現場ブログ

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解体してみると、大きな鉄骨の柱が出てきました。店舗ですので、

広い空間を取るために鉄骨の梁が入ります。木造だと柱なしで広

い空間は取れません。全体が鉄骨で出来ているのではなく、こ

の店舗は木造づくりで、梁だけが鉄骨です。屋根は折半と言って

ガルバニュウム合金の折板です。外観からは折半が見えないよ

うに三方向は(東、南、西)は外壁が50cmほど立ち上げてありま

す。北面は降った雨が流れて落ちるように樋をつけるため、壁を

立ち上げることが出来ません。ですから、北側から見ると、屋根

の様子が解ります。
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先日のブログでも書きましたが、店舗ですので外観のデザインを

重視する為、屋根上に板金で大きな(樋)排水路を設けると、写

真の様な雨漏りの原因になる可能性が高くなります。

屋根を支えている柱も、腐って3分の2以上形がありません。もう

少しこの状態で放置しておけば壁が崩れ、屋根を支えることが出

来なくなります。 

丁度、良い時期にリフォームしたと思います。

今回は店舗を住まいにすることで、腐っているところは全部取り

替え、雨漏りしない構造に作り変えます。もちろんデザイン性も考

えシンプルに仕上げます
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解体工事が始まりました。
工事中使う電源の用意。外壁工事に必要な足場。解体したものを入れる産廃ボックス8㎥。これから工事に入る職人さんたちが安心・安全に仕事が出来るように準備します。

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5月連休明けということもあり忙しいようです。
店舗ということで、外観のデザイン、見せ方の構造の造りは住宅と違って上手く作ってあります。
「なるほど!さすがテンポ屋さんだ」と、うなずきます。
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カウンターのアール、段差、変形の天井、カラオケのステージ、客室の家具の配置、空間作りは見事です。
例えば、屋根の雨樋を外観から見えないように室内に設けてあります。竪樋の太さは直径20cmの樋を落とす為に外観から見たデザインを良くするために、室内に何もない一畳分のスペースをとってあります。
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上の写真は外観に雨樋を見せなくするため、外壁を屋根の高さより高く仕上げ、建物側に大きな箱樋を作り、そこに屋根の雨水を流す施工です。
デザインを重視しすぎると必ずと言って良いほど雨漏りの原因となります。ベランダを室内側に設ける場合は注意が必要です。
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解体してみると良くわかるのが、施工方法です。
デザインを重視しすぎると雨漏りの確立が高くなります。
写真は、だいぶ前から雨漏りがあり、腐朽菌が発生して、土台まで腐って形もありません。断熱材はグラスウールは湿気でカビが生え、下に落ちています。今、現在で50%の建設業界で使われています。
グラスウールは、値段は安いですが、一度湿気を含むと、ちじんで元の形に戻りません。壁の中に空間が出来ると、断熱の効果は無くなります。ただ断熱材が入っているだけになります。
キノコが生えそうな環境です。その部分は後で増築したのか、当時、流行った「地震に強いラスカット」が施工してあります。この外壁商品はベニアにモルタルが一度塗ってあり、左官さんが外壁塗りを一回で仕上げることが出来る商品です。ところがこの商品も雨漏り、湿気に弱い為、ぼろぼろになります。
外壁をモルタル仕上げにするには、ちゃんと養生期間をとって、何回かで仕上げることが肝要です。
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母親がスナックとして使用していた店舗、使用しなくなって10年が経つ。老朽化が目立つのでリフォームをしたいとHPを見て来店されました。今の所目的はないが、トイレは洋式に、玄関ドアの取替え、窓が開閉できないので、開閉できるものに、天井の改修、照明の取替えをしたいと言うことでした。後日、現場調査をさせていただくことになりました。
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店舗内に入ってまずビックリしたのはパチンコ屋さんにあるスロットルマシンが30台~40台ぐらいおいてありました。
「何ですか?これは・・・・・・?」1台、2台ならたまにその辺で見ることはあっても、こんな数、パチンコ屋さん以外見たことはありません。私も若いころ良くやったものですが、スロットルマニアの方は今回が初めてです。
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良くみると、一台、一台のデザイン、仕組みが違うようです。
新しくパチンコ屋さんに設置するときは一台50万円前後するようですが、取替えするときはほとんどゴミ扱い産業廃棄物(値がついて1万円以下)。プレミアがつくと14,15.万円するのもあるようです。年間200種類以上の新しいスロットルマシンが出るようです。
スロットルマシンにつぎ込んでしまう人がいる中、これだったらその心配はありません。
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私が若いころは、良くこの店に飲みに来たものです。まさかその息子さんから問い合わせがあるとは夢にも思いません。
本当に感謝いたします!
昔の思い出話をしながら息子さんのリフォームに対する”思い”をいろいろと聞かせていただきました。近い将来、店舗の後ろ側に、小さな家を新築したいと言うことでしたので、新築するより予算の抑えられ、性能の良いリセット住宅を勧めました。
ショールームで伺ったヶ所別リフォームだと中途半端で、無駄なお金を使うことになるからです。もっと大切なことは思い出のある店舗を簡単に壊せません。
家造りは一生に一度の大きな買い物です。家造りは見えないところが大切!
プラン、見積書作成の前に、
「知らないと損をする!家造り勉強会」に参加していただきました。
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クリナップショールームに入ってすぐにキッチンの歴史について学びました。なんとシステムキッチンと言う言葉はクリナップさんが最初に名前をつけたようです。
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当時、一番最初のシステムキッチンも展示してありました。中の様子が解りやすくするために扉は透明です。解りやすく説明をしてくれました。現在のキッチンに至るまでの進化の様子が解ります。
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L型のキッチンは昔からワークトップの部分とL型部分の収納部分の使い方に難点がありましたが、真ん中のワゴンを引き出すと、さらに両サイドの三角収納を引き出し便利になっています。
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シンクの水洗は、ワンタッチ水洗、シンクは静音シンク。表面はエンボス加工、油性マジックでいたずらしても、水を流してふき取ると綺麗になります。
キッチンだけでも進化し続けています。
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旦那様のお父様がフェンスえを作ってから、手を入れていないと言うことで、本屋の天然木リフォーム中にも相談がありました。
赤い柱の鳥居は、山の中腹にお稲荷さんが祭ってあります。そこから階段になって上がっていきます。先日、山の木が倒れてきて、鬼瓦の形(銅板)で作ってあったものが壊れ新しいものに取り替えたところです。
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既存フェンス撤去した後の状態があまりよくなかったので、トーヨー工業のブロックを2段積んで、地面のフリク調整を行い、ブロックの穴を利用して、フェンスを施工します。住まいが和風建築なので、三協アルミニューアイシャノン2型のブラック色を使用、ブロックはダークブラウン色を使用。あんまり家の中が見えすぎても困るし、ぜんぜん見えないのも良くない、ちょっと見えるくらいがいいと言うことで写真のようになりました。奥様お気に入りのコーディネイトです。
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通りには桜並木が見える、石垣の上に住まいがあります。住まいの裏側に山があり、春先には竹の子取りが楽しめます。丁度、工事中に、「昨年も取らしてもらった!」と言っておじさん2人が見えました。今年の春は寒かったので、例年より竹の子が出るのが遅いようです。また来る!といって帰りました。