まにゃまる日記

大手ハウスメーカーが集成材を使う理由

大手ハウスメーカーの多くは、構造躯体にも"集成材"を使用しています。

"天然無垢材"に比べて1.5倍の強度があると説明しているメーカーもありますが、
それは天然無垢材の「未乾燥材」と比較しているのです。

天然無垢材は乾燥させるほど強度を増して、未乾燥材の2.5倍までに強くなります。

大手メーカーなどが集成材を使う本当の理由は

「木材を乾燥する手間が必要ない」
「木材乾燥は技術的に難しい」
「乾燥の手間がないので仕入れが安い」
「瑕疵担保保証制度から逃げた」

からです。

集成材
いつも木育広場をご利用いただきありがとうございます。

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ご理解の程よろしくお願いいたします。
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「住宅の瑕疵(欠陥)が認められた場合、施工者(建てた会社、売った会社)に対して築後10年間に渡り、
その修繕にかかる費用の全額の保証を義務づける」=瑕疵担保責任
という特例はこれから家を建てる方も、既に建てた方でも大いに関わってくる問題になります。

仮に施工者や売り主と瑕疵担保責任の期間を10年未満にする特約を結んだとしても、
品確法は法律ですので、10年間の責任が適用されます。

しかし10年を過ぎて瑕疵が発覚してしまったら、その修繕費用はお客様の全額負担になってしまいますので
注意が必要です。「この家、何か変だな?」と思ったら早い段階で施工者に住まいの相談をしましょう。

品確法は皆さんの家を守るための法律です。
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2000年4月に【住宅品質確保促進法】いわゆる品確法が施行されました。

かつてテレビで「欠陥住宅」のスペシャル番組を頻繁に放映していた時期がありました。

この法律は消費者保護を目的として、それまで氾濫してきた
欠陥住宅や耐震偽装などの住宅トラブルを迅速に解決し、
住宅の品質向上のために基準を定めるというものです。
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隙間が瑕疵(欠陥)にあたる理由

日本は高温多湿な気候。やがて結露はカビや、木を腐らせる腐朽菌を繁殖させます。

カビはアレルギーの原因となり、腐朽菌によって土台や柱が腐食してしまうと
耐震性能の高い住宅だとしても倒壊する恐れがあります。
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冬の場合、外壁の隙間から屋外の冷気が入り込み、室内の隙間からは暖気が逃げていきます。

見えない壁の中で双方が混ざり合い結露が起こります。


隙間から雨がしみこみ腐った木材
こうなれば品確法でいう瑕疵に該当するのですが、
もし築10年までに柱や壁のカビや腐食が分からなかったら・・・?

自己負担で修繕することの無いよう、
「木の乾燥」について正しい知識を身につけておくことが必要です。