現場ブログ

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あと半日あれば屋根は完成します。 明日から、外壁足場を架けていきます。2Fの外壁足場は一階の屋根に足場の足が立ちますので、屋根が完成してからの設置になります。2F外壁サイディングは張り替えます。今の外壁の色より明るい感じでオームホワイト。1FはフリーベージュDです。 完成が楽しみです。
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熨斗瓦を施工しているところです。 実は2Fの外壁も1Fと同じ様に最初は塗装する予定でした。既存の屋根も今、施工している熨斗瓦の上に板金の水切りがかぶせてあって、その上にサイディング壁が施工してありました。 屋根を葺きかえる際、その熨斗瓦と板金が邪魔になり新しく瓦を葺くのにとても困難です。また既存の熨斗瓦の水切板金も昔の瓦の形で施工してあるので、新しく葺く瓦との高さが合わないので隙間が空いてしまい雨漏りの原因や見た目も悪くなりますので、お施主様に説明して何とか2F外壁を張り替えるようにお願いしました。 張り替えることで、新築同様の仕上がりになります。 ここまでリフォームすることで、新築当時から雨漏りしている原因を突き止めることができ一緒に直して置きました。
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下り棟の漆喰工事です。 漆喰は時間が経てば経つほど固まっていく商品です。珪藻土はボンドを入れてやらないと自分で固まることはできません。ですから糊が切れるとボロボロしてくるでしょう。漆喰は調湿効果もあり、自分の力で硬くなっていきます。日本古来から使われている商品です。
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北側の屋根の様子です。裏側にある山に登って写真を撮りました。裏山も施主様の山で、2.3日前にお母様が草刈をしてくださって、何とか屋根全体の写真をとることができました。
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天井を施工する前に壁下地を施工します。一般住宅で貼られているプラスターボードとは違って。ハイクリーンボードと言います。通常のプラスターボードの色はクリーム色をしていますが、ピンク色です。もちろん通常のボードに比べれば値段は高くなりますが、有害物質(ホルムアルデヒドなど)を分解してしまう商品です。室内に仕上げるクロスもオリジナルの珪藻土クロスです。そして中に使っている扉や枠も柱は建材でなく、全て無垢材を使っているので有害物質は商品から出ませんが、健康に配慮した下地材を使用しています。一般に使われている建具やフローリングはフォースター商品で合っても微量に有害物質が出ているのは事実です。  良く新築に引っ越したら子供がアトピー、喘息になったというのはそれが原因です。
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和室からホールを通って向こう側に23畳の吹き抜けのLDKの様子が見えます。この1間のスペースに万本格子付き板赤松引き違い扉が入ります。上の部分は垂れ壁の下地です。
奥右側に見える柱が杉の大黒柱6.5mです。吹き抜け登り梁までとどいています。柱の太さは床部分で直径38cmもあります。抱きついてぐるぐる回れます。
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2F北側のロフト子供室入り口の右側壁に明り取り窓を設けました。クリエイションパネルと言って、本物の天然の植物の素材を樹脂版で挟み込んだ表情豊かで、クリアーな素材感を持ったパネル状のインテリア装飾材です。
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使う場所によって商品の価値は上がります。 室内側は屋根勾配の天井がそのまま出ていますので、部屋の入り口(南側)の天井高さは3.5mほどあって、入り口の向こう側(北側)の天井高さは1.5mほどです。LDKと同じあらわしの登り張りの天井になります。同じように赤松の付き板無垢が施工してあります。写真には写っていません。写真の向こう側に見えるのが吹き抜けのLDKの様子です。子供部屋を出ると手摺越しに吹き抜けLDKが上から眺めることができます。廊下の手摺のデザインにも同じパネルを使用するのでバランスもよくなります。 壁に施工したクリエイションパネルからLDKの採光を子供部屋にも取り入れます。
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玄関入って右側の8畳間の和室です。入り口は反対側の23畳LDKの入り口と同じ「引き違い万本格子扉を取り付きます。赤松無垢材の本物ですので、玄関に入って落ち着きのあり高級感も感じられます。床柱も本物の杉の丸絞りで、両サイドはワザと落として、杉の木目が見えるような仕上がりです。その向こう側が仏間スペースで、一番奥の間が観音開き襖の押入れになります。
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東面と南面は大きな窓をとっています。SD工法なので大きな窓を造っても安心です。両方のサッシガラスは透明でなく、型ガラスになっています。隣と道路から室内が見えないようにするためです。透明ガラス比べて型ガラスの方が室内は明るくなります。透明ガラスは平ですが、型ガラスは凸凹しているので引き伸ばせば面積が広いことと、光が乱反射するからです。
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床の間の上の落とし掛けのの加工の様子です。天井より少し下がったところにカベを付けてその下に取り付けます。床柱にも差し込む形です。一番最初の写真の左上のところに施工しています。 少し下がった垂れ壁の裏側に間接照明を取り付けると床の間がぼっわと明るくなり掛け軸などがより生えります。  以前の建物は広縁がありましたが、全体の間取りのバランスで設けることができませんでしたので、掃出しサッシか455mmは30mm厚の赤松無垢フローリングを施工します。畳が日に焼けないようにするためです。
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横に寝かしてある材料が柿の柱になります。既存の建物の和室の床の間に床柱として付いていたものです。 鴨居や長押の跡が柱についていたり、割れが入っているので、そこは切り落とし、床の間の框として再利用。 お施主様のお父様、お母様に「新築した時に何処かに使って欲しい!」ということでしたので、床の間の框に使おうことにしました。黒くて、とても硬い材料です。室内は全体的に明るいので、和室の床畳から床の間の框として使うことで段差ができ、黒と柿渋のもようで部屋全体がしまります。お父様、お母様には築70年の建物ですので、いろいろな思い出がつまっています。終戦後、あまり材料が無かった頃に建てた和室です。既存の建物は3度の増改築で付けたし、付け足しの増築で、天井も低く、採光が入りにくい建物でした。  床の間の框として再利用することで、お花を飾ったりするたびに思い出が甦ります。  お母様がお茶の友人を呼んで楽しむ和室がもうじき完成します。
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南欧風の「色むら」のある色合いは屋根に表情を与え、自然や周りの風景に溶け込み、温もりのある住まいを演出します。カパラスはの形状は南欧風なデザインを再現するとともに、引き締まった現代的な意匠を合わせ持っています。 写真は面戸の様子です、ウェーブ(波)のような形をしていますが下から屋根を見たときに瓦のウエーブの隙間の形にピッタリになっています。
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軒先から施工していきます。軒先を決めてから一枚、一枚棟に向かって施工していきます。 現在では耐震性で、ガルバの屋根材にする住宅が増えてきましたが、耐久性、メンテナンスなどのことを考えると瓦をお勧めします。 現代の瓦はここまで来ています。 1.防災性:全ての瓦を一枚ずつ屋根に固定し、さらに瓦同士をしっかり噛み合わせる構造の防災瓦。
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2.防水性:効率よく排水する為のガイドや水返しなどをデザインに取り入れ高い防水性能を実現しています。 3.断熱性:原料を粘土とする栄四郎瓦は熱を伝え難い特性を備えていて、施工でできる瓦と野地板との間の空気層がさらに断熱効率を高めます。
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4.耐寒性:寒冷地でも広く使われている。屋根材に含まれる水分で凍害などの心配がない!栄四郎瓦はJIS12%以下を下回る8%セントである。 5.耐火性:建築基準法指定の安全な{不燃材}一度焼いた焼き物なので、もしもの火災時にも燃えることはありません。
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6.耐久性:瓦は屋根材の中でも最も耐久性に優れた素材です。酸性雨や海岸部での塩害などにも強く、他の屋根材に比べ耐薬品性にも優れていることが認められています。 7.防音性:金属やスレートの屋根に比べて防音性にも優れ深いな音をほとんど発生しません! 8.経済性:長期的に考えると、とても経済的。 10年で退色や錆が発生するスレートや金属系のは定期的な塗り替えなどのメンテナンスが必要になりますが、30年~40年住み続けることを考えれば決して高い材料ではありません。 以上8つの安心で快適な生活を送ることができます。 いろんなデザインがあって面白い!
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新築当時からリビングに雨漏りがあったようです。建てた工務店がいろいろ探したようですが結局、原因を突き止めることができず、33年の月日が経ってしまいました。今回の外装工事で見つけることができればと言う思いでいましたが見つけることができました。ベランダの取り付け場所が原因です。FRP防水の収まりが躯体までしっかり巻き込んでないことと、両方からサッシの戸箱と出窓が出隅のところで密集してしまって入ることです。サッシから伝わってきた雨水が外側に落ちず、室内側に入ってしまっていたようです。
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写真はその周りに施工してあった胴縁です。腐りと虫が食べた跡が残っています。ベランダ内側に施工してあった胴縁の状態はよくありません。やはり湿気がたまるようです。木造住宅は通気性が良くないといけません。
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結局、全て撤去し胴縁を全て取り替えます。胴縁(サイディング施工するのに止めておく下地の桟) 長年リフォーム工事をしてくる中で、雨漏りの70%以上がベランダ付近が原因です。当時は2Fで洗濯物を乾かすのにベランダが必要と言っていましたが、生活し始めると実際には1Fで乾かす人が多いようです。
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手摺も一度撤去してルーフィングも新しくやり直します。この上にもう一枚タイベックシルバーをもう一枚施工していきます。 FRP、板金処理、通気を考えた施工をしていけば雨漏りは大丈夫です。