スタッフの現場日記

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「早く建て替えたいなんてまったく思っていませんでしたが、今は、もっと早く建てれば

よかったと思っています」悩んだ末に建て替えを決めたご主人がそう語るには訳がある。

前の家のいいところを、新しい家の随所に取り入れたのだ。

まずは、お父様の想いを宿す古材だ。

お祖父様によって選りすぐられた前の家の木材は、新しい家にも十分使える強度を持つも

のがたくさんあった。歳月を経て増した色つやも美しい。そうした古材を新しい家に

活かそうと決めたのだ。和室の天井やリビングの梁などに、新しい木材と古材が

バランスよく配された。ご主人が「ふと目お上げたときに前の家の木材が目に入ると、

なんとも言えぬ懐かしい気持ちになりますね」

と話す通り、子供の頃からの思い出を大切に受け継いだ家になった。
和室
基本的な間取りも前の家と同じだ。もちろん、細かく仕切られていた部屋を

ひとつにしたり、縁側を設けるなども、今の暮らしに合わせてアレンジを施した。

けれども、ビングや和室にのある場所など、基本的な間の置き方

変わっていないのだ。それは、前の家がこの地域の気候風土に相応しい

間取りだったからだ。

「一般的には東南の角をリビングにするようですが、ここでは北東向きが一番いい。

田んぼからの涼しい風が家の中を通り抜けていくんです」

確かに、家の中を抜ける光と風が心地いい。

「昔の人にとって家づくりは一世一代の大仕事でしたからね」

丸山さんのお祖父様精魂込めてつくった家は、現代の設計者も❝これしかない❞

という間取りだったのだ。
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ひとめ惚れした丸太を一本だけ買った。
10家族のものがたり
何世代もの時代(とき)を超えた、大きな大きな杉の丸太

ーその一本の木との出会いが、丸山さんの家づくりの

スタートだった。「前の家には思い入れがあったので、

建て替えたかったわけではないんですけどね・・・」

ご主人が、当時の想いを語ってくれた。建て替える前の

はご主人が7歳の頃から住んでいた家で、両親や祖父母

過ごしてたたくさんの思い出が詰まっていた。

家そのものもお祖父様が木材を吟味して建てられたこの

地域らしい和風建築で、簡単に取り壊すには惜しい風情

湛えていた。とはいえ、新潟を襲った4度の地震のため

あちこちが傷んでおり、中越地震の後には隙間風がに染

みるようになっているのも認めざるを得なかった。

「建て替えましょうよ」という奥様の声に背中を押されて

渋々出かけた先で出会ったのが、夢ハウスだった。
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そして、1本の太とめぐり会った。それは、本社の工場

に訪れたときだった。トックヤードに保管されたたく

さんの木材の中に、ひときわ大きく、年代を感じさせる杉

太がに付いた。丸山さんは家を建てようと思っ

参加したわではなかったが、の丸太を見た瞬間

これで和室をつくう」決めてしまった。「そのとき

にはまだ家を建てようとは決めていなかったで、

かしな話なんですけどね」丸山さんは、う言って

う。ひとめ惚れした丸太をその場で購入したの、その

丸太が柱になるまでにはばらく時間がかかた。
木のおもちゃ:口に入れても安心
プラスチック製おもちゃの原料は石油です。
おもちゃの形に加工されるまでに、有機溶剤や添加物
などの化学物質がたくさん使われています。

その中には舐めると有害物質が溶け出す恐れのあるものもあり、
小さな子供のおもちゃとして、ふさわしいかどうか、与える前に
よく見極める必要があるようです。

一方、木は口に入れても害のない自然素材です。
何でも口に入れたがる赤ちゃんが使っても安心です。
小さな赤ちゃんが口に入れても安心・安全な木のおもちゃ。
最近は、お米で作られた積み木やお米と野菜で作ったクレヨンなどもあり、
食べられないけれど「食べれる積み木」というものもあるようです。

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木のおもちゃ:五感を刺激し集中力を育んでくれる
プラスチックなど他の素材で造られたもおもちゃに比べ、
木のおもちゃには、どこか温かみを感じますよね。
デザインがごちゃごちゃしていなく❝ほんわか❞したものが
多いというのも理由のひとつでしょうが、木そのものの特性が
そう感じさせてくれているという面もあります。

木は生命です。人間と同じ細胞からできており、そこには
多くの空気が含まれています。そのため断熱性や保温性に
すぐれているのです。

また、五感が敏感な乳幼児に木のおもちゃ
ようです。触ったときの柔らかさや温もりだけではなく、
木独特のにおいや木目の美しさ、おもちゃ同士をぶつけ合った
ときなどのまろやかな音など、木のおもちゃは五感を刺激する
要素をたくさん含んでいます。

大人なになると視覚や聴覚が主になっていきますが、
子供の頃は、においを嗅いだり舐めたり、五感を駆使していますよね。
だからこそ、この時期に五感を働かせるものに出会って、
発達させていくことが大切なようです。
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想像力・創造力を育む
木は、複雑な加工がしにくい素材なので、
木のおもちゃはシンプルなつくりになっています。

たとえば、木のおもちゃとして代表的な積み木を例に挙げてみると、
丸かったり三角だったり四角だったりするだけ。
名前こそ「積み木」ですが、必ずしも積んでいくことだけが
遊び方とは限りません。楽器のように打ち鳴らしてもいいでしょうし、
ころころ転がして、その動きをを観察するのだって立派な遊びです。

つまり、シンプルなデザインゆえ遊び方が限定されず、
子どもの創造力を刺激することが、木のおもちゃが持つ強みの
ひとつだそうです。「これはどんなふうに遊ぶと楽しいんだろう?」
「そうか、こんな遊び方もできるんだ!」そんな試行錯誤や
発見が、子どもを夢中にさせるようです。

決まった手順で決まったとおりに遊んでもらうのもよいですが、
たまには、遊び方が固定されていないおもちゃを与えて
子どもにまかせてしまうのもよさそうですね。

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