まにゃまる日記

ダージリン“Darjeeling”

「紅茶のシャンパン」とも称されるダージリンは、水色は薄いながらも格別な香味をもっています。

世界三大紅茶のひとつ。

インドのダージリン地方は東ヒマラヤ山麓に位置し、茶樹は標高2,000mの高地から急峻な谷底に至る斜面に植えられています。

日中の直射日光と夜間の低温による寒暖差で発生する霧が、独特の味と香りをつくり出す条件となっています。

生産期は3~11月までで、そのシーズンによって味も香りも大きく異なります。







紅茶の種類

ダージリン  
アッサム  
ウバ  
ヌワラエリア  
キーモン  

紅茶は、20数ヵ国で生産されており、お茶の全生産量の約70%を占めています。

産地の気候風土によって、品質や香味にそれぞれの個性があり、産地名がそのまま銘柄として使われます。

品種で大別すると、熱帯性の喬木(キョウボク)大葉種であるアッサム種、温帯性の潅木(カンボク)小中葉種である中国種に分けられます。

タンニン量が多く香味濃厚なアッサム種と、耐寒性とデリケートな香味の中国種を交配させ、それぞれの特徴を活かした品種も多くみられます。

インドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「祁門(キーモン)」は世界三大紅茶といわれる銘茶です。




新茶のいれ方

2人分

茶葉の量ティースプーン 2杯

湯の温度 70~80℃

湯の量 150~200ml

浸出時間約 40秒


1.茶葉を入れる。
 (1人あたりティースプーン2杯くらいが目安。茶葉は心もち多めに入れたほうが、味わいが深くなります。)

2.お湯を一度湯のみに移し、湯冷ましした湯を注ぐ。
 (お湯の温度:70~80度)

3.約40秒抽出した後、急須を軽く2~3回まわす。
※これにより茶葉が開き、味がしっかりと出る。

4.少しずつ均等に注ぎ分け、最後の1滴までしぼりきる。


ポイント

新茶は、渋みや苦みが少なく、逆に旨みが多いため、若葉のようなさわやかな香りがあります。

さわやかな香りとほどよい渋みを楽しみたい場合には、やや熱めの湯でさっと抽出するとよいでしょう。

逆に、湯を70度くらいまで冷ましてからじっくりと抽出すると、旨みの多い味わいになります。




番茶は煎茶に比べ、うま味の成分アミノ酸の含有量が低いのが特徴です。
そのため、カテキンの持つ苦渋味や香りを楽しむのに適した、熱いお湯で淹れるのが一般的です。

3人分

湯 400cc

急須 1個

湯飲み 3個

番茶 6g

1.急須に、ティースプーン山盛り3杯(7g)の番茶を入れます。

2.急須へお湯を直接注ぎます。
※熱い温度のお湯で淹れることにより香りを引出します。

3.蓋をして30秒待ちます。


4.少しずつ注ぎ分けるように、手首を返しながら1→2→3→3→2→1の順を繰り返して最後の一滴まで注ぎきります。




玄米茶・ほうじ茶のいれ方

2人分

おいしさの目安

茶葉の量  ほうじ茶 4g 玄米茶 4g

湯の温度 95℃

湯の量  200ml

浸出時間 30秒

1. 茶葉を入れる。 (4g:玄米茶はティースプーン2杯、ほうじ茶はティースプーン山盛り4杯)

2. ポットのお湯を直接急須へ。 (お湯の温度:95℃) ※香りを出すため、必ず高い湯温をいれます。

3. 浸出時間:30秒 ※長めにすると味が濃くなります。

4. 少しずつ均等に注ぎ分け、最後の1滴までしぼりきります。

ポイント
玄米茶やほうじ茶は、旨み・渋み成分が少ないため、高温でいれても渋みや旨みは強く出ません。
高温で香り立ち良くいれましょう。