日記 

より大きな60cm以上の丸太のみを「芯去挽」した、流節の少ない材は、
よりグレードの高い化粧梁としての材料と言えます。

中でも390・420・450サイズの5.0m~6.0mの材寸となると通常は特注サイズとされ、
さらにそれが乾燥材の無垢の米松梁となると、一般的には準備が難しい材料となっています。

「大断面の乾燥無垢梁」で「芯去材」ということは、それは特別仕様で大きな丸太のみを集めているからに他なりません。

さらに、乾燥でも述べた通り、芯去にすることにより乾燥にも有利になり、
含水率15%基準で乾燥することも可能になります。

綺麗な大断面を、工事で1本1本を大工さんの手仕事による「面取り+化粧仕上」を行い
本物の化粧梁として、加工・出荷されています。

「価値ある本当の化粧梁」がプレカットされています。


間取りコラム

御前崎市 築60年の古民家再生構造見学会を

12/22(土)、23(日)にを開催しました。

雨も降る中、足を運んでいただきましてありがとうございました。

古民家再生

窓枠の周りは隙間があるのに

ファンヒーター1台だけで暖たかかったのには驚きました!

断熱性能が良さがよく分かりました。

古民家再生
ここでは、

赤松無垢材30mm厚 桐無垢材30mm厚 一般的なカラーフロアー材

にそれぞれ乗って体感できるコーナーです。

それぞれに乗ってみると足から温度の変化が解ります。

一般的なカラーフロアー材に乗ると足から冷たさが体に伝わってきます。

赤松無垢材30mm厚 桐無垢材30mm厚は冬でも暖かさがあります。



完成は2月末を予定しています。

完成見学会もぜひお楽しみください。

径木は100cm~200cm以上にも及び、樹高も50cm以上になります。

重く強度もあり、真っ直ぐに成長し直材性に優れることに加えて、国産材では、
梁用の太く長い材料は手に入れることが困難なため、クセのない木で、
国産材の同じ径級の丸太に比べて比較的安く入手できるため、梁材などとして普及し、
もっとも身近な輸入材の一つになっています。

間取りコラム

他の樹種と比較しても特に横架材に適し、梁・桁材に多く使われています。

木材の基準強度(無等級)

Fc=圧縮
Ft=引張
Fb=曲げ
Fs=せん断
単純に㎜²辺りで比較すると、約1.3倍、米松が強いということになります。
28.2N/mm²>1.27倍>22.2N/mm²

木材に関しての基礎知識

木材に関しての基礎知識

米松(マツ科トガ(ツガ)サワラ属の常緑針葉樹)

松と言いますが、サワラ属に分類され日本の松とは違い、
さら葉の形がモミに似ていることからファー(モミ)の名前もついています。

現地では主にダグラスファー、あるいはオレゴンパインの名前で親しまれています。

日本では、一般的には日本の松に似た木という意味で「米松」と呼んでいます。

樹齢は一般的に「100年~150年」、それ以上の材を「オールドグロス」などと呼びピーラー材として
内装・造作材などに使われます。

「カスケード」「セミカスケード」など、山脈の名前を付けて呼ばれることもあります。

北米大陸(アメリカ・カナダ)の西武(ロッキー山脈付近)に広く分布し、山の中腹付近に生息しています。

間取りコラム
御前崎市/新築の赤松無垢フローリング
世界の良材

赤松(マツ科マツ属の常緑針葉樹)

文字通り樹皮が赤いので「赤松」といい、葉先がやわらかく「雌松」と呼ばれます。

また、良く似た「クロマツ」は葉先が尖っており「雄松」と呼ばれます。

他にも、カラマツは落葉針葉樹で「落葉松」と呼ばれ、ベニマツは日本でいう「五葉松」のことを言います。

シベリアからヨーロッパにかけての広い範囲に分布し、日本のアカマツは
ヨーロッパアカマツに近いと考えられています。

ただし、シベリアアカマツは、はるかに寒冷地に分布の中心があり、
シベリアのタイガの主要樹種(カラマツ・モミ・シラカバ など)となっています。

木肌は柔らかく、美しい木目で内装材に向きますが、多量のヤニを含んでおり内装材に使う事が難しい材料です。

また高温多湿においては、白太部分にアオと呼ばれるシミができやすく、
入荷時期や保管状況にも非常に気を使わなければなりません。

間取りコラム

バイカル湖周辺の北緯58℃付近で良材が取れます。

冬は‐20℃~-30℃になる寒冷地に育つ、実生の(種から育った)木です。

北へ向かっても日本列島以上に、海が遠いほどの内陸のため、年通してほぼ無風です。

そのため、冬は凍土で根をはれず、夏は湿地帯で地面は暖くても、倒れることなく、
細くても真っ直ぐ上に伸びることが可能です。

樹齢200~300年ほどの、用材にする丸太でも直径30~40cm程度の原木でしかありません。

ですが、目詰まりが非常に良く、素直な直木で、内装材・床板には最適な材料です。
この赤松を、「高温でヤニ抜」をしっかりと行い「含水率5%」まで乾燥することにより、
「良質な床暖房対応の狂い野ない無垢の床板」が完成します。

素材が良材(シベリアの希少な目細材)ということだけではなく、
無垢材は一枚一枚に特徴があるので、機械ですべてを処理することは出来ません。

人の手で、キッチリ仕訳を行い、節埋・パテ埋・仕上・検品などの、きめ細かい加工を行い、
初めて最高級の床板になります。

間取りコラム

フリー板も一般には長さはフィンガージョイントで、幅は狭い板を何枚も接ぎ合わせるのが通常です。

ですが、シベリアアカマツの良品を使うと、長さは繋がず1本物で、幅広い材で、
ジョイントの少ないフリー版も作る事が可能です。

繋ぎ合わせる材が少なければ少ないほど、色身や木目を合わせやすく、仕上がった際に、
より1枚もの板に近い仕上がりになります。

また、合わせる面がすくないので、強度も上がる事が可能です。