スタッフこーちゃんの頭の中

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御前崎市の築43年の住宅をリセット工事が始まりました。 リフォームしようとしている部分を見直していくと、根本に大きな問題を抱えていることがあります。 リセット住宅は今ある家をいったん骨組みの状態に戻し、天然木を使用したリフォームで「断熱・耐震・通気」といった性能を新築以上に備えた住宅です。 屋根や外壁などは残し、1,2階のリセットしたい部分だけを解体して、 間取りの変更と耐震性…
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今回は菊川市にある、築96年の古民家を再生していこうと思います。 古民家とは、建築基準法の制定前に建てられていた伝統構法の建物です 伝統工法とは、基礎がなく丸石の上に柱や土台が載っているだけで、 柱や梁の交点は仕口と呼ばれる工夫をされた結合部になっており、 柔らかく大きく変形しながら地震力を吸収して倒壊を防ぐようにつくる工法です。 今回は、そんな昔の工法の良さを生かしながら、…
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次に、床柱を入れていきます 床柱には天然の絞面皮板が使われています。 絞面皮の絞りとは、波状の皺のような文様のことで面皮とは、磨き丸太のうち、樹皮が四隅に残っている状態や手法のことです。 柱を一本替えるだけで特別感がグッと上がりますね。
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床の工事と同時に配線工事を行っていきます。 電気屋さんと現場で打ち合わせをして,断熱材を吹き付ける前に外回りのエアコンやコンセントの工事をしていきます。 パネルに穴を開けているので耐力的に心配になると思いますが許容範囲なので心配ありません 断熱材を入れた後に配線をすると断熱材を欠いて入れなければならないので断熱機能の低下や隙間風などの問題に繋がりますが弊社では配線後に断熱材を吹き付けるので心…
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防蟻工事が終わったら根太の間に断熱材を敷き詰めべニアを捨て貼りしていきます。 べニアを貼ることで床の耐震性が強くなります。 べニアは釘で止めるだけではなく、ウレタンボンドで接着します。 釘だけだと、乾燥で木が痩せた際にべニアと根太に隙間が空き床鳴りの原因になる恐れがあるからです。 また、敷く際に、べニアの間に少し隙間を空けます。 隙間をわざと開けることで湿気による伸縮に対応できます。