現場ブログ

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解体工事が終了し、地盤調査です。調査方法はスウェーデン式サウンディング試験機で行います。鋭角な槍の形をした棒を回しながら地面に打っていきます。旧相良商店街どうり両サイドの地盤はよくないということを聞いていましたが、一本南側の通りは地盤の質が違うようで四隅と建物の中心で測定します。1m~2mの深さまではスクリュウーが入っていくのですが、それより深くなると硬くて入っていきません。 地盤改良なしで建築することができます。
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地盤調査がOKであれば、すぐに基礎の準備です。遣り方といって、実際に基礎を造る外側に杭を打って板を貼り、その上に糸を張って、基礎の高さと建物の向き方向を決めていきます。
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道路面から北側の食品庫の一番奥までが14mほどありますので、水の流れが良くなるよう100分の1の勾配で上がっていくと一番奥で14cm道路面より上がることになります。その勾配をとることで北側の脇屋の(ブルーシートのところ)に降った雨はスムーズに南の道路に流れることにながれ道路際の側溝に流れるようになります。
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平成5年までに道路拡幅の計画がありましたので、反対側の道路より8m北側に道路を広くする都市計画法第53条第一項の規定がありいっぱいまで建物を北側に寄せました。道路より南側の庭が4m近くの奥行きができました。
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既存の食堂に床下収納がありましたので同じように新しいものを2台入れました。床ならどこでも設置できるのではなく床を支えている大引きと言う角材(通常9cm角)が910cm(3尺)間隔で入っているので、その角材を切らないように、システムキッチンと対面カウンターの間に入れて施工していきます。床下収納ですから、もちろん収納になりますが、万一床下で不具合が発生した時は、収納を持ち上げるて、床下にはいることができ、点検口になりますので便利です。床下も全てコンクリート打ちになっていましたので床下配線するときに、電気屋さんが綺麗になっているので工事しやすいと喜んでいました。
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物があふれているので、扉の付いた収納がほしいと言うのがお客様の希望です。写真正面に、置き式のカップボードがありましたが、解体時、一緒に解体処分して、天井まで収納できる扉付きの収納にします。  内部は総桐仕上げで、収納する物の大きさで棚板を自由に移動できるように造ります。桐板仕上げにすることで、抗菌効果、殺菌効果があります。さらに調湿効果もありますので、カビや湿気の心配がありません。  写真左側に見える2本の柱は耐震補強の柱になりますので撤去することはできませんので、対面カウンターと絡めて、赤松無垢板を施工してデザイン貼りにします。
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玄関・ホール~LDKに入る引き違い扉の施工写真です。サゲフリ(糸の付いた錘)で垂直を見ます。築30年ともなると必ずと言っていいほど、どちらかに傾いているので、それを直してから建具枠を取り付けます。  現代の室内建具は昔と違い高さが2m以上あります。写真右側に移っている洗面・脱衣入り口の建具の高さが違います。30年前は1.8mが一般的です。当時は、大工さんが建具の枠を造って、それに合わせて建具屋さんが寸法を取って建具を造ります。ですから時間がかかりました。今は建具と建具枠が一緒に現場に入りますので、大工さんだけで開口部が仕上がります。ですから工期の短縮になりますし、美観的に見てもそのほうが美しいです。 建具は万本格子で床と同じ素材の天然無垢の付き板赤松ですので建材の建具と比べ物にならない高級感を感じます。引き違い扉の向こうは30年前でホールからLDKに入るととてもいい香りのする明るいリビングとなります。
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築80年の木造住宅です。 昨年の1月15日にショールームに相談に見えました。最初は当社のリセット住宅に関心がありました。既存の構造部材を再利用して、間取りの変更をし、天然木をふんだんに使って、新築同様に仕上げる工法です。家造り勉強会にもご両親と4人で参加され、リセット住宅の説明と当社の家造りの考え方を理解していただいたように思います。
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80年の間に3回の増築があり、基礎の無い石ころの部分や、低かったり、シロアリ被害になっているところも何箇所かありました。昔の家は天井も低く、黒い梁がH2100ぐらいの高さに出ていたりしている部屋もあります。増築、増築なので床の段差も所どころあります。
特に、お父様からは80年前に建てた和室の柿の木の床柱は気に入られていて再利用するように言われたので、解体工事に入る前に先に床柱を撤去して保管してあります。今度は仏間と押入れの境に取り付ける予定です。
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3回の増築を繰り返してきた建物なので、構造部材もその当時の材料もまちまちで、基礎も低いことや、屋根材のカラベストもだいぶ痛みが来ていました。 概算してみると新築に近い予算になることと、これからの息子さん家族の暮らしを考えると新築「木のひらや+増築」をご提案しました。実際に完成したばかりの新築「木のひらや」ショールームがありましたので、新潟伐採ツアーに参加して見学していただきました。パンフレットや写真とは違い、実際に体感していただいたことでホント喜んでいただきました。 振り返ると、プラン・予算などの打ち合わせに約1年の月日が経ちましたが、その分良いプランができたと思っています。
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解体する前に神主さんにお祓いをしていただきました。「80年間、ほんとお世話になりました。」お嫁に行ったお姉さんもこられて家族全員で感謝しました。 台所の床下に井戸があるよと伺っていましたがコンクリートの輪を積み重ねたしっかりした井戸です。それも神主さんに清めてもらい安心して埋める事になります。  新築「木のひらや」は、他メーカーさんでは真似できない「おどろきの大空間」の実現が可能になりました。全て天然木、自然素材で仕上げ、耐震性、耐久性、省エネ、健康、癒しの空間、プラス大空間、6つ揃った「木のひらや」。今から完成が楽しみです。
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床下地ができたところに厚み30mmの赤松天然木フローリングを施工していきます。樹齢300年のロシア産赤松です。現場は材料を加工しながら施工していきますので、天然木赤松の木の香りが現場いっぱいになります。森林浴効果でも知られるフィトンチットやヒノキチオールなどの香り、美しい木目、肌触りの良さなどは、人を癒す効果があります。さらに時間が経つとあめ色に変化していき、大自然の恵みを家族全員で、毎日、感じることができます。
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ただ、順番に隅から施工していくのではなく、搬入された荷物の梱包を開いて並べ、節の大きさ、色合い、施工した全体のバランスなど考えて職人さんが貼っていきます。  昔から無垢材は乾燥が命といわれています。しっかり乾燥した材料でないと住み始めてから乾燥が始まり、曲がり、隙間、変形、収縮などといったクレームになります。が、当社の使用するフローリングはオリジナル木材乾燥機「ドライナンバー」(特許取得)を使って、内装材は5%以下、構造材で10%以下の含水率基準で乾燥させるので安心、安全です。一般的にこの近隣の問屋さんでは、無垢材の含水率は18%~23%です。この含水率だと、まだ狂います。なのでこれに塗装をし、無垢フローリングとして市販されていることが多いです。塗装してしまえば呼吸できないので変形しませんが、塗膜ができ石油工業品と同じになるので、冷たく肌触りの良さを感じることはできません。
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フローリング材、柱など乾燥機から出すと約1%~2%は戻ります。室内の平衡含水率は6%~7%ですから材料と室内の環境が近いのでほとんど狂い変形はありません。含水率0%にするとプラスチックを解体したようにバリバリに壊れてしまいます。5%残すところに意味があります。  含水率とは、木に含まれる水分のことを言います。木の種類によっても違いはありますが、山で生えている木は120%~150%ぐらい水を含んでいます。自分の体重より多く水を含んでいます。  施工した箇所から養生をしていき床が完了したら、天井下地の補修、壁、造り付け家具、システムキッチン設置、クロス工事、照明、クリーニングと進んでいきます。  他の部屋とまったく違うイメージになるので、完成が楽しみです。
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築30年のLDK天然木リフォームが始まりました。30年も経つとカラーフロアーは接着が効かなくなりブカブカの状態になることが多いです。冬は床下から冷たい風が入り室内はとても寒いです。
 床の張替えの相談伺いましたが、システムキッチンの取替え、和室の壁を抜いて繋げることで30畳のLDKとなります。仕上げは天然木・自然素材で家具テーブル・収納まで同じ素材でコーディネートします。
完成が楽しみです。

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床を剥がしてみると、サニーライトと言う30mmのスチロール系の断熱材が出て着ました。おまけに根太の中間で止まっている為、カラーフロアーとサニーライト断熱材の間に空気層ができている状態になりますので、断熱材は入れてあっても入っているだけで断熱材の効果ほとんどありません。  床下は、束石の上に、束(木)の上に大引き、の上に根太、の間に断熱材(サニーライト30mm)、その上にフローリングと言う順番で仕上がっていました。その工務店の考え方で造り方はまちまちです。
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既存の床を全部撤去して、新しくやり直しです。新しい床下は束石の上に鋼製束(高さ調整ができる)の上に大引き、の上に根太、の上にジュピーノ45mm、の上に構造用合板12mm、の上に赤松無垢30mmフローリングの施工になりますので、子供さんが飛んだり跳ねたりしてもビクともしません。(床の厚みは42mmになります)
 新しい断熱材はフローリング面にピッタリクッツイテいるので断熱効果は抜群です。断熱効果は世界最高レベルの0.020w/(m・k)で、他の断熱材に比べて径年劣化は極めて少なく、素材は熱に強く、燃えにくいフェノール樹脂で環境にやさしいノンフロン発砲の断熱材です。
 グリーン購入法の適合商品にもなっています。湿気で縮むグラスウールとはゼンゼン違います。
 家造りは見えなくなる所が大切です。