骸が埃と一緒に舞い上がり
抵抗力の無い子どもが吸い込むとアトピー性症候群の一つの原因となります。

秋口にアトピーがひどくなるのはダニが原因であるといわれています。
 

「壁内に結露ができやすい、日本の高温多湿」


結露はシックハウスの原因であるダニやカビの温床です。

正倉院をはじめとする歴史的建造物は、みな「木」を利用してきました。

木造の建築物は日本の気候風土に適しており、結露が起きにくく、しかも優れた吸放湿作用があるからです。

「結露⇒カビ⇒ダニ⇒アレルギー」という図式を断ち切るには、その元凶である結露を防ぐことです。


コンクリート、鉄筋
●熱が伝わりやすく、結露も発生しやすい。その量も多い。
●表面がベタついて、カビが生えやすい。


天然無垢材
●熱が伝わりにくく、結露も発生しにくい。起きたとしても量が少ない。
●木には空気中の水分を吸収する効果もあり、表面はサラリとしている。
カビ、ダニの発生も防ぐ。

相対湿度と微生物等との相関図
カビは家の大敵
結露が発生すると菌が繁殖し、木材などを腐らせます。これを防ぐことにより住まいの耐久性も高まります。

日本は高温多湿の気候。

どうしても窓や壁に結露が発生しやすくなります。

この結露、しっかり対策を施さないとダニやカビが発生し、アレルギーやアトピーの原因となる恐れがあります。

結露する家はすなわちシックハウスの原因なのです。

押入れなどのカビは見た目の汚さ以上に危険な状態と言えます。

古来より日本の家屋は「木」を用いてきました。



天然木には優れた調湿作用があり、湿度の高い気候に適しているということを先人達はしっかり把握していたからです。



「結露→カビ・ダニ→アレルギー(シックハウス)」という図式を断ち切るには、その元凶である結露を防がなければいけません。

断熱性能や通気工法はもちろん重要ですが、住宅の種類によって結露の対応力がまず違います。



【鉄筋コンクリートの家】

熱が伝わりやすく、結露は発生しやすい。その量も多い。

表面がベタついて窓や壁などにカビが生えやすい。



【天然無垢材の家】

熱が伝わりにくく、結露は発生しにくい。発生したとしても量が少ない。

木には空気中の水分を吸収する効果もあり、表面はサラリとしている。

カビ、ダニの発生も防ぐ。



天然無垢材の家は弊社の住宅見学会でご覧頂けます。