のんびり日記

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古民家のご相談が続いております。

昔ながらの田の字の和室があり、広縁や廊下・ホールが広々とした間取り。
水廻りや洋間は増改築で少しいびつに付け足されている・・というのがよくあります。

昔は壁ではなく、柱と梁で家を支える作りだったので、襖や障子で仕切られただけの田の字の和室が多かったです。

また、外周に広縁を設けることで、夏の暑い日差しが室内に入らないようにする工夫と、冬の寒さを緩和する工夫がつまった作りです。

今では外壁に断熱材を入れるのが一般的ですが、そのかわりとして広縁や廊下が設けられていたんです。

この古民家を再生する場合は、広縁部分をとってしまって最新の技術である断熱材を施工した壁と断熱窓に変えてしまう手があります。

そうすることで、室内に光をとりこみつつ、断熱性能を向上させることができます。

また、あとから増築した部分の方が意外と痛みが激しい場合があります。

接続部分を無理につなげていると、雨漏りや傷みの原因になることが多いからです。

リフォームをする際にはちゃんと構造材まで解体し、内部を確認しながら補強をしたり、新しい部材に入れ替えます。

見た目だけをきれいにするのではなく、長く快適に安心して過ごせる家づくりを目指しています。

増改築して住み継いできた大切な家を、さらにこれからも住み継げる家へ。

興味のある方はぜひ、ご相談ください。


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築96年 減築古民家再生工事
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築170年 古民家再生
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梅雨も近づき、じめじめと湿度の高い日が多くなってきました。

そうなってくると気になるのが、床の感触。

裸足でフローリングを歩くと、ベタベタする…なんて経験はありませんか??

湿度が高いし、仕方がないことだと思っている方!

それ、天然無垢のフローリングだと解消されるんですよ!


床がベタベタする原因は、床表面についた水分。

その水分に皮脂、ほこりなどのゴミがくっついてベタベタに・・・。

なぜ水分が床につくかというと、一般的な床の表面はコーティングされているから。

ビニールの表面についた水分はなかなか乾かないですよね。

それと同じで、コーティングされている床についた水分は乾きにくいんです。


天然無垢のフローリングだと、呼吸をするように湿気を吸い、表面はいつもサラサラ!

湿度が高くてもベタベタしない床で過ごしたい方は天然無垢フローリングをぜひご検討ください。


当社ショールームでは天然無垢フローリングをふんだんに使用しています。

これからの湿度が高い夏のサラサラな床を体験したい方は、ぜひショールームに見学に来てください。


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ショールームリニューアル
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家の湿気対策シリーズ4回目は棟換気です。

棟というのは屋根の一番上の屋根と屋根が交わっている部分のことを指します。

住んでいてなかなか気にかけることのない部分だと思います。

上の写真で瓦の施工されていない部分に棟換気口が取り付けられます。

通気工法
図のやじるしのように、空気が下から上へと抜けていく仕組みです。

棟換気がないと、湿気を含んだ空気が屋根の内部に留まり、冷やされると結露となってしまいます。

それが原因で内部構造にカビが生えたり腐ってしまい、最終的には雨漏りの原因にも…。

住んでいて気が付きにくい場所だからこそ、症状が出るまで放置してしまうと改修工事に結構な時間と費用がかかってしまうことになります。

家には湿気が大敵!

湿気から家を守るためにはいろいろな通気工法が必要です!

棟換気のこともぜひ覚えておいてくださいね

新築、リフォーム問わずに、長く快適に暮らす本物の家づくりをご提案します。

興味のある方は一度ご相談ください!


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連日お伝えしている家の湿気対策シリーズ第三弾です。

今回は、なかなか注目されない軒裏の換気です。

上の写真の白い屋根の裏部分を軒裏というのですが、小さな穴が開いているのが見えますでしょうか??

軒裏に空気を通すために先の方だけ穴の開いたボードを張っています!

壁際まで穴の開いたボードを貼ってしまうと、横殴りの雨が壁にぶつかったときに跳ね返って入ってしまわないようにしています。

屋根は家の中でも一番太陽光を浴びる部分なので高温になります。

空気というのは高温になると水分を含みやすくなり、それが冷めると一気に結露につながります。

なので、常に換気して空気が留まらないようにするのが重要なんです!

ぜひ、家の軒裏を観察してみてください。

換気穴が見当たらない場合は、屋根の内部に湿気が溜まっているかもしれません!

屋根の内部に湿気が溜まり、それが内部の木材を腐らせてしまうと雨漏りの原因にもなる可能性が…。

長持ちする家のために、大切な通気工法です。

覚えておいて損はないと思います!


通気工法
内側の風の流れ↑↑

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梅雨に向けて連日お伝えしている、当社こだわりの湿気対策!

前回は床下の風通しが大切という話でした。

今回は、壁の内側の風通しを良くする工法をお伝えします!


壁体内通気工法
外壁と断熱材の間に空気の通り道!
通気工法
地面から軒裏、屋根の棟へと抜ける仕組み

壁の内側を風が通ると聞くと、家の中は寒いんじゃないか?と疑問に思う方もいるかもしれません。

上の図にあるように、空気の通り道は、外壁と断熱材の間にあります!

室内側はぴったりと断熱材をくっつけて施工するので室内のあたたかい空気も外へ逃げませんし、外の暑い/寒い空気が室内へと流れ込むことはありません!

この空気の通り道をつくることによって、壁の内側に湿気が溜まらず、柱や土台といった構造材が湿気によって腐ることを防いでくれます。

また、木材は乾燥すると強度を増します。

湿度の高いときだけでなく、木材を乾燥させる通気は家の耐久性にも良い効果があります。

前回話した床下の通気口は、リフォームでなかなか手をつけるのが難しい部分ですが、

今回の壁内通気工法は、外壁をさわるリフォームなら後からでも取り入れることが可能です。

実際に当社で施工したリノベーション・古民家再生物件でも同様の工法を使っています!

ぜひ、リフォームしようかな?と考え中の方は、壁内通気工法で、快適に長持ちする家をご検討ください!

古民家再生/壁内通気
古民家再生の壁内通気工法
菊川市リフォーム/通気工法
リフォームの壁内通気工法