この梅雨時でも、すのこクローゼットは安心・安全!

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桐ダンスと同じ考えで収納・クロゼットを造っています。一般的には新建材で仕上げているところが多いですが桐板で仕上げることで桐材の持っているタンニンという黒い成分が害虫を抑える事ができます。桐材には調湿効果、抗菌効果、殺菌効果があります。こんな梅雨時でも収納内部はとても快適な空間になっています。先人の人達が桐ダンスを使用していたこともうなずけます。 寝室も総桐仕上げで施工することが多いです。深い睡眠も期待できます。
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桐材を製品にするのにあく抜きという作業があります。約25mプールの広さに40℃のお湯に3回沈めて灰汁を出します。そうするとお湯がコーヒー色になり、フローリングなどの製品は白に近いフローリングが出来上がります。湿気を吸うことで表に出てくる成分がタンニンです。収納部分に使用する桐板はあく抜きを2回にしておきます。少しタンニン成分をのこしておくことで防虫効果となります。使用する場所であく抜きの回数が変わってきます。写真でもわかるように正面の左側が少しこげ茶色になっているのがわかります。汚れではなくタンニン成分です。 棚板が2段になっていますが、この棚板が「すのこ」になっています。隙間が空いた棚板ですので今の梅雨時にはもっも適当な商品と言えます。これも全て桐材でできています。