現場ブログ

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新築、地震に強い!在来軸組み(SDパネル工法)の新築tumiki(自由設計)この地域で2棟目となりました。4トントラック5台で搬入です。通常の木造住宅(在来工法)に比べ、1.5倍の材木が使われます。
耐震等級3の造りです

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熊本地震視察に行ってきましたが、前震マグニチュード6.5、本震7.0と2度の地震を受けた所の家の筋交い工法はほとんど1階が倒壊して、建て替えるという状況です。
実際にそのゆれを体感した商工会の会長さんにお話を伺ったところ、「前震で地域の皆さんが商工会に非難していた2日目にマグニチュード7が来たたのでビックリです。深夜1:00過ぎでしたので、逃げ出すことも、動くことができなかったようです。避難訓練もまったく役に立たなかったと言っていました。商工会議所は平屋の鉄筋コンクリートでしたがヒビ割れ一つありませんでした。地盤は岩盤でしっかりしているといっていました。建て直し、建築中の家がありましたがほとんどが平屋造りでした。

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8人の大工さんで上棟式を行ない、屋根(野地)壁(SDパネル)まで仕上げることができます。二日間で屋根壁まで仕上がります。プレカット工場で、そこまで加工することで現場での人件費のコストを抑えることができます。
SD工法は、柱と柱の間に箱状のパネルを差し込むことで壁倍率3.3倍(国土交通大臣認定)となります。
ですから、上棟式、風が強かったんですが、二階の屋根に乗っても安心です。
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壁ばかり強くても耐震性はよくありません。土台の上に大引きという材木が入ります。(床フローリングの下の構造)通常の住宅は、910mm間隔の上に(45mm×45mm)を303mm間隔で施工し、その上にフローリングを施工しますが、弊社では910mmにもう一本98mm×98mmの太さの大引きをもう一本入れるので、間隔が(455mm×455mm)そうすることで、床の構造は一般在来の3.7倍の強さを実現することができました。そして二階の床の構造も同じつくりになります。これが新潟中越地震、中越沖地震にあっても、一軒だけ倒壊しなっかった理由の一つです。家造りはデザインだけでなく、見えないとこるが一番大切です!


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耐震性ばかりでなく、耐久性も優れています。土台には4寸角の1000年ヒバ材を使用します。材料に顔を近づけるとヒノキチオールと言う成分の香がします。この香りは害虫を寄せ付けない効果があります。濡らしてみると、その香りがさらに強くなります。基礎部分は基本乾燥するように換気口や基礎パッキンなど風通しを良くするようにっ作ってありますが、湿気や風通しが悪くなると、シロアリや腐朽菌などが発生して、木材の被害や木を腐らせます。そうならないよう自然の力を利用しています。昔の大工さんは「木まわし」と言って、その木の性質を良く知り、その場所に使ってあげることが一番よい使い方だと言います。土台には、ヒバ、桧、栗を使うのがベスト!。樹齢150年の木は適材、適所で使ってあげれば150年持ちます。床下と言っても人の住まいですから、薬品は使わないほうがいいですね。5年に一回駆除代金25万円くらいかかる家よりいいと思います。住んでからお金の掛からない住まい、省エネ健康住宅の始まりです。やはり家造りは見えないところが一番大切です!
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リビングダイニングの赤松天然無垢30mmフローリング施工です。原産地はロシア。地図で見るとロシア(マイナス47℃まで気温が下がる)の真ん中あたりから伐採して、ロシアで製材したものを、新潟の港に入れ、夢ハウス製材工場に入れ、さらに製材し、天日に干してから、オリジナル乾燥釜に入れて乾燥させます。含水率(木が含んでいる水分)を5%まで乾燥させます。そうすることで生活に支障のないフローリングが出来上がります。通常、無垢材は施工してから、変形すると言いますが、ここまで乾燥させるとクレームにはなりません。含水率0%ではいけません!プラスチックのようにバリバリになってしまいます。山に生えている木は含水率約150%と自分の体重より多く水分を含んでいます。それを乾燥釜に入れて水分とヤニを出し切ります。これが大変難しい。他社ではまねできません。
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マイナス47℃にもなる環境で育った赤松ですから、1年で数ミリしか大きくなりません。樹齢300年の天然木赤松。耐久性に優れ、素足で歩く、寝転がっても気持ちがいい、本物の天然木自然素材です。冬暖かく、夏は涼しい、毎日大自然の森の中で生活しているようです。
ちょっとした旅館に宿泊するより、自宅にいることが一番になるんではないでしょうか?
27畳リビングの真ん中には琉球畳を9枚敷き寝転んでもテレビを観ることができます。
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システムキッチン、家電収納も無垢扉で統一しました。リビング収納も3箇所設け十分なスペースをとりました。内部は全て桐板仕上げで、収納棚まで桐で仕上げてあります。食品庫は移動棚で、入れる商品の大きさに合わせて棚を移動することができます。
桐材は、調湿効果も高く、抗菌効果、殺菌効果もあります。先人の人が衣類の収納などに桐を使ったことは納得がいきます。特に食品庫には最適な造りだと思います。先人の人知恵はすごいと思います。日本の風土に合ったもの造り、これを学ばないといけません!
写真は現場の途中でゴタゴタしてますがもうじきに完成しますので、ご家族、友人誘って、現場見学会に来て、五感で体感してみてください!
この地域では見ることのできない住まい造りがご覧になれます。
年に一度は感動しましょう!お待ちしています。
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根太下地工事ができたら、断熱材(ラムダ50mm)を入れて、その上に構造用合板を敷いて仕上げます。
床の上に乗っているブルーの商品がそのものです。発砲プラスチック断熱材でNO1の防水性能給水率0.01g/100cm2以下。
ウレタンフォームやフェノールフォームと比較して吸水量が小さいので、吸水による断熱性能の低下は心配ありません。
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下地工事が終了したら、赤松無垢フローリング30mmの施工です。南面吐き出し部分から施工していきます。テレビカウンター手前に、9枚の琉球畳が入ります。前日にお客様とリビングのバランスにあわせて位置を決めました。
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寝室は桐の無垢フローリング30mmの施工です。フローリング一枚の長さが赤松フローリングと違って1800mmなので、丁度半分の長さなので施工しやすいです。
桐の無垢フローリングは空気層がたくさんあるため、その上に立ってジッとしていると、自分の体温が保たれ、とても暖かいです。寝室に使用するのは最適です。調湿効果もあるので深い睡眠ができます。さらに抗菌効果、殺菌効果もあります。
昔の人が桐タンスに使用したことがよく理解できます。
寝室は総桐仕上げです。うらやましい~限りです。
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外壁は全て高質ウレタン60mm施工です。床下に施工したラムダと同じ性能があり、水分を通しません。基本、住宅では使用しません。よく冷凍庫の外側に施工してある商品です。
吹き付けウレタンも安いものから、高質ウレタンまでさまざまです。指で押してへこむようなウレタンでは水分を当してしまいますので注意してください。
ウレタン吹き付け終了後、空気層をしっかりとって、防湿タイベックシルバーを施工し遮熱します。