日記 

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厚さ75mmの発泡ポリスチレンフォーム

床下に温度差を作ると結露により床下が腐ることがあるため、温度差を作らないように
床全面に厚さ75mmの発泡ポリスチレンフォームを敷き詰めていきます。

南極の昭和基地でも使用された高性能な断熱材です。

もっとも断熱性能が発揮される30倍の発泡倍率により、
真冬でも暖房器1台で快適な生活を約束します。


【ビーズ法ポリスチレンフォーム】
ポリスチレン樹脂に発泡剤・難燃剤を加えてビーズ状にしたものを蒸気で発泡させます。
色々な形状に加工できます。いわゆる発泡スチロールです。
水や湿気に強く軽くて施工性に優れています。



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「木のひらや」壁断熱

壁の断熱施工として、吹付硬質ウレタンの断熱材を施工します。

耐震パネルの中にウレタンをしっかり詰めていきます。

吹き付けると数秒で膨らみながら隙間を埋め、60mmの厚みで家全体を包み込みます。

冷凍庫に使われるほど高断熱で、湿気を吸わないので、
断熱効果が下がったり壁の中でカビが生える心配がありません。

60mmの厚さに仕上げて高断熱の省エネ住宅になります。




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硬質発泡ウレタン
(こうしつはっぽううれたん)
基本的に現場で直接吹き付けるタイプのには断熱材、「硬質ウレタン」が多く使われています。

この「硬質ウレタン」は、高い断熱性能があり、直接吹き付けるため、
気密に関する施工も同時に行うことができます。

気密工事も同時に行う上で、木材は年月の経過で痩せるため、木材への接着性能を高め、
隙間(断熱欠損)を作らない吹付断熱材を使う必要があります。

断熱方法としては、「内断熱(柱と柱の間で行われる断熱方法)工法」となります。

したがって、現場にて直接、吹き付ける断熱材のメリットは、
「高い断熱性能と気密性能」を同時に施工することができる上、
大工さんなどが施工するグラスウール系の断熱材と違い、
専門の吹き付け業者が責任施工で行うため、
どんな住宅でも同様の性能が担保されるメリットがあります。




SDパネル工法

夢ハウスの住宅にはほとんど影響がなかったのは、
地盤調査による適切な【地盤改良】と、
夢ハウスオリジナル【軸組パネル工法】と【剛床工法】にあります。

【地盤改良】
適切な地盤改良により、建物は硬い改良層で支えられているため、
周囲の軟弱な地盤の影響を受けにくくなるのです。


【軸組パネル工法】
夢ハウスオリジナル乾燥材「ドライキューピット」の柱と、
ビーズ法ポリスチレンフォーム特号の断熱材(厚さ7.5cm)を組み込んだ
「夢パネル」を組み合わせた工法です。

断面9cm×1.5cmの筋交いに対して3.3倍の強度(壁倍率)があります。
国も認めた強い壁なのです。(国土交通大臣認定FRM-0050,0051)


【剛床工法】
土台に9.8cm×9.8cmの角材(大引き)を45.5cmピッチに入れ、
仕口がしっかり組んである工法で、在来の「根太ころがし」と呼ばれる
根太工法(4.5cm×4.5cm、30.3cmピッチ)に比べて2.5倍の床剛性がとれる工法です。
(財団法人 建材試験センター測定)
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間取りコラム

構造で一番大事なのは耐震です。
中越地震の激震地が小地谷地区でしたが、1km離れた濁沢地区に
中越地震の10日前に引越した夢ハウスのお客様お宅がありました。

↑の写真は、震度7の激震の翌日に撮った写真です。

建物の外側は、エアコンの室外機とオイルタンクが転倒していましたが
構造には全く問題がありませんでした。

しかし縦揺れ横揺れで、室内の家具や電化製品はめちゃくちゃ、
ピアノは2mも移動していました。

また地割れもありました。
しかし地盤改良工事の手前で止まっていました。

建物の右横の小地谷地区の鉄筋コンクリート製貯水タンクは真っ二つに割れていました。
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中越地震が激震災害に認定され、行政から見舞金や全国から寄せられた義援金の配分の為に、
行政が被害状況調査が行われ、全壊家屋は赤紙、半壊家屋は黄紙、
住居に問題ない家屋には青紙が貼られました。

小地谷地区で唯一青紙が貼られた住宅が、上の写真の夢ハウスで建てた住宅です。
この家はNHK「クローズアップ現代」に放映されました。

地震翌日、施主様が翌日から生活ができるように、食糧・水・仮設トイレ・発電機等、全て整えて
夢ハウスのスタッフは現場に向かいました。

この大震災で、濁沢地区の全ての世帯は避難所に避難し、高齢者が多いため地方を捨てる世帯や
再建困難な世帯があり、大変な被害となりました。

お客様の家の近くには同時期に2軒の住宅が建築せれていましたが、
そのうち1軒の地元で建てた筋交工法の家は全壊していました。

もう1軒は新潟で年間200棟以上施工している工務店が建てた
筋交工法と外張合板を併用した住宅は半壊でした。

この外張合板工法は釘を使って点で支えているだけなので、大規模な中越地震の場合、
本震で釘がついたまま浮き上がってしまい、釘頭が飛んでしまうことがあります。

その後に強度が低下してしまい、崩れてしまった例が小地谷地区でたくさん見られました。

使う工法で地震の時、はじめて被害が解ります。

一般的には合板フロアを勧める事が多くみられます。
なぜ木に似せたニセモノを勧めるのか?
それは天然の無垢材は乾燥がしっかりできていないと、ねじれ、曲がり、変形、収縮が起こりますが、
そのしっかりと乾燥する技術ができないのです。

弊社で使われている無垢材は、日本で初めて高温乾燥を確立し、特許を取り製造しています。
含水率を5~8%以下までおとします。

一般的な無垢材の含水率は18~25%で使われています。
含水率20%の内装材では狂いが生じてしまいます。

室内ではエアコンや暖房などで木はまた変形します。
しかし20%の内装材は金額が3割下がりますが、後々木の狂いが生じてクレームに繋がります。

弊社で使う含水量の高い木は節が飛ぶためパテ埋めしています。
ストッキングで歩いても破けません。
人の手で丁寧に行い、最後は紙やすりの機械をかけます。
工程が3~4工程あり、一本一本人の手で仕上げていきます。
全てが手作りです。

木材に関しての基礎知識