現場ブログ

IMG_8886
断熱付SDパネルが外壁回りに全て入ります。筋交いの耐震工事1に対してSDパネルは4倍の耐力があります。柱と柱の内側に嵌め込んであるのが対しkンパネルです。筋交い接合金具部分両端だけでなく、4面で支えることがとても大きな耐力壁となります。外回り全てこの工法で構造部材が入ることで各部屋の窓を大きく取ることができます。採光、風通しが良くなり快適な空間ができます。さらにパネル裏面には高質ウレタン60mmが入っています。(前のブログ)
IMG_8899
それにアルミ透湿シートのタイベックシルバーを施工していきます。
IMG_89821

IMG_89972
屋根には63mmの高質ウレタンが内蔵しています。吹き抜け内部の仕上げ材(写真)赤松突板から屋根仕上げ材瓦までの構造が10層構造になっている為ロフト空間に居ても太陽の放射熱を受けることはほとんどありません。10層構造の内部は基礎土台から上がった風が外壁外側を通って屋根裏外側を通って棟に抜ける構造になっているので瓦屋根が太陽の放射熱を受けても熱を逃がす構造になっています。さらに太陽熱を96%カットするレフミラーも内蔵しています。
IMG_89461
床の断熱材はポリスチレンホーム30倍発砲75mmを使用しています。白く見えているのが断熱材です。南極昭和基地で使われた断熱材で40年経ってもほとんど劣化しなかったことが実証されています。ポリスチレンホームは一般的に90倍発砲で良く魚屋さんで使われている発砲スチロールの箱がありますが30倍発砲は一番断熱効果が高まります。床下の構造は通気が良く造ってあるので白蟻も住めません。その風が室内に上がって来ないようにポリスチレンホーム75mmを使用しています。
IMG_89871
外壁内側にも高質ウレタン60mmを施工します。外壁側は通気をとって、室内側に断熱材を施工します。基本的に室内側は断熱材をピッタリ施工し外壁側は通気性を確保することで柱などの木材も呼吸することができます。呼吸できることで耐久性が出てきます。木造住宅は通気が命です。通気をとって断熱性を高めることが、「夏涼しく、冬温かい!」住まい造りになります。
IMG_07307
築64年2階建ての古民家です。

娘様夫婦が受け継ぎ、高性能な住宅に生まれ変わります。

解体され、土台と柱だけの状態です。
IMG_07274
床下の基礎作りの準備が行われています。

鋼製束を入れるために束石が並べられています。

湿気が上がらないようにビニールが引き詰められており、この後、コンクリートが流されます。
IMG_07282
現在、柱の調整が行われています。  

長年にわたって耐えてきた柱の歪み・傾きを水平、垂直に戻していきます。

新規プランに伴い、サッシ取り付け柱が新たに加えられました。

今後も現場状況をお伝えしていきます。
IMG_8776
上棟式が2日で終了となり、屋根下地、外壁迄完成します。一般的な木造住宅の建て方では、まだ骨組み状態が通常ですが、工場で耐震パネル、登り張り天井、吹き抜け面の赤松突板仕上げまで工場で施工して現場に搬入するので現場での工期は大きく短縮できるようになりました。ですので上棟式に吹き抜けの登り張り天井が完成します。天井は断熱、遮熱効果の高い10層構造になっているので2Fロフトは1FLDKと1度ほどしか違わない温度ですので快適な居室として使用することができます。
IMG_8793
更に屋根パネルの上にプラスターボードを施工するので断熱、遮熱効果は高まります。その上にアスファルトルーフィングを敷き、瓦桟を施工して瓦を葺いていきlます。屋根の勾配も5寸ありますので瓦屋さんも瓦葺きも大変です。最近は施工が簡単な片屋根を多く見かけますが耐久性からすれば昔から伝わる切り妻屋根の方が安心できます。
IMG_8833
ルーフィング、瓦桟が終了っしたら瓦を葺いていきます。軒先を基準にして棟迄上がって行きます。最後棟迄上がり切った所で棟瓦を施工します。棟の部分の瓦は土台~上がった風が外壁外側を通り、軒屋根から棟迄行った風が棟から出るような構造です。そうすることで土台、柱、梁などが呼吸することができて耐久性が高まります。その通気の風が室内に入ってこないように、屋根、壁、天井には高質な断熱材を施工してあります。魔法瓶のような家造りです。
IMG_8712
菊川市下平川に新築「木のひらや」工事が始まりました。耐震性、耐久性、省エネ、健康、癒しの空間、この五つが全て揃った高性能住宅です。耐震等級3の倒壊しないと言うレベルの住宅です。国土交通大臣認定のSDパネル4倍を外壁回りには全て入ります。そうすることで各部屋のサッシ窓も大きく取れます。
IMG_8756
SDパネルは柱と柱の間に嵌め込んで、土台から桁(梁)まで届くように嵌め込んでいきます。一般的な筋交い工法やツーバイフォーのようにパネルを柱と柱に釘で止める工法より4面で受け止めるので耐久力があります。震度7クラスの地震が来ても筋交い金具が外れたり、パネルの釘がちぎれてブカブカになることはありません。柱と柱の間に嵌っているので外れたり、釘がちぎれたりすることはありません。丁度、枠の厚みがあるので箱型になったものが柱と柱の間に嵌めた感じです。ですから次の柱との間にも入っていくので建物全体を囲い込む形になりますのでどんな揺れでも倒壊することはまずないでしょう。
IMG_8754
二日間の上棟で屋根、壁ほとんど完成しますので工期の短縮もはかれます。屋根パネルも10層で断熱、遮熱構造でしっかり施してあるので1Fとの温度差は1度ほどで快適な空間が造れます。屋根も国土交通省認定の2.2倍、壁は4倍、床も剛床工法で床剛性3.7倍の構造の優れモノです。壁だけ強くても耐震性は良くなりません。天井、壁、床すべて整った所で本当に耐震性のある建物と言えるでしょう。