現場ブログ

御前崎市の脇屋リノベーション
湿気ていたグラスウール断熱材もすべて撤去して、構造部材(土台、柱、筋交い、梁を残しての全面改装です。築35年ということで、柱、土台、梁などは、現在のように集成材ではなく、かえって古いことで本当の無垢材が使われています。さらに昔ながらの工法で「貫」(柱に穴を開けて、柱から柱までつないである工法)が使われています。ですから耐震性も高くなります。さらに内側から構造用合板を施工し、土台から桁までとどくように施工すれば耐震補強と同じになります。2.5倍アップします。2Fの部分は施工が終了しています。
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耐震性を高める為、屋根瓦を撤去して、GLガルバニュウム(エバールーフを施工します)横葺きといって、横にラインが入ります。写真は破風といって、屋根の終わりの側面に貼り付ける板材を加工しているところです。築35年も経っていると破風板もぼろぼろですので、撤去して取替え、新しい破風板を取り付け、ガルバニュウムで包みかぶせます。そうすることで、その後のメンテナンスがほとんどありません。よく破風板に塗装してある住宅を見ますが、木材と塗料は密着がよくないので、何年かすると剥がれてきます。もし、塗装するのであればガードラックをオススメします。
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家の性能をよくするため、屋根(野地)に空気層を設けて、レフミラーを施工します。アルミのシート材です。アルミは熱伝導率が良く98%ほどありますが、空気層を設けることで遮熱96%の力を発揮します。この原理を利用して野地の上にサンドイッチ状態で空気層をとって施工します。脇屋の2Fは天井が低いので真夏は暑くて・・・・。これだけでかなりの効果が期待できます。体感してみると良くわかります。こんなアルミのシート一枚で?ホント!
さらに内側からも、断熱材を施工して、性能を高めます。それでは次回へ
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全面リフォームリセット住宅の解体が始まりました。
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外壁を撤去してみると、断熱材のグラスウールが湿気を含んでグラスを包んでいた袋が破けています。築35年も経つと断熱効果はほとんどありません。
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築35年の脇屋を全面改装します。耐震性、耐久性、省エネ、健康、癒しの空間。に優れた住まいに蘇ります。
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息子さん夫婦が帰省するにあたり発生した、省エネ、健康住宅リフォームです。
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1階の一部は倉庫にもなっています。
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トイレは和式の兼用便器。
掛川市13.5坪の脇屋大改造リセット住宅
母屋の隣にある脇屋13.5坪の天然木リビング改装です。
物置として使っていたのですが、親戚、友人の人たちが集まって安らげる場所がほしいと言うことで、築35年の平屋を天然木、自然素材を使ってリセット(蘇らせる)することになりました。
既存の写真は南側の吐き出しのところ側から撮った写真です。アフターの写真は、南側と北側の吐出しから撮った写真です。内装を全面解体しました。内側から見ると良くわかるのですが、切妻の屋根だったようですが、途中、入母屋の屋根に葺き替えた跡がありました。昔は入母屋の屋根のほうが価値があるといわれていたからだと思います。材料の色が違っていました。
掛川市13.5坪の脇屋大改造リセット住宅
二つの間仕切りを撤去して、ワンルームにしてみると、広々、気持ちがいいものです。フローリングはー47度にもなるロシアから輸入樹齢300年の赤松、厚み3センチもあります。含水率(木が含む水分量)5%までキッチリ乾燥した商品です。含水率5%まですることで、施工後の変形、収縮はほとんどありません。さらに、キッチリ乾燥することで、耐久性もさらにアップします。通常、この地域で市販されている無垢材は塗装がかけてあるので、無垢の素材感はなくなってしまいます。ウッドライフと言う天然素材ワックスがかかっているので、素足で歩くと木のぬくもりを直接感じて、癒しの空間になります。天井、壁には珪藻土クロスで仕上げてありますが、通常のクロスメーカーで作られている、珪藻土クロスよりも厚みがありますので、調湿効果がまったく違います。また色合いも、天然素材にピッタリあうこの一色のみで、夢オリジナルクロスです。
掛川市13.5坪の脇屋大改造リセット住宅
お姉さんの着物が沢山あるということでしたので、収納スペースを1間で4ヶ所も設けました。扉はフローリングに合わせた無垢赤松です。建材の塩ビのクロゼット扉とは価値が違います。内部は総桐仕上げで、枕棚ハンガー付、中段も取り付け、施主さまの希望を聞いて使い勝手の良い収納となりました。さらに総桐仕上げですので、一生防虫剤がいりません。たまに、黒い成分が出る場合がありますがタンニンといって自然の防虫剤です。休日は、素足でごろごろ寝るととっても癒されると思います。