集成材のデメリットは?
健康、耐久性、環境の面から見て、どれに対しても難点があります。しかし、はく離や健康を害する報告があっても当たり前のように普及しており、事件への対応もずさんです。
国が危険性を考慮して改善する法律ができるまで、相当な時間が掛かることでしょう。
国が危険性を考慮して改善する法律ができるまで、相当な時間が掛かることでしょう。
●天然無垢材の柱や梁を乾燥させるより、手間いらず。寸法変化が少なく、面倒なクレームが起きにくい。
●板材なので無駄にする材料が少ない。(見た目の悪い材も、良い材で挟んでしまえば見えません)
●材料の取扱いが非常に簡単。(熟練の技が不要)
しかし、ここにはお施主さんにとってのメリットは見当たりません。
あくまで売る側、業者側のメリットだけです。
近年当たり前のように住宅に使われている集成材、
これがいったいどういうものでどのような経緯で普及してきたのかご存知でしょうか?
集成材は、ラミナと呼ばれる挽き割った板材を接着剤で貼り合わせたもの。
これを一本の柱や梁として構造躯体に使います。
100年ほど前にドイツで生まれた材料で、日本の住宅に使われるようになってから、
まだ十数年という、歴史の浅い材料です。