現場ブログ
2024.6.6

床断熱材ミラネクストΛ50mmを施工している所です。断熱材の両サイドはテーパー加工してある為嵌め込んでいくだけなので作業性もアップします。ミラネクストΛ50mmを使用しています。No1の断熱性能(熱伝導率0.022W/m/K以下)。そしてNo1の防水性能でもあります。吸水量0.01g/100cm2以下ですのでグラスウールのように湿気や水を吸って縮むともとの大きさに戻らない断熱材ではありません。

幾ら良い断熱材であっても施工の仕方が良くないと断熱効果は無くなります。室内側に空気層ができないようにピッタリ付けて施工し、外壁側は基礎から入った風が軒天から出るように施工していきます。こうすることで木材も呼吸ができ耐久性にもつながります。築90年以上石基礎の上に載っているだけでシロアリの被害に合わないのは通気性が良いことにだと思います。グレーの断熱材の周りにウレタン断熱材を葺いて隙間を埋めています。

北西の6畳が増築してあった所です。屋根の取り合いが悪く雨漏りの原因になっていました。屋根下地、垂木、梁、柱はほとんど新規に作り直す形です。土台は何とか使える状態です。天井、壁、床は内側に断熱材を施工して、外壁側は風が通るように施工してあります。木材もその環境であればまた百年の耐久性を維持できます。
2024.6.3

耐震補強です。能登半島地震から半年がたとうとしていますが、まだまだ復旧には時間が掛かりそうです。一日も早く元の生活に戻れるようになることを願うばかりです。他県での地震のこともあり例年の耐震補強工事は増えています。東海沖地震も言われるようになってから45年以上が経っています。必ず来ると言われる大型地震に備えて高性能リノベーション(リセット住宅)と同時に耐震補強することでコストも抑える事ができます。昭和56年以前の建物で簡易診断して0.7以下であれば、それを1.0以上に耐震補強することで補助金を利用できます。1.0以上で一応倒壊しない「耐震等級1」。1.25以上で「耐震等級2」。1.5以上で倒壊しない「耐震等級3」。となります。

写真はSDパネル+制振装置(ウインダンパー)の組み合わせです。≒40坪で13ヶ所ウインダンパーが入りました。地震エネルギー50%を吸収するのでSDパネルと組み合わせて施工すれば耐震性はグンと上がります。純国産品で長期60年耐久(20年保証)になっていますので安心。安心・安全の家は、耐震(剛性)+制振(靭性)+構造計算(信頼性)の三位一体が基本ですね!

6/15(土)、6/16(日)で古民家再生構造見学会を行いますので、ご近所、お友達、ご家族で是非ご来場ください!お待ちしています。