断熱材
(だんねつざい)
弊社では、床に30倍発泡のビーズ法ポリスチレンフォームを採用しています。

南極の昭和基地でも使用されているもので、JIS規格による耐火試験では火源後退後3秒以内に火が消えるという性能も有しています。

壁には硬質吹付けウレタンフォームを採用。吹付けてすぐに発泡し、細かい隙間も充填するため熱を逃がさず、壁内部結露も防ぎます。

水や湿気で収縮することもありません。屋根には熱伝導率の低いフェノバボードを使用しています。

微細な気泡が断熱力を高め、その性能はグラスウールの2.4倍とされています。

グラスウール
(ぐらすうーる)
グラスウールは、「乾燥した空気を静止させて断熱」しているで断熱材です。

グラスウールはガラス繊維で空気室に留まっている「空気の断熱性能」を利用して断熱している住宅用の断熱材です。

単純に密度が高ければ高い程、空気室が細分化され、繊維の太さが細ければ細い程、密度を高くすることができるため、空気室の細分化はより空気を留めておくことができ、断熱性能が良くなります。

しかし、グラスウールは、水分を含むと重さからズレ落ちたり、空気が対流する空間があると断熱性能が落ちるというデメリットがあります。

湿気に弱く、結露水や湿気を貯め込むため(実際、吸水性等はない)仕上がった壁の中で水分の重さにより、下にずれ落ちてしまいます。

ズレ落ちたグラスウールはそのまま水分を含み続けるため、換気や通風などで乾燥しない限り、常に水分を含み、木材や壁などを腐らせ、カビが発生、住宅の寿命を縮める原因となります。

また、ズレ落ちることで断熱材が無くなった部分からの熱損失が大きくなり、住宅の断熱欠損となりますので、夏暑く・冬寒くなる原因にもなります。

「空気を静止させて断熱」するということは、グラスウールで断熱している住宅は、壁の中の断熱層(断熱材を充填している部分)に空気の対流が起きると断熱性能が悪くなり、空気の対流が「隙間」と室内及び室外からの「温度差」により生じます。

熱の基礎知識として、温度差のある空間では「自然対流」が起き、空気が動くため「空気の断熱性能を利用して断熱しているグラスウール」は断熱性能が悪くなってしまう原因となるのです。

もちろん湿気を含んでいる空気はなおさら影響を受けます。

硬質発泡ウレタン
(こうしつはっぽううれたん)
基本的に現場で直接吹き付けるタイプのには断熱材、「硬質ウレタン」が多く使われています。

この「硬質ウレタン」は、高い断熱性能があり、住宅の内側から直接吹き付けるため、気密に関する施工も同時に行うことができます。

気密工事も同時に行う上で、木材は年月の経過で痩せるため、木材への接着性能を高め、隙間(断熱欠損)を作らない吹付断熱材を使う必要があります。

断熱方法としては、「内断熱(柱と柱の間で行われる断熱方法)工法」となります。

したがって、現場にて直接、吹き付ける断熱材のメリットは、「高い断熱性能と気密性能」を同時に施工することができる上、大工さんなどが施工するグラスウール系の断熱材と違い、専門の吹き付け業者が責任施工で行うため、どんな住宅でも同様の性能が担保されるメリットがあります。

ただし、デメリットとして費用がグラスウール系(繊維系)断熱材よりも高額となるため、ローコスト住宅等ではほとんど使われることはありません。

発砲ポリスチレンフォーム
(はっぽうぽりすちれんふぉーむ)

夢パネルで断熱材として使用している75mm厚のビーズ法ポリスチレンフォーム。

吸水性が低く湿気の影響をほとんど受けない。自消性があり、燃やしても有害ガスの発生がきわめて少ない。

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Q値
(きゅうち)
熱損失係数。断熱性能を数値化したもので、数値が低い程外気温の影響を受けにくい。

高気密住宅
(こうきみつじゅうたく)
気密性・断熱性を高め温度を一定に保つことで快適な室内環境を求める住宅。
一般的に外断熱を採用し、窓にはアルミサッシ、ペアガラスなどを用います。
高気密の仕様では新鮮な外気が入りにくく、内部には汚れた空気が停滞しがちになる。


遮熱シート
(しゃねつしーと)
数百度の寒暖差がある宇宙環境に耐える、宇宙吹くの赤外線反射構造を採用しており、熱の原因である赤外線を96%カットします。
断熱材との組み合わせにより、屋根の表面は78度の高温でも小屋裏の天井面は27度という高断熱を実現します。

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