まにゃまる日記

もともと日本に無かった暖炉と薪ストーブはときおり混同されることがあります。

実際にはどのような違いがあるのでしょうか。

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一般的な暖炉の定義

暖炉は建物と一体で作られたものを言います。扉付きのものもありますが、
基本的には部屋の中でたき火をする感覚です。

暖房も期待しますが日本の囲炉裏のように人が集まる、部屋のシンボル的な意味合いがあります。

子供の絵本で煙突からサンタクロースが入ってくるお話がありますね。



集成材は健康にも耐久にも問題がある
●天然無垢材の柱や梁を乾燥させるより、手間いらず。寸法変化が少なく、面倒なクレームが起きにくい。


●板材なので無駄にする材料が少ない。(見た目の悪い材も、良い材で挟んでしまえば見えません)

●材料の取扱いが非常に簡単。(熟練の技が不要)


しかし、ここにはお施主さんにとってのメリットは見当たりません。


あくまで売る側、業者側のメリットだけです。


近年当たり前のように住宅に使われている集成材、
これがいったいどういうものでどのような経緯で普及してきたのかご存知でしょうか?
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集成材は、ラミナと呼ばれる挽き割った板材を接着剤で貼り合わせたもの。

これを一本の柱や梁として構造躯体に使います。

100年ほど前にドイツで生まれた材料で、日本の住宅に使われるようになってから、
まだ十数年という、歴史の浅い材料です。

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憧れの新築住宅や新築マンションで暮らし始めたけれど体調が悪い、目が痒い、咳が出る。

・・・それはもしかしたら「シックハウス症候群」かもしれません。

今回の対談は「シックハウス症候群」という言葉の提唱者で、
NPO法人「シックハウスを考える会」理事長の上原裕之さんがゲスト。

この問題に取り組んだきっかけや今後の活動など、自らの体験を語っていただきながら、
住まいと健康について考えます。

上原裕之(NPO法人シックハウスを考える会 理事長)
1993年12月、地元の業者に依頼し、自宅兼診療所を新築しました。

結婚したばかりでしたし、夢の独立開業。

それはもう本当に嬉しかったです。

ところが入居してすぐに、家族や従業員に目が沁みる、気分が悪くなるという症状が出ました。

医療機関では治療はできても、原因までは特定してもらえません。

自分で保健所や消費生活センターに問い合わせるなど原因究明に動きました。

結果として建材の合板に使われているホルムアルデヒドが原因ではないかというところまで突き止めましたが、

その先のことは関係省庁に問い合わせても相手にされず、医療団体や消費者団体の反応もなかったんですよ。



森田直樹(NPO法人森と自然の会 理事長)
そのときの気持ちはどんなものだったんですか。

上原
怒りですね。

人の健康を守るのが医師としての信念ですから、同じ被害者を出してはならない!

医師である自分が諦めてはいけないと思ったんです。



赤塚幹夫(株式会社夢ハウス 代表取締役)
日本国憲法では、国民の生命は立法・国政の上で最大の尊重を必要とするとあります。

にも拘らず、実害に対して対策がなされていない。先生が憤りを感じたのは当然の事だと思います。



森田

その後も熱心に活動され、2003年とうとう「シックハウス法」施行に結びつきましたね。



上原
ええ。

診療以外の時間を運動に費やし、シックハウスに関する医師会の協力を得た大規模調査の為に借金もしました。

利害関係者ではありませんが被害者ではあります。

活動を続けるうちに理解を示してくださる方々との出会いがあり、結果的に国を動かすことができたと思います。

93年に被害を受け、問題を提起し、ちょうど10年で法改正。

奇跡的な早さだと言われました。



森田 
建築業界と関わりのない、いわば業界無関係者である上原先生が「シックハウス」という言葉を提唱し、建築基準法が改正され、シックハウス対策が義務付けられたわけです。

全ての問題が解決したわけではありませんが、被害に苦しむ多くの人々にとって先生は救世主ですね。



上原 
家を建てる人のほとんどが初心者なんです。

一生に一度の夢の住まいのはずが、健康を害する"毒"を発するなどあってはならない事だと思います。

(一部抜粋)

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