リフォーム事件簿ー調査ファイルNO.12~14
調査ファイルNO・12
〈内部結露の被害(1)〉
築15年の住宅。
新しい暖房器具を使っていても、冬の寒さに耐えきれず、断熱材が悪いのでは?
と壁の中を調べてみた。
中に入っていたグラスウールは湿気で濡れ、壁の下に溜まっていた。
部屋の中の暖気と屋外の冷気により、壁簿中に内部結露が発生した結果だった。
調査ファイルNO.13
〈内部結露の被害(2)〉
シロアリの被害に遭い、床下から壁、屋根裏まで調べたところ、家中の木が腐ってしまっていた。
断熱材にまでカビが発生し柱が土台に食い込み、家が傾いていた。
わずか築7年で家中が腐った原因はやはり内部結露。
不完全な壁体内の通気が招いた被害。
調査ファイルNO.14
〈床強度低下〉
カラーフロアと呼ばれる合板の床板がところどころ剥がれて波を打っている。
しかも、足をふみ入れるとグニャっとした感触。
さらに床をはがすと、床を支える「束」の高さが違う。
床下からの湿気で、床が剥離。
しかも床下はずさんな工事で大引きがほとんど入っていなかった。
これらの失敗例に注意して、家づくりを検討してください!
内部結露
(ないぶけつろ)
乾燥が不十分な木材のために、室内の暖気と屋外の冷気が壁の中で混ざり合って結露をおこすこと。
結露が原因となって、
結露→カビの発生→木を腐らせる「腐朽菌」を呼ぶ→土台や柱が腐り、断熱材は水分によって縮んだまま戻らなくなる→室内はあたたまらなくなる、
といった問題を引き起こします。
シックハウス症候群
(しっくはうすしょうこうぐん)
建材に使われているホルムアルデヒドから発せられる成分や、結露によって発生したダニやカビを吸い込むことによって引き起こされる症状。
喘息、頭痛、アトピー性皮膚炎等の症状があらわれる。
2003年7月に「シックハウス法」が施工され、有毒物質の揮発量が少ない材料を「F☆☆☆☆(フォースター)」として認定し、その基準値に達していない材料は、内装材として使用できる量が制限されました。
夢ハウスの無垢材は規制対象外です。
夢ハウスでは貼り合わせのない無垢材と、調湿効果のある珪藻土をクロスにして室内を包み込んでいます。
ホルムアルデヒドの気中濃度は厚生労働省の指針値の5分の1の数値であることがわかりました。