現場ブログ

IMG_88203
外壁下地ウレタン吹き付け60mm厚が終了して、防水シート(タイベックシルバーを施工しているところです。タイベックシルバーは、遮熱性が高く赤外線の約85%を反射。 コンクリートは7%反射し、93%放射します。沖縄の住宅は台風が多い為、コンクリート住宅がほとんどです。深夜までコンクリートの放射熱のため朝までエアコンをかけたままでないと良く寝れないようです。 タイベックシルバーは、防水性も高く、極細繊維構造は湿気は通しても水を通しません。施工時に雨にさらされたり、万一の外壁からの浸水にも水滴が内部に浸透するのを防ぎます。
IMG_11383
外壁はパワーボード施工中です。 パワーボードはトバモライト結晶を豊富に含んでいます。トバモライトは自然界に存在し、これ以上は科学変化をおこしにくい大変安定した鉱物。 また、有機物を含ず、乾燥収縮や膨張張が小さい為、夏の暑さや冬の低温・乾燥などに強く、ひび割れやそりやたわみといった変形がおきにくい安定した材料です。基材は60年以上の耐久性です。
IMG_91482
壁が仕上がると細かいつぶつぶの下地塗料を吹き付けます。古民家なので、細かい凹凸をつけました。 軒裏は無垢の杉板を施工し、ウッドライフ塗料(ココア)で仕上げました。
IMG_91402
下地の吹き付けが終了すると上塗りのパーフェクトトップで仕上げます。パーフェクトトップは、日本ペイントの{ラジカル制御}技術によってシリコングレードを超える非常に優れた耐候性塗料です。また防藻、防カビ機能も標準で有しています。
IMG_1105
ロフトから覗ける吹き抜けのあるLDKとなりました。吹き抜けのFIXからの採光が取れて照明をつけなくても明るいスペースとなりました。対面型でキッチンをセットします。青、赤のホースが出ているところにキッチンがセットされます。
プラン作成中にご主人の書斎であるロフトに上がる階段の位置の良いところがなかなか決まらず、結局、キッチン家電収納の上を上がっていくように設計しました。階段の幅を広く取ってしまうと、奥様のキッチンスペースが狭くなってしまうため、階段巾仕上がり62cmで収めました。ご主人も体を細くして上がってもらいます。
本がたくさんあるので、梁の間を上手く利用して、移動棚付の本棚が完成!
IMG_1113
赤松30mmのフローリングを並べて、色合いのバランスを見ています。梱包から一度出してみて、節や、傷を確認して、どこにどのフローリング材を施工するか確認です。これも技術の一つとなります。無垢材といってもいろいろあります。キッチリ乾燥したフローリング材でなければいけません。室内平行含水率が6%~7%ですので、その数値にあってないと、割れ、ねじれ、隙間、盛り上がり、・・・・いろいろなクレームの原因になります。当社で使っている無垢フローリーング材は乾燥機から出すときに含水率5%までキッチリ乾燥させます。釜から出して1~2%戻って7%ですので、エアコン、ストーブ、ガンガン使っても大丈夫です!
IMG_9330
玄関に入って、広縁、和室側を見ているところです。 広縁から来る太い梁が玄関・ホールに出ていて梁をきる訳にに行きませんので、玄関・ホールの天井はその部分だけ一段さげることにしました。 断熱材もキッチリ行います。 写真の右側に見える太い柱がLDKの真ん中に見える太い杉の化粧柱です。 腰窓から庭を眺めることもできます。
IMG_8764
寝室スペースの半分が下屋になる為、遮熱シート(ラムダ)を仕様。空気層を取って施工すると、96%も太陽放射熱をカットする優れ物です。 築50年以上を古民家と呼ぶようですがこの家も増築し、古い方は50年以上経っていました。古民家の造りは一般的に田の字型で部屋があり、その廻りに下屋根を1間(1820cm)ほど、グルットつけて部屋にしてあります。 天井が低くなるので、キッチンリフォームでレンジフードをつけるのに大変な思いをすることがあります。
IMG_9172
寝室の奥のウォーインクロゼットは奥行き2間有り、その奥に書斎スペースがあります。丁度、うなぎの寝床のようですが、既存のスペースをそのまま生かして、桐のハンガー掛け付枕棚を取り付け、1間づつのスペースで使い分けます。壁は珪藻土クロスで、床は無垢桐30mmフローリング仕上げです。
間取り変更しないことで、コストを抑えることができます。
中央左側の三尺クロゼット桐の折れ戸、収納内部は桐仕上げで、写真左側に和室の通し間に押入れがありましたが、寝室に収納がほしいと言うことで、寝室側から使えるように向きを変えました。
IMG_9173
古民家は下屋になっている部分が多いので、梁の高さで天井を施工してしまうと生活しにくいスペースとなってしまいます。天井高を屋根勾配の高さで施工することが多くなります。梁が出てきますが、ウッドライフ塗装を行って仕上げるとアクセントにもなり、とても面白い雰囲気を造ることができます。お客様も喜んでくれました。
写真は珪藻土クロス施工下地処理中です。
IMG_80971
御前崎市比木で、総合リフォームが始まりました。 最初に寝室、ウォークインフローゼットのリフォームです。 娘さん夫婦と同居することになり、総合リフォームとなりました。今まで物置として使っていた和室3畳をウォークインクロゼットに、和室6畳を寝室(天然木桐仕上げ)にリフォーム工事からスタートです。
IMG_8590
畳を撤去して、一番奥の押入れの建具まで撤去すると、結構、広くなります。うなぎの寝床? 一番奥の押入れ部分はご主人様の書斎になります。その手前に1間(1820)の巾で奥行き2間(3640)ありますので、ご主人、奥様の洋服収納が1間ずつ取れてハンガー付き枕棚が設置できます。左の土壁は撤去して、収納スペースとなります。
IMG_8605
築50年以上の床下は土台、大引きはやり直しになります。既存の床下構造材を使用しての作業はかえって職人の手間がかかり、引渡し後のクレームになる可能性が高くなります。 昔の建物は束石の変わりにブロックを置いてその上に束を立てて施工してあることが多いので床が全体的に揺れたりします。この現場もそうでしたので、束石コンクリートを施工してから工事に入りました。
IMG_8762
いつものように、床下構造を直して、天井、壁、床を、遮熱・断熱工事をして、桐フローリング30mmを施工しているところです。
ここで注意することは、断熱材がフローリング側にピッタリくっついていることが肝要です。どんなに厚い性能の良い断熱材であっても、断熱材とフローリングの間(空気層)があると断熱効果はまったくありません!
グラスウールのような安価でふわふわしているものは、一度、水分、湿気を含むとちじんで元に戻りません!そこに空気層ができ、内部結露、カビや腐朽菌が発生し腐りの原因にもなります。
新築して3,4年は暖かかったけど最近、寒く感じるのは、グラスウール断熱材チジミが原因という可能性が高くなります。
何千件とリフォーム工事をしてくる中、解体時に出てくる断熱材グラスウールはペッタンコで煎餅のようになって出てきます。(断熱材の役目をまったくしていない状態)
既存の構造躯体を残して、現代の高性能な住いに甦させればまだまだ使えます。「健康一番!」アトピー・喘息・アレルギーの方でも安心して暮れせる天然木素材で仕上げます。
IMG_1064
キッチンスペースに立って既存、和室10畳(2室)西方向を見ているところです。広縁スペースとLDKを含めると40畳ほどの広さになります。 床下は乾燥していて、一部地面に接している土台は腐りやシロアリ被害はありましたが、70年前に施工してあった束石にのっている土台はシロアリ被害、腐りもありませんでした。 土台の上に施工してあった、各部屋、段差の違う大引き材を全て撤去し、全部屋バリアフリー下地に取替え作業中です。また大引き材を支える束は微妙な高さ調整できる鋼製束を使用します。
IMG_1042
西側の息子さんの寝室です。下地根太工事が終了すると断熱材ミラネクストラムダ50mmを入れていきます。この商品は押出法ポリスチレンホームの限界を超えた断熱性能(熱伝導率0.022W/m・K以下)を実現した商品です。そして、吸水量0.01g/100c㎡以下とウレタンホームやフェノールホームと比較して吸水量が小さいので、吸水による断熱性能の低下は心配ありません。建築業界で一般的に使われている(全体の52%)グラスウールは湿気、水分で一度収縮するともとに戻りません。壁内で隙間ができると、内部結露やカビ、腐朽菌が発生し、腐りの原因になります。
IMG_1099
建物の床下全体にラムダ断熱材を敷き詰めることや、遮熱工事をすることで、住み始めてからの光熱費を大きく削減することができます。 10畳和室(床の間)にたってLDK 方向を見ているところです。 居間には、薪ストーブ煙突を設置するため瓦工事と平行して取り付け作業が終了しています。画面左側、2本の柱が見える位置に薪ストーブ設置になります。
IMG_1110
キッチンにたって、西和室、広縁方向の写真です。 右側中央に薪ストーブ設置位置となります。 今回のリフォームで、和室天井裏に隠れていた太い梁を出すことにしました。既存の天井高も2.8mありましたが、さらに高く3.7mもあり仕上げ材は和紙を施工します。一般の住宅では珍しいと思います。 天井が高いので、一台のストーブで家全体が暖めることができるようにしています。25畳のLDKの中心に天然木の杉磨き柱が目立ち、壁で仕切らないと40畳のダンスホールですね!