現場ブログ

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LDKの北側に二階寝室に上がる階段をつける工事です。
通常はプレカットで加工済みの階段のセットとして現場に入る手配をするのですが、私がうっかりプレカット注文をしなかったため、桐の無垢の材料だけが入ったのでビックリ。大工さんが掘り込んで施工してもらいました。熟年の大工技術がないとできません。最近の大工さんではなかなか難しいでしょうね。「ありがとう!助かりました。」
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永坂大工には安心して、現場を任せられます。機械で作る階段より上手くできました。
桐の階段は赤松(無垢)の階段より少し柔らかいので、裏側に一段一段補強をしてあります。
結構、広い階段下食品庫スペースが取れます。無駄なスペースがないよう収納を作ってみました。
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南側吐き出しから撮った写真です。9.8畳増築したことで、16畳のLDKを作ることができました。これは母屋のLDKと同じ広さです。天井もH2300何とか取れました。真ん中の柱から階段方向に向かって、システムキッチンが入ります。真ん中の柱は耐震上抜けない柱でです。
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丁度、左シンク、システムキッチン左側サイドパネルのところに来るので違和感はありません。
柱の手前側に食卓テーブルがこるので、奥様の作業動線もよく快適です。
4月1日、4月2日、現場見学会です。ご希望の方はご連絡お待ちしています。0120-62-1233
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2F寝室になる空間が天井が低い為、解体してみると梁が出てきました。
建物の大きさに対してイメージしていた梁よりもかなり頑丈な梁が出てきて、ビックリです。そのため、断熱材を屋根裏に入れるのに一苦労でした。断熱材を入れたから、下地を作るのに、梁が邪魔になって通常の2倍の手間がかかりました。
梁には体に優しいウッドライフ(ココア)を塗り古民家風に仕上げました。

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床は無垢の桐フローリングを施工し、1FのLDKに音が響かないように遮音シートを施工した上に桐フローリングを施工しました。壁は調湿効果のある珪藻土クロスで仕上げ気持ちの良い空間となります。
桐材は調湿効果が高いばかりでなく、殺菌効果、抗菌効果も高い。さらにタンニンという成分があるので、虫を寄せつかません。自然の恵みに感謝です。
秋になるとダニとその糞を、子供さんが鼻、口から吸い込むと、アトピー、喘息の原因にもなります。ウォークインクロゼットも総桐仕上げです。クロゼット扉も桐。
自然素材の桐の寝室出来上がります。

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外装もウレタンを葺きつけた後、タイベックシルバーを施工。防湿シートにアルミが入っている素材です。
アルミは熱伝導率98%近くありますが、空気層をしっかり取ることで、遮熱効果があります。このように断熱、遮熱施工がしっかりなっていれば、夏、涼しく、冬、暖かいのは当然です。築35年の建物でも、今現在の新築の家の性能以上になります。また耐震等級3の数値も出ています。「家造りは見えない所が大切!」です。

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以前庭の「木が邪魔になるので伐ってほしい」と問い合わせがあったお客様がショールームに来店されました。
地震対策で、家のブロック塀がかなり老朽化しているので、道路を通る人に迷惑をかけたくないということで、相談がありました。

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現調してみると、ブロックの間にフェンスがはめ込んであるデザインのブロック塀でした。お客様のいうように、よく見ると所々にひび割れもあり、地震が来たら必ず倒壊するレベルでした。
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解体時、下の基礎部分を残し、ブロックを一段積んで、その上にフェンスを施工することで綺麗に仕上がることをアドバイス。
基礎部分にモルタルを上塗りしてある為、既存ブロックを解体するときに一緒に剥がれてくる恐れがあるので、慎重に解体します。
お客様が、シンプルナイメージがご希望でしたので、そのようにプランニングをしました。
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天井、床に断熱・遮熱工事をキッチリ施工したら、今度は壁の断熱、遮熱になります。職人さん2人です。ウレタンも種類が沢山あって安いものから、性能の良いウレタンまでいろいろあるので気おつけてください。高性能のウレタンを噴くことが肝要です。材料を噴いてから、膨らんできますので、経験を重ねた職人さんでないと上手くいきません。厚さ60mmです。
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築34年の建物ですので柱に穴(貫の跡)が開いていたり、隙間がありますので、全体的に噴いてから、ハンドスプレイタイプで補修します。
こうすることで、内装工事に入った大工(永坂)も「ホント、暖かいな~」といっていました。住まいは気密にするだけではいけません。壁の中はちゃんと風通しが良くなくてはいけません。施主さんにも体感していただきました。 耐震性も耐震等級3に近いレベルで施工しました。
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家造りは見えなくなるところが一番大切です。次男の○○君も様子を見に来てくれました。
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増築部分の屋根ができ遮熱効果の高いシートを使用。脇屋ということもあって、1F、2Fの天井が低い為、夏は屋根が焼けて部屋が暑くていられないのでは?と心配されていましたが、遮熱シート、断熱材でその心配もなくなると思います。
出来上がった屋根にアスファルトルーフィングをしき終わったところです。

御前崎市の脇屋リノベーション
そしてその上にガルバニュウムのエバールーフを葺きます。トタンとは違って軽くて錆びにくい商品です。カラーも最近多くなり、地震災害で、瓦に替わって今、人気の高い商品です。横葺きばかりでなく、竪平といって和風のデザインの物もあります。カラベストより軽く、塗膜も強いので耐久性もあります。
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内装も同時進行しています。遮熱、断熱は外装ばかりでなく、内装床部分にも、もちろん行います。断熱材と言うものは、入っているだけでは、ほとんど効果はありません。ピッタリとくっついてないといけません。現在グラスウールと言う断熱材を使っているハウスメーカー、工務店が50%使われているのが現状です。最初はあったかいです。日本は高温、多湿な気候なので少しずつグラスウールが縮み、隙間ができてくると、当然、断熱効果が下がってきます。家が寒い一番の原因です。