現場ブログ

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解体工事が始まりました。軒下にはスズメ蜂の巣を三つありました。
屋敷は300坪以上あり、びわやブルーベリーなどのフルーツや野菜があります。自然に囲まれた暮らしをしてきました。
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玄関に入り、すぐに短い段差のある急な階段を上がると、息子さんが暮らしていた屋根裏の部屋があります。何年か前にリフォームで、天井はクロス、壁は漆喰で仕上げました。
暮らしてみて、この漆喰壁が、とても気持ちいいと言うことで、今回のリノベーションで玄関、ホール、広縁、LDK、和室を仕上げる予定です。
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屋根裏漆喰壁を解体すると、1階の和室、居間の様子が見えてきます。
この屋根裏部分は今回のリノベーションで半分がLDKの吹き抜け部分、もう半分はご主人の書斎部分となります。書斎から下のLDKの様子が伺えます。
また、この吹き抜けと書斎部分は建物の東部分に面しているため採光は十分に取れるので、明るい吹き抜け付LDK23.6畳に仕上がります。

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建物西側から撮影した和室10畳の通し間と、巾4尺の広縁です。写真右側には広い庭があって、反対側から眺めた雰囲気は丁度、どこかの旅館にいるようです。
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写真正面の白い三角形部分が屋根裏に上がる階段です。通常の階段は2.73mの巾で二階に上がっていくのですが、1.82mの巾で屋根部屋に上がっていくので当然急勾配になっていました。
今度の書斎(ロフト)階段はキッチン側からもう少しゆるやかな階段が出来ます。
広縁の南側に腐らない木材(イペ材)で濡れ縁を造ります。天気の良い日は広縁の掃きだしサッシをあけ腰を下ろして、日向ぼっこをしながらお茶を飲んで広い庭を眺めることが出来ます。
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築70年の平屋57坪ロフト付の古民家再生天然木リノベーション工事の始まりです。
弊社で2009年から何度かリフォームされ、20年以上のお付き合いをさせていただいています。
3年前からご相談をいただき、最終的にリセット住宅を行うことになりました。
新潟ツアーにも参加され、新築、リセット住宅展示場を何棟かご覧になり、プレカット工場(6000坪)も見学されました。実際に、ローコストで高性能な「郷の家」展示場に宿泊体験もされ、本物のもの造りの良さを五感で感じていただきました。
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10畳2間続きの20畳から広縁を通して、庭が眺める広さです。
天井もH2800mm有り、ほんと開放的な空間です。この間取りで生涯、生活をしてくればこれより小さな間取りになれば息苦しい生活になると思います。


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広縁から見た、奥の和室10畳の様子です。左側は床の間と仏間スペースです。正面の襖の押入れはリフォーム後には北側の廊下側から使える収納スペースになりますので壁になります。
この和室10畳は仕上げ材が変わるくらいで形は残します。

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ご主人が愛用の大正時代を思い出される書斎です。
照明、カーテン、フローリングの色などレトロなイメージです。
打ち合わせ中、室内側に使ってあるサッシ枠の額縁を残して、寝室に使ってほしいと言うことでしたので、撤去してみましたが、当時の打ちつけてある釘が大きく、錆びているのでなかなか抜けず、枠が割れてしまいあきらめていただきました。
かわりに仏壇の後ろ側にあった書院風の障子2本を残しておいて、どこかに入れようと思います。

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屋根裏は息子さんの部屋になります。10年位前に漆喰を塗りました。
漆喰を塗ったことで「部屋にいてとても気持ちがいいね」
と言うことで、今回のリノベーションで玄関~LDK、和室10畳、広縁は漆喰仕上げになります。
この部屋の下に台所がありますが、天井高H2100で、圧迫感があります。
今回のリノベーションで、この床を撤去し、吹き抜けのあるLDK25畳の大空間を造ります。
屋根裏の床を撤去することで、圧迫感のあった台所が、明るく、風通しの良い部屋に生まれ変わります。
さらに、天井高を取る為に床も下げてありましたが、吹き抜けにすることで、床の高さも上げることができ、床下の換気もよくなります。
そして、床は全て、バリアフリーになります。