まにゃまる日記

御前崎市 築60年の古民家再生構造見学会を

12/22(土)、23(日)にを開催しました。

雨も降る中、足を運んでいただきましてありがとうございました。

古民家再生

窓枠の周りは隙間があるのに

ファンヒーター1台だけで暖たかかったのには驚きました!

断熱性能が良さがよく分かりました。

古民家再生
ここでは、

赤松無垢材30mm厚 桐無垢材30mm厚 一般的なカラーフロアー材

にそれぞれ乗って体感できるコーナーです。

それぞれに乗ってみると足から温度の変化が解ります。

一般的なカラーフロアー材に乗ると足から冷たさが体に伝わってきます。

赤松無垢材30mm厚 桐無垢材30mm厚は冬でも暖かさがあります。



完成は2月末を予定しています。

完成見学会もぜひお楽しみください。

径木は100cm~200cm以上にも及び、樹高も50cm以上になります。

重く強度もあり、真っ直ぐに成長し直材性に優れることに加えて、国産材では、
梁用の太く長い材料は手に入れることが困難なため、クセのない木で、
国産材の同じ径級の丸太に比べて比較的安く入手できるため、梁材などとして普及し、
もっとも身近な輸入材の一つになっています。

間取りコラム

他の樹種と比較しても特に横架材に適し、梁・桁材に多く使われています。

木材の基準強度(無等級)

Fc=圧縮
Ft=引張
Fb=曲げ
Fs=せん断
単純に㎜²辺りで比較すると、約1.3倍、米松が強いということになります。
28.2N/mm²>1.27倍>22.2N/mm²

木材に関しての基礎知識

木材に関しての基礎知識

米松(マツ科トガ(ツガ)サワラ属の常緑針葉樹)

松と言いますが、サワラ属に分類され日本の松とは違い、
さら葉の形がモミに似ていることからファー(モミ)の名前もついています。

現地では主にダグラスファー、あるいはオレゴンパインの名前で親しまれています。

日本では、一般的には日本の松に似た木という意味で「米松」と呼んでいます。

樹齢は一般的に「100年~150年」、それ以上の材を「オールドグロス」などと呼びピーラー材として
内装・造作材などに使われます。

「カスケード」「セミカスケード」など、山脈の名前を付けて呼ばれることもあります。

北米大陸(アメリカ・カナダ)の西武(ロッキー山脈付近)に広く分布し、山の中腹付近に生息しています。

間取りコラム
御前崎市/新築の赤松無垢フローリング
世界の良材

赤松(マツ科マツ属の常緑針葉樹)

文字通り樹皮が赤いので「赤松」といい、葉先がやわらかく「雌松」と呼ばれます。

また、良く似た「クロマツ」は葉先が尖っており「雄松」と呼ばれます。

他にも、カラマツは落葉針葉樹で「落葉松」と呼ばれ、ベニマツは日本でいう「五葉松」のことを言います。

シベリアからヨーロッパにかけての広い範囲に分布し、日本のアカマツは
ヨーロッパアカマツに近いと考えられています。

ただし、シベリアアカマツは、はるかに寒冷地に分布の中心があり、
シベリアのタイガの主要樹種(カラマツ・モミ・シラカバ など)となっています。

木肌は柔らかく、美しい木目で内装材に向きますが、多量のヤニを含んでおり内装材に使う事が難しい材料です。

また高温多湿においては、白太部分にアオと呼ばれるシミができやすく、
入荷時期や保管状況にも非常に気を使わなければなりません。

間取りコラム

バイカル湖周辺の北緯58℃付近で良材が取れます。

冬は‐20℃~-30℃になる寒冷地に育つ、実生の(種から育った)木です。

北へ向かっても日本列島以上に、海が遠いほどの内陸のため、年通してほぼ無風です。

そのため、冬は凍土で根をはれず、夏は湿地帯で地面は暖くても、倒れることなく、
細くても真っ直ぐ上に伸びることが可能です。

樹齢200~300年ほどの、用材にする丸太でも直径30~40cm程度の原木でしかありません。

ですが、目詰まりが非常に良く、素直な直木で、内装材・床板には最適な材料です。
この赤松を、「高温でヤニ抜」をしっかりと行い「含水率5%」まで乾燥することにより、
「良質な床暖房対応の狂い野ない無垢の床板」が完成します。

素材が良材(シベリアの希少な目細材)ということだけではなく、
無垢材は一枚一枚に特徴があるので、機械ですべてを処理することは出来ません。

人の手で、キッチリ仕訳を行い、節埋・パテ埋・仕上・検品などの、きめ細かい加工を行い、
初めて最高級の床板になります。

間取りコラム

フリー板も一般には長さはフィンガージョイントで、幅は狭い板を何枚も接ぎ合わせるのが通常です。

ですが、シベリアアカマツの良品を使うと、長さは繋がず1本物で、幅広い材で、
ジョイントの少ないフリー版も作る事が可能です。

繋ぎ合わせる材が少なければ少ないほど、色身や木目を合わせやすく、仕上がった際に、
より1枚もの板に近い仕上がりになります。

また、合わせる面がすくないので、強度も上がる事が可能です。

木材には大別して『針葉樹』と『広葉樹』に分けられます。

解りやすい物は文字通り、葉の形が違い
針葉樹で身近なものは、杉、檜、赤松、黒松、唐松、モミ等があります。

針葉樹にも唐松の様な堅い材もあり、広葉樹にも桐のように柔らかい材もあります。

材の硬軟だけでは種別をわけることは出来ません。

材木の歴史は針葉樹の方が古く、約4億年前に出現しました。

その後進化を経て、約2億年前に出現したのが広葉樹と言われ、針葉樹の方が古く、
そのため構造も単純で針葉樹は約95%が仮道管で占められています。

広葉樹はというと、水分通導と樹体を支持する細胞が別々になり、
機能分化という点で合理化が進んでおり、ルーペでみると違いは明らかです。

さらに大きな違いは種子の構造で、針葉樹は裸子植物、広葉樹は被子植物です。
(100%ではありませんが、簡単にまとめると花の咲くもの咲かないものとで分かれます。)

また針葉樹と広葉樹では、用途にも違いがあり、
製材品のひき割類やひき角類は針葉樹で、木造住宅の主要構造部は針葉樹材です。

一部、針葉樹材も使われますが一般的には、家具は広葉樹が圧倒的に多く
床板や框などにも広葉樹が使われています。

カラマツは広葉樹に近く、「落葉針葉樹」で落葉松などと呼ばれます。

また、広葉樹に間違われがちですが、実はイチョウの木も落葉針葉樹です。


木材の各種の細胞は受け持つ機能に対応した形状と細胞壁を有しています。

特に針葉樹木部の仮道管や広葉樹の木繊維はともに強度の支持機能を担っており、
非常に丈夫な細胞壁を構築しています。

細胞壁の主要成分はセルローズ(細胞壁の骨格)・ヘミセルロース(骨格の補助)
・リグニン(隙間を埋めている成分)で構成されています。

この細胞壁成分は全体の95%以上を示しており、抽出成分は全体の5%にしかすぎません。

セルロースを利用した物には、「セロハンテープ」や「保護フィルム」「眼鏡フレーム」
「たばこフィルター」「繊維素材」等、幅広い分野で利用されています。

仮道管の細胞膜には小さな孔が所々にあり隣の仮道管と向き合って
水分や栄養が縦・横に移送できるようになっています。

この孔には弁があり、辺材で生活機能を果たしている間は、開いていますが、
芯材部になると弁が閉じて水分を通さない仕組みになっています。

木材に関しての基礎知識