現場ブログ

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収納・クロゼットの内部はすべて桐板仕上げになります。昔の桐ダンスと同じです。桐は殺菌効果、抗菌効果、調湿効果がありますので、収納内部にはとても適しています。写真はダイニングの壁に食品庫を造っているところです。ステン金物を両サイド取り付けて棚板が移動できるように造るので、収納するものの大きさに合わせて棚板を移動することができます。写真左側の食器収納棚も内部は桐板で仕上がっています。既製品ですので値段も安くできます。後日、扉の板をガラス板に交換するのでどんな食器が入っているのか確認できます。
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以前、和室6畳だったところから写真を撮っています。居間と和室6畳の間仕切り壁を撤去したことで、30.5畳になりました。解体部分に片筋交いが入っていましたので、それを撤去し、それ以上の補強となりました。3つの部屋を一つのリビングダイニングにすることで各部屋の天井の高さが違うため、天井の高さをそろえているところです。
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母屋~脇屋に行く通路の扉を取り付けています。リフォーム前はドアでしたが引き戸に取替えです。通常引き戸は壁の厚みの中で引き戸を取り付けるのですが、柱を抜くことができない為、アウトセット引き戸と言って壁の外側を走ります。ドア扉だと、一度手前に引いてから行きますが、引き戸にすることでその場で右側に引くだけで進むことができます。とても移動が楽になります。高齢者がいる場合は特におすすめです。この家で一番出入りが激しい扉になります。
 築30年も経っていると柱の傾きなどもあるので大変です。その傾きを直し水平、垂直にして建具を取り付けていきます。
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写真右側に柱が見えますが、耐震、耐力上抜くことはできません。
 リフォーム前は、この柱を利用して食器棚が造ってありました。食卓から直接キッチン側に行ける様にしたいと奥様の希望がありましたので、その部分を開口して、右側の壁に全て食器棚、食品庫を設置しました。それが一番最初の写真です。開口部奥に見えるのがシステムキッチンです。
かわりに耐震柱にW1800のカウンターを設置して、食卓側は赤松無垢ウエーブ12mm板材を施工して仕上げます。キッチン側のカウンター半分(W900)内部は食器棚キャビネットを設置し、残り半分はH800のごみ収納ワゴン三箱が入ります。そうすることでカウンター、食卓テーブル周りをぐるぐる回れます。8人家族なので楽しく食事ができると思います。
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基礎の掘り方が開始されました。最近ではベタ基礎といって建物の面積全てコンクリートを打つ工法が多いのですが、当社は布基礎で行います。夢ハウスで建てるほとんどの住宅が布基礎で、新潟地震、新潟中越地震でもほとんど被害はありませんでした。施工の手間はかかりますが、コンクリートの使う量が少なくて住みます。それと新潟の二度の地震でも1棟だけ倒壊せずに、NHKクローズアップ現代の番組でも3回取り上げられました。本物の地震での実証済みです。
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また、基礎の作りでもひと工夫されています。基礎鉄筋の約1.2m間隔で160πの塩ビパイプが固定してありますが、床下の風通しを良くしてシロアリの住めない環境づくりをしています。気温20度以上、湿度70%以上がシロアリの住める環境です。そうならないように床下は常に風が流れる環境を造ります。日本の気候は高温、多湿なので風土に合った基礎造りになります。 基礎の配筋を切らずに配筋と配筋の間に取り付け、周りを鉄筋で補強しますので、開口が多くても円形状なので、基礎の耐力は落ちません! 施工完了後、ステンレス網付きキャップを取り付けます。
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ベースコンクリート打ちが終了すると、翌日から型枠(鉄板枠)を組んでコンクリートを入れていきます。基礎巾は120cmとなります。 写真のようにポンプ車を使ってコンクリートを入れていきます。コンクリートミキサー車+ポンプ車の組み合わせです。写真にはありませんが、ミキサー車のコンクリートをポンプ車の受け皿に入れて、ポンプ車の長いホースで運転手さんがホースを背負って、基礎型枠に入れて生きます。 建物一周します。
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コンクリートを注入した後に、バイブレーターの棒をコンクリートの中に入れて空気を抜いていきます。これをしっかりやっておかないと、型枠をはずしたときに基礎のところどころに気泡が入ってしまい強度のある基礎が造れません。また見た目も悪くなります。 左側に見える長いボルトがホールドアンカーになります。基礎天場から埋め込みは360cm以上埋め込むことが義務付けられています。基本、建物の四隅に設けられることが多いです。
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解体工事が終了し、地盤調査です。調査方法はスウェーデン式サウンディング試験機で行います。鋭角な槍の形をした棒を回しながら地面に打っていきます。旧相良商店街どうり両サイドの地盤はよくないということを聞いていましたが、一本南側の通りは地盤の質が違うようで四隅と建物の中心で測定します。1m~2mの深さまではスクリュウーが入っていくのですが、それより深くなると硬くて入っていきません。 地盤改良なしで建築することができます。
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地盤調査がOKであれば、すぐに基礎の準備です。遣り方といって、実際に基礎を造る外側に杭を打って板を貼り、その上に糸を張って、基礎の高さと建物の向き方向を決めていきます。
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道路面から北側の食品庫の一番奥までが14mほどありますので、水の流れが良くなるよう100分の1の勾配で上がっていくと一番奥で14cm道路面より上がることになります。その勾配をとることで北側の脇屋の(ブルーシートのところ)に降った雨はスムーズに南の道路に流れることにながれ道路際の側溝に流れるようになります。
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平成5年までに道路拡幅の計画がありましたので、反対側の道路より8m北側に道路を広くする都市計画法第53条第一項の規定がありいっぱいまで建物を北側に寄せました。道路より南側の庭が4m近くの奥行きができました。
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既存の食堂に床下収納がありましたので同じように新しいものを2台入れました。床ならどこでも設置できるのではなく床を支えている大引きと言う角材(通常9cm角)が910cm(3尺)間隔で入っているので、その角材を切らないように、システムキッチンと対面カウンターの間に入れて施工していきます。床下収納ですから、もちろん収納になりますが、万一床下で不具合が発生した時は、収納を持ち上げるて、床下にはいることができ、点検口になりますので便利です。床下も全てコンクリート打ちになっていましたので床下配線するときに、電気屋さんが綺麗になっているので工事しやすいと喜んでいました。
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物があふれているので、扉の付いた収納がほしいと言うのがお客様の希望です。写真正面に、置き式のカップボードがありましたが、解体時、一緒に解体処分して、天井まで収納できる扉付きの収納にします。  内部は総桐仕上げで、収納する物の大きさで棚板を自由に移動できるように造ります。桐板仕上げにすることで、抗菌効果、殺菌効果があります。さらに調湿効果もありますので、カビや湿気の心配がありません。  写真左側に見える2本の柱は耐震補強の柱になりますので撤去することはできませんので、対面カウンターと絡めて、赤松無垢板を施工してデザイン貼りにします。
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玄関・ホール~LDKに入る引き違い扉の施工写真です。サゲフリ(糸の付いた錘)で垂直を見ます。築30年ともなると必ずと言っていいほど、どちらかに傾いているので、それを直してから建具枠を取り付けます。  現代の室内建具は昔と違い高さが2m以上あります。写真右側に移っている洗面・脱衣入り口の建具の高さが違います。30年前は1.8mが一般的です。当時は、大工さんが建具の枠を造って、それに合わせて建具屋さんが寸法を取って建具を造ります。ですから時間がかかりました。今は建具と建具枠が一緒に現場に入りますので、大工さんだけで開口部が仕上がります。ですから工期の短縮になりますし、美観的に見てもそのほうが美しいです。 建具は万本格子で床と同じ素材の天然無垢の付き板赤松ですので建材の建具と比べ物にならない高級感を感じます。引き違い扉の向こうは30年前でホールからLDKに入るととてもいい香りのする明るいリビングとなります。
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築80年の木造住宅です。 昨年の1月15日にショールームに相談に見えました。最初は当社のリセット住宅に関心がありました。既存の構造部材を再利用して、間取りの変更をし、天然木をふんだんに使って、新築同様に仕上げる工法です。家造り勉強会にもご両親と4人で参加され、リセット住宅の説明と当社の家造りの考え方を理解していただいたように思います。
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80年の間に3回の増築があり、基礎の無い石ころの部分や、低かったり、シロアリ被害になっているところも何箇所かありました。昔の家は天井も低く、黒い梁がH2100ぐらいの高さに出ていたりしている部屋もあります。増築、増築なので床の段差も所どころあります。
特に、お父様からは80年前に建てた和室の柿の木の床柱は気に入られていて再利用するように言われたので、解体工事に入る前に先に床柱を撤去して保管してあります。今度は仏間と押入れの境に取り付ける予定です。
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3回の増築を繰り返してきた建物なので、構造部材もその当時の材料もまちまちで、基礎も低いことや、屋根材のカラベストもだいぶ痛みが来ていました。 概算してみると新築に近い予算になることと、これからの息子さん家族の暮らしを考えると新築「木のひらや+増築」をご提案しました。実際に完成したばかりの新築「木のひらや」ショールームがありましたので、新潟伐採ツアーに参加して見学していただきました。パンフレットや写真とは違い、実際に体感していただいたことでホント喜んでいただきました。 振り返ると、プラン・予算などの打ち合わせに約1年の月日が経ちましたが、その分良いプランができたと思っています。
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解体する前に神主さんにお祓いをしていただきました。「80年間、ほんとお世話になりました。」お嫁に行ったお姉さんもこられて家族全員で感謝しました。 台所の床下に井戸があるよと伺っていましたがコンクリートの輪を積み重ねたしっかりした井戸です。それも神主さんに清めてもらい安心して埋める事になります。  新築「木のひらや」は、他メーカーさんでは真似できない「おどろきの大空間」の実現が可能になりました。全て天然木、自然素材で仕上げ、耐震性、耐久性、省エネ、健康、癒しの空間、プラス大空間、6つ揃った「木のひらや」。今から完成が楽しみです。